相州の、ほぼ週刊、1:1250 Scale 艦船模型ブログ

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

アメリカ海軍の駆逐艦(その2):艦隊駆逐艦の第一期決定版 平甲板型

今回は「米海軍駆逐艦開発小史」の2回目。 本稿の前回では、米海軍の駆逐艦黎明期から航洋型駆逐艦の開発期まで、その初期を見てきましたが、第一次世界大戦を経て、米海軍は英海軍に匹敵する、あるいは凌駕する規模の大海軍へと成長を遂げてゆきます。 この…

アメリカ海軍の駆逐艦(その1):黎明期から艦隊駆逐艦の模索期

今回から数回に渡り、新たなミニ・シリーズとして「米海軍駆逐艦開発小史」を開始します。5回から6回のミニ・シリーズになると考えています。 かなり地味なテーマですが、馴染みの薄い領域でもあるので、かつ筆者はこういう小さな軍艦の発達を見るのが大好き…

ドイツ海軍の未成艦特集(後編):「D級」装甲艦、「O級」巡洋戦艦(通商破壊艦)、「グラーフ・ツェッペリン級」航空母艦 

今回は、「ナチスドイツ海軍の計画のみで終わった艦艇」の第三回目(後編)、ということで、「ドイッチュラント級」装甲艦と強化型装甲艦として設計されながら、ドイツ再軍備宣言、英独海軍協定の締結で新造艦に対する制約がなくなったことから建造中止とな…

ドイツ海軍の未成艦特集(中編):「H級」戦艦の系譜 あるいは未成艦コレクションの醍醐味

今回は、「ナチスドイツ海軍の計画のみで終わった艦艇」の第二回目(中編)、ということで、「H級」戦艦の系譜のご紹介、過去投稿等をまとめて振り返っておきたいと考えています。 筆者は本稿を初めて改めて自覚したのですが、こうした未成艦の体系的なコレ…

ドイツ海軍の未成艦特集(前編):航空巡洋艦・巡洋艦・敷設巡洋艦など

今回は、本稿前回でご紹介した未成艦「D級」装甲艦に引き続き、これまでに本稿でご紹介してきたナチスドイツ海軍の計画のみで終わった艦艇を、まとめて振り返っておくのもいい機会ではないかと。 そういうお話です。 前編・中編・後編の三部構成で、今回その…

新作モデルのご紹介:未成艦ドイツ海軍D級装甲艦のご紹介

今回は新着モデルに大幅に手を入れた新作モデルのご紹介です。 今回ご紹介するのは、ドイツ海軍が第一次世界大戦と第二次世界大戦の間に起工された「D級装甲艦」という艦級です。起工の直後に工事が中止されたため、いわゆる未成艦です。その辺りの経緯は後…

新年、原点回帰の架空艦満載:八八艦隊計画と、計画中止後の戦力補完としての「扶桑級」大改造

新年、明けましておめでとうございます ・・・などと、呑気なご挨拶からは占めましたが、年明け早々、本当に色々なことが立て続けに起こりました。言葉もありません。被災者や事件の関係者の皆さんには、心からお見舞いを申し上げます。 さて、今回は昨年末…

新着モデルのご紹介:Argos製原子力ミサイル巡洋艦「トラクスタン」と米海軍原子力ミサイル巡洋艦の系譜

年末です。 本業も含め、筆者は身辺が何かと慌ただしくなってきました。皆さんはいいクリスマス迎えていらっしゃいますか? さて今回はこれまで欠けていた米海軍の原子力ミサイル巡洋艦「タクストン」が到着したので、そのご紹介と、Argos製モデルが揃ってき…

新着モデルのご紹介:ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦(その7):第二次世界大戦勃発後の戦時急造艦 より

今回は下記の「英海軍の駆逐艦小史の7回目」でご紹介した第二次世界大戦中の戦時急造艦について、いくつか入手検討中だったモデルが到着したので、そちらのご紹介です。 fw688i.hatenablog.com 第二次世界大戦中の英海軍の戦時急造駆逐艦について、少しおさ…

新着モデルのご紹介:英海軍駆逐艦のモデルのアップデート(航洋型駆逐艦の模索期のモデルから)

今回は本稿での過去の投稿で投稿時に「入手手配中」というような表記だったいくつかの艦級の3D printing modelが到着し、塗装等を終えたので、そちらのご紹介を。 fw688i.hatenablog.com これらはいずれも英海軍の駆逐艦、特に航洋型駆逐艦の模索期(第一次…

ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦(その8):大戦後の駆逐艦からミサイル駆逐艦への系譜

さて、今回は英海軍の駆逐艦開発小史の8回目。 このミニシリーズ、未入手モデルなど気にすることなく、かなり強引に話を進めてきましたが、ようやく今回でひと段落です。 脱稿時点では未入手だったモデルが到着したりしていますので、それはまた順次アップ…

ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦(その7):第二次世界大戦勃発後の戦時急造艦 改訂・アップデート版

今回は英海軍の駆逐艦小史の7回目。 英海軍は第二次世界大戦の勃発に伴い、大量の駆逐艦を建造する必要に迫られます。工期と費用の両面から、最新鋭の大型駆逐艦「M級」は量産への適合性から候補から外され、「J・K・N級」を原型として、さらにいくつかのス…

ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦(その6):大戦間の駆逐艦(後編)ロンドン軍縮条約の前と後

今回は英国海軍の駆逐艦開発小史の6回目。 前回お話ししたように英海軍は第一次世界大戦後の比較的長い休止期間ののち駆逐艦建造を再開しました。1350トン級の船体に4.7インチ単装砲4基を主砲として8−10門の魚雷発射管を搭載し36ノットの速力を発揮するとい…

ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦(その5):大戦間の駆逐艦(前編)駆逐艦建造の再開

今回は英国海軍の駆逐艦開発小史の5回目。 第一次世界大戦で大量の駆逐艦を建造した英海軍は、戦勝国とはいえ国土と経済は疲弊した背景から、その過剰な駆逐艦戦力の整理に追われます。旧式艦の退役を急ぐ一方で、戦時計画による新造艦建造(VW級)も継続さ…

ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦(その4):第一次世界大戦期の駆逐艦(後編)=V/W級

今回は前回に引き続き、第一次世界大戦期の英海軍の駆逐艦の後編です。 英海軍は第一次世界大戦の勃発に伴い、ドイツ帝国海軍が量産しているとされた高速駆逐艦、大型水雷艇に対抗するために高速航洋型駆逐艦の量産に着手します。その流れは「M級」「R級」「…

ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦(その3):第一次世界大戦期の駆逐艦(前編):高速駆逐艦の量産:アップデート版

今回、本稿では英海軍の駆逐艦開発小史の3回目として、これまで「駆逐艦の黎明期:水雷艇駆逐艦としての艦種の誕生」「航洋駆逐艦への発展期:量産型汎用艦種としての駆逐艦の発展」をご紹介してきましたが、今回は第一次世界大戦の勃発という事態に際しての…

ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦(その2):航洋型駆逐艦の模索;アップデート版

筆者としては珍しく、予告通り今回は英海軍の駆逐艦発達史の2回目。 本来は「水雷艇駆逐艦」として開発された「駆逐艦」が、やがては汎用艦船として航洋性をも兼ね備えてゆく、そんな模索期のお話です。 実は今回の投稿を予定通り行うべきか、少し逡巡があり…

ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦(その1):駆逐艦の黎明期

このところ何かと本業が立て込んでいて、あまり時間が取れていません。 加えて秋のドラマ・クールが始まり、そちらも何かと忙しい。まだ全てのドラマが始まってはいませんが、今のところ、結構レベルの高いクールになりそうな予感がしています。少なくともこ…

禁断の園に着手?:「レッド・オクトーバー」起点のソヴィエト・ロシア海軍の弾道ミサイル潜水艦

先週は本業対応で一回スキップさせていただきました。 今回もまだやや本業の煽りと、プライベートなイベントで少し軽めの投稿です。 とは言え、ついに潜水艦にまで。 「レッド・オクトーバーを追え」(トム・クランシーの小説と映画)に登場する潜水艦「レッ…

架空駆逐艦「ヤヴチェンコ」修正版:映画「ハンター・キラー潜航せよ」に登場した「ウダロイ級」ヴァリエーションのご紹介

今回は以前本稿でご紹介したロシア海軍の「ウダロイ級」駆逐艦のヴァリエーションで映画「ハンター・キラー」に登場する架空艦「ヤヴチェンコ」のご紹介です。 このお話はすでに下記の回で一度取り上げています fw688i.hatenablog.com もちろん再読していた…

新着モデルのご紹介:現用艦船シリーズの充実へ「英海軍ミサイルフリゲート艦:リアンダー級」

ちょっと本業が忙しくなってきました。しばらくは続きそうです。 で、せっかくの3連休なので(ちょっと仕事もせねばなりませんが)、模型製作の方に少し軸足を置きたいなあ、などと考えています(ほかにもやりたいことがあるし:撮り溜めた映画を見たり。ド…

現用艦船:ロシア海軍・旧ソ連海軍のミサイル・フリゲート艦

今回は現用艦船のご紹介の流れで、ロシア海軍(旧ソ連海軍からの流れも踏まえて)のミサイル・フリゲート艦の艦級のご紹介です。 本稿ではこれまで同海軍の現況に至る艦級整備の過程を以下の回で、それぞれご紹介してきました。 fw688i.hatenablog.com fw688…

投稿開始から5年が経過!:現用艦船:米海軍のコレクションからの欠落モデルのアップデート

まずは心からのお礼を 本稿がスタートしたのは2018年9月2日でした。第1回投稿はこちら。 fw688i.hatenablog.com 今回の投稿で5年を経過したことになります。溜まってきたモデルの整理を少しストーリーをつけてやってみようか、という思いつきで始めたのです…

現用艦船シリーズ:ロイヤル・ネイヴィーのミサイル駆逐艦

英国海軍(ロイヤル・ネイヴィー)は近代海軍の始祖の一つであることは間違いなく、その整備する艦級の中でも駆逐艦という艦種については模索期からの長い歴史をみることができます。 ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦発達史:ミニシリーズ 本稿でもその黎明期…

アップデートと新作、そして新着モデルの話など

先週末は「夏休み」とお盆のお参りを兼ねて、帰省してきました。帰省地の大阪を台風が直撃するとかで、暴風雨を警戒して予想上陸の2日ほども前から、新幹線の計画運休が宣言され、少し早めに切り上げて自宅に戻らざるを得ませんでした。 新幹線の計画運休(…

夏休みの架空艦:「ロングビーチ」のイージス艦改装モデル、到着

今回は以前ご紹介した米海軍原子力ミサイル巡洋艦「ロングビーチ」のイージス艦改装モデルが到着したので、その仕上げが完了しましたので、ご紹介を少し。 そんなお話で。 まずは新着モデルのご紹介から。 本稿の7月2日の投稿「現用艦船シリーズ:アメリカ海…

現用艦船シリーズ:米海軍の第二次世界大戦後の護衛駆逐艦・フリゲート艦の系譜

今回はこのところ続けてご紹介している現用艦船(に続く)の艦級の開発系譜の流れで、第二次世界大戦後の米海軍の護衛艦・フリゲート艦の艦級のご紹介です。 米海軍の艦種呼称は少しややこしくて、本稿、前々回あたりでご紹介したように1975年以前には「フリ…

「ウダロイ級」駆逐艦:ヴァリエーションモデルの制作(映画に登場する架空艦も一緒に)

今回は、以前本稿の下記の回「旧ソ連・ロシア海軍の第二次世界大戦後の駆逐艦」で取り上げた「ウダロイ級」駆逐艦のヴァリエーションのご紹介です。 fw688i.hatenablog.com 上掲の回では、第二次世界大戦以降の旧ソ連・ロシア海軍の駆逐艦の開発系譜をご紹介…

現用艦船シリーズ:アメリカ海軍のミサイル巡洋艦vol.2:嚮導駆逐艦(フリゲート)の発展系譜

今回は本稿前々回の続き。米海軍のミサイル巡洋艦の発展系譜についての整理です。 前々回では、米海軍の艦隊防空が航空機の発展から、従来の対空砲から誘導ミサイルを中心とした防空圏構成のために、第二次世界大戦で量産された巡洋艦を改装し誘導ミサイルの…

再録(2020年8月投稿から):夏休み!工作特集:特設空母「安松丸」的な・・・

今回は前回予告したように、新規投稿に十分な時間が取れないので、これまでの投稿の中から、夏休みっぽいお題を再録させていただき、お茶を濁します。(2020年8月の投稿から) (ここから、再録スタート) 今回は、夏休みの工作特集、です。 特設空母「安松…