相州の、ほぼ週刊、1:1250 Scale 艦船模型ブログ

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

海上自衛隊 潜水艦開発史

旧日本海軍は、その潜水艦開発に、独自の戦略と技術の方向性を持つユニークな存在であった。用兵面では、その海軍の成立の背景から、あまりに艦隊決戦にこだわったため、潜水艦本来の特性を十二分に活かす事ができなかったが、長い航続距離と優れた航洋性を…

海上自衛隊 護衛艦発達史(5) 空母型DDHの登場

全通甲板型護衛艦(空母型DDH)の登場 潜水艦の静粛化、高性能化を想定する場合、多数のヘリコプターを搭載する空母型護衛艦の保有は、海上自衛隊にとって、多年の念願であった。本稿で既述ではあるが、遡れば、古くは海上自衛隊発足時に既に米海軍からはヘ…

海上自衛隊 護衛艦発達史(4) イージス艦の登場

ターターシステムからイージスシステムへ 既述のように、海上自衛隊はシーレーン防衛を担う基幹単位として護衛隊群を構想、整備し、理想とする護衛艦8隻と搭載ヘリコプター8機からなる8艦8機編成、4個護衛隊群の保有を、1980年代後半に実現した。 8艦8機編成…

海上自衛隊 護衛艦発達史(3) 護衛隊群の整備・ DDHの登場

護衛隊群 貿易立国をその成長基盤とした急速な経済成長は、シーレーン防衛の重要さへの意識を高めた。 3次防・4次防の整備計画で、海上自衛隊の編成の基幹単位として、シーレーン防衛を担う護衛隊群の編成方針が徐々に確立した。 海上自衛隊は、その黎明期か…