2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
日本へ向け回航途上であったロシア準弩級戦艦インペラトール・パーヴェル1世級、英装甲巡洋艦マイノーター級、無事到着した。それぞれのページ(号外 Vol.1、号外 Vol.1.5)に、写真をアップしました。 現在、さらに数隻が日本に向け回航中です。到着次第、順…
列強の弩級戦艦・超弩級戦艦 弩級戦艦の始祖ドレッドノートの登場が1906年、それから第一次世界大戦の開戦までに、主として英独間で弩級戦艦の大建艦競争が繰り広げられた。その途上で、超弩級戦艦が登場する。 本稿は、これから第一次大戦中の海戦に言及し…
初の弩級戦艦河内級の建造 繰り返しを恐れずに記すと、日露戦争で極東における重大な脅威であったロシア艦隊を完勝に近い形で退けた日本海軍は、1911年時点で、数の上では近代戦艦(前弩級戦艦)9隻、強化型近代戦艦(準弩級戦艦)4隻、戦艦に匹敵する砲力を…
号外 Vol.1.5: カタログ : 装甲巡洋艦抄録 英独の開発史を中心に そして、コロネル沖海戦/ Summary of Armored Cruisers and Battle of Coronel
装甲巡洋艦の終焉 前回の号外で、ドレッドノートという革命的な戦艦の登場により、ほぼその歴史上の役割を終えた近代戦艦(前弩級戦艦、準弩級戦艦)の総覧を行なったが、同様に、装甲巡洋艦という艦種も、その役割を終えようとしている。 これまで見てきた…
近代戦艦の起点をどこに置くかは、大変難しい問題ではあるが、一般的には1892年に就役したイギリス海軍のロイヤル・ソブリン級がそれに当たるとされている。その要件は、1万2千トン〜5千トン級の船体を持っていること、12インチ級(30センチ級)主砲を旋回可…