本稿前回は、一旦、通常版的な投稿の方向性に戻し、マニアックな海防戦艦のお話をしましたが、どうもそれ以前の数回の投稿で架空艦モデルの制作、しかもそのうちには完全な妄想艦まで交えてご紹介したことで、元々おそらく筆者が濃厚に持っていたのであろう…
数回に渡り再生ドイツ海軍の一連の未成戦艦や、そこからの妄想の発展形としての日本海軍の56センチ主砲搭載戦艦など、計画と妄想の入り混じった「計画艦・架空艦」など、ちょっと派手目の投稿が続いていたのですが、前回で一旦終了し、今回は新着モデルに関…
今回は珍しく筆者の予想通り「H級戦艦-44型」の艦底パーツが届いたので、そのご紹介を。かなり「おまけ」的な回になりそうです。 1:1250スケールモデルの艦底パーツ そもそも筆者が本稿でご紹介している1:1250スケールの艦船モデルは、一部の潜水艦を除いて…
本稿前回では、ナチス・ドイツ海軍再建計画の主力艦の到達点である「H級 44型」戦艦のモデルご紹介に関連し、架空戦記的に「これに対抗するべく日本海軍が22インチ砲搭載艦の建造に着手」として、「22インチ砲搭載艦」の仮組みまで漕ぎ着けました、というお…
本稿前回では、第二次世界大戦前の再建ドイツ海軍、その再整備計画であるZ計画の「到達点」というべき13万トン超えの巨大戦艦「H級戦艦 -44型」のモデルをご紹介しました。それに刺激を受けて、これに対抗する日本海軍の22インチ主砲搭載艦の制作に着手、と…
模型生活の話に入る前に、少し余談を。 先週末はちょっと面白いホテルでゆっくりとしてきました。 汐留のパークホテル東京で、特に31Fはアーティストフロアと呼ばれ全室それぞれのテーマで壁に絵が直接描かれています。 汐留:パークホテル東京で過ごす週末 …
前回、おそらく今回はこのところ筆者の大関心事であるドイツ海軍Z計画で開発予定だった「H級」戦艦の「H44型」(排水量:13万トン強の巨大戦艦)のモデルが手元にと届いている頃だと思うのでそのご紹介を、と予告していたのですが、いまだに手元に到着してい…
本稿前回で、筆者の興味がドイツ海軍の一連の未成戦艦、いわゆる「H級」と呼ばれるシリーズに向いている、というお話をしました。 大好きなフランス海軍の黎明期の戦艦群(「前弩級戦艦以前の主力艦群」の方が表現が正しいかな)の仕上げなど、諸々、仕掛か…
本稿の前回投稿では、ヴェルサイユ体制下で沿岸警備目的の小海軍として存在を許された新生ドイツ海軍の代替艦設計問題に端を発し、その後の英独海軍協定以降の、いわゆる無制限での整備となった第二次世界大戦期のドイツ海軍主力艦の整備状況のお話をしたの…
本稿ではこれまで第一次世界大戦敗戦後、ヴェルサイユ条約体制下で成立したドイツ・ワイマール共和国時代の海軍について前後編の2回にわたり触れてきました fw688i.hatenablog.co fw688i.hatenablog.com 少し背景をおさらいすると、第一次世界大戦の敗北と帝…
今回は予定通りドイツ帝国の弩級巡洋戦艦のモデルアップデート状況をご紹介します。 本稿では数回に渡りNavis社モデルの新ヴァージョンへの更新のお話をしてきました。これまでドイツ帝国海軍(=第一次世界大戦期)の前弩級戦艦、装甲巡洋艦についてのモデ…
本稿、前回の投稿で「この三連休は模型ウィークにしたい」と記載していましたが、少し気になっていたドイツ海軍の未成巡洋艦をアップデートしたので、今回はそちらを簡単にご紹介します。「ドイツ帝国海軍の弩級巡洋戦艦」のモデルヴァージョンアップのお話…
珍しく予告通り、「デンマーク海軍」の海防戦艦のお話です。 本稿での「海防戦艦」のお話(おさらい) 本稿ではこれまで「フィンランド海軍」の海防戦艦「イルマリネン級」に端を発し、「海防戦艦の王国」といっていいと筆者が感じている「スウェーデン海軍…
申し訳ありません。前回、「次回はデンマーク海軍の海防戦艦」と予告したのですが、週末に行事参加があり、十分な時間がとれず次回に送ります。 ということで、今回は過去掲載の中から、模型ならでは、と言う投稿を再録しておきます。再録、2度目かも。 お題…
今回は前回に引き続きワイマール共和国海軍の装備艦艇、その更新艦艇のお話を。 少しワイマール共和国海軍についておさらいを。(ほとんど前回と同じ話なので、「わかってるよ」という方はすっ飛ばしてください) ワイマール共和国の成立とその海軍 第一次世…
本稿ではこのところ(ご承知のように)モデル製作会社のヴァージョン・アップへのコレクションの対応が筆者の関心事である、というような基調の投稿が続いています。このきっかけになったのが、ドイツ帝国海軍の前弩級戦艦のモデルのヴァーション・アップだ…
先週末は予告通り帰省と小旅行に出かけたので、久々に更新をお休みさせていただきました。 なんだかひどく暑かったり、雨が続いたり、さらにコロナ感染者数がこれまでとは桁違いに増えたり、と何かと落ち着かない昨今ですが、少しそうした事を忘れて(と言っ…
本稿ではこのところモデルのアップデート・ヴァージョンをどう扱うかが、一つのトピックとなっているのは、ご承知のことと思います。 かいつまんで言うと、筆者がコレクションしている1:1250スケールモデルの制作各社で行われるモデル品質向上に対し、コレク…
今回は「宝箱のようなフランス海軍」の主力艦ミニ・シリーズの最終回。ワシントン条約の制約下での設計、そして条約以降の新造主力艦、いわゆる「新戦艦」の系譜のお話です。 第一次世界大戦の終結から「新戦艦」の時代へ これまでお話ししてきたように、か…
今回は前回に引き続き「宝箱のようなフランス海軍」、その弩級戦艦、超弩級戦艦の系譜のご紹介です。 おさらいも兼ねて、少し端折って整理しておくと・・・。 かつてはイギリスと並ぶ世界の2大海軍国の名をほしいままにしていたフランス海軍だったのですが、…
今回は前回の続き。フランス海軍の第二次世界大戦期(つまり第一次世界大戦以降)の近代巡洋艦の残り、重巡洋艦と大戦後に就役した防空巡洋艦をご紹介します。 フランス海軍の巡洋艦開発 少し前回のおさらいにもなりますが、当時のフランス海軍の巡洋艦開発…
今回は珍しく予告通り「宝箱のような」フランス海軍の第二次世界大戦期の軽巡洋艦、敷設巡洋艦、練習巡洋艦などをご紹介します。前回の予告では「同海軍の弩級戦艦以降の開発」についてのお話を良営しています、と述べているのですが、前回、「ジャンヌ・ダ…
本稿で(というよりも筆者が)最近、頻度高く取り上げているモデルメーカーのヴァージョン・アップへの対応、あるいは、モデルメーカー間での精度比較、今回は偶然、そういう視点で語るべきモデルがいくつか手元に到着しましたので、そういうお話を。いつも…
いつものことながら、本稿前回で予告した「宝箱のような海軍:フランス海軍の続き」というのをちょっと横に置いておいて、少しモデルが揃ってきたので、今回は「ウクライナ海軍」の艦艇のお話を。 と言っても、現有の主要な戦闘艦艇は3隻程度。接続海面を有…
以前、本稿では、下記の回で英国海軍の防空巡洋艦のご紹介をしています。 fw688i.hatenablog.com その際にGW期間であったこともあって、表題の「あの防空巡洋艦」、アリステア・マクリーンの海洋小説の名作「女王陛下のユリシーズ号」に登場する架空の防空巡…
本稿では1ヶ月ほど前の投稿で、筆者のコレクションの特に第一次世界大戦期のコレクションの主力を占めるNavis製のモデルのヴァージョン・アップのお話を、何度か、ドイツ帝国海軍(第一次世界大戦期)の前弩級戦艦・装甲巡洋艦を例に引いてご紹介してきまし…
「宝箱のようなフランス海軍」その2回目です。 前回、本稿では奇しくも当時の仮想敵国から「サンプル艦隊」と揶揄された試行錯誤の連続として現れたフランス海軍の主力艦(前弩級戦艦)の系譜を再整理したのですが、この「サンプル艦隊」の実現の背景には、…
本稿、前回はドイツ帝国海軍の第一次世界大戦期の装甲巡洋艦のご紹介を、コレクションモデルのヴァージョン・アップのお話を交えてご紹介しましたが、「そもそも装甲巡洋艦とは」というくだりで、「その始祖は実はフランス海軍」というようなお話をしました…
今回は原点回帰、つまりこのところ恒例になっていた感のある「ドラマや映画ネタ」はありません。筆者自身が「少し残念な気持ち」があることに気がつき、それはそれで少し複雑なのですが、今回は久々に純粋な艦船模型のみのお話です。 本稿ではこのところ艦船…
本稿の読者ならばよくご承知のことと思いますが、先週の金曜日で「スター・トレック ピカード シーズン2」が終わってしまいました。筆者としては「スター・トレック」ファンのみならず、全ての方に見ていただきたい大変クオリティの高いドラマシリーズで、ド…