相州の、1:1250スケール艦船模型ブログ 主力艦の変遷を追って

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

ロイアル・ネイヴィーの駆逐艦(その2:黎明期の駆逐艦)

今回は、ロイアル・ネイヴィーの駆逐艦の成立期のお話です。 駆逐艦という艦種 駆逐艦という艦種は19世紀の半ばに誕生します。そもそもは高い破壊力を持つ魚雷を抱いて高速で主力艦に向けて突っ込んでくる「水雷艇」に対し、駆けつけて追い払う=駆逐する艦…

ロイアル・ネイヴィーの新着モデルとあれこれ

今回は前回からの流れでロイアル・ネイヴィーの新着モデルとその関連、そういうお話を少々。 前回の「第一次世界大戦期の英国(ロイアル・ネイヴィー)の駆逐艦」の4艦級で欠けていた「S級」が到着しましたので、まずはそのご紹介から。(以下の項は、前回分…

ロイアル・ネイヴィーの駆逐艦(その1:第一次世界大戦期の駆逐艦):ああ、「箱」を開けてしまった、かも。

ああ、「●●●●の箱」を開けてしまったかも。 ちょっと長い言い訳と説明を。 筆者の大好物「系統の遡上」と英海軍(ロイアル・ネイヴィー)について 本稿の読者ならば、何度か目にしていただいていると思いますが、筆者は本稿を書くほどのことなので、軍艦の系…

ノルウェー海軍:第二次世界大戦期の艦艇(抄録)

このところ、「脇道探索」にはまっています。 少しこの脇道探索をおさらいしておきますと、この「脇道」は「イルマリネン級」海防戦艦(フィンランド)に始まり、スウェーデン海軍の海防戦艦の発展小史、さらに北欧諸国の海防戦艦の系譜という比較的太い幹と…

ロイアル・ネイヴィー:V/W級駆逐艦のヴァリエーションと「タウン級(初代)」軽巡洋艦の新着モデル

英海軍の「2国標準主義」と旧式艦船の改装=ヴァリエーションの話 本稿では、前回・前々回とイギリス海軍の巡洋艦史に触れるうちに、「第一次世界大戦型巡洋艦の第二次世界大戦での再利用」のような話材に触れる機会がありました。 具体的には、第一次世界大…

ロイアル・ネイヴィー:第二次世界大戦期の巡洋艦・軽巡洋艦/防空巡洋艦

本稿では前回、英海軍の軽巡洋艦の開発系譜を遡って「第一次世界大戦期の軽巡洋艦」のご紹介をしましたが、今回は番狂わせなく、第二次世界大戦期の英国巡洋艦の結び「軽巡洋艦」編、です。 英海軍の新設計巡洋艦(条約型巡洋艦とその発展の系譜) 第一次世…

ロイアル・ネイヴィー:少し遡って第一次世界大戦期の軽巡洋艦の系譜

本稿では前回から「第二次世界大戦期の英海軍巡洋艦」というテーマを取り上げているのですが、第二次世界大戦期の軽巡洋艦を語るには、やはり「軽巡洋艦」の系譜を少し遡ってみておくべきかと考え、今回は「軽巡洋艦」の成り立ち、つまり「第一次世界大戦型…

ロイアル・ネイヴィー:第二次世界大戦期の巡洋艦・重巡洋艦

本稿の読者ならばご承知のように、このところ筆者の関心は「スウェーデン海軍」の艦艇、と言う非常に狭域にのめり込んでいます。 時折、本稿でもご紹介していますが、収集の過程を通じ、製作者とのコネクションなども生まれ、艦艇のコレクション以外の部分で…

Neptune版:第二次世界大戦下のドイツ海軍駆逐艦、水雷艇(再録:追加コラムあり)

今回は、つい最近アップしたばかりの「第二次世界大戦期のドイツ海軍駆逐艦、水雷艇」の再録です。 今回はそういうお話。 ですので「本文はもういいや」という方、確かに修正箇所はそれほどたくさんはないので、この直下の「言い訳」のセクションと、本文は…

脇道探索:スウェーデン海軍の新着モデルのご紹介:巡洋艦コレクションのアップデート

このところ週末に本業対応があり、それを理由に、過去の投稿をベースにした「再録」をお届けしてきました。 その間にも現在の興味領域である「スウェーデン海軍」関連の艦艇の模型が着々と到着しています。それらの仕上げの作業もあり、「再録」ベースの投稿…

再録:護衛艦「いそかぜ」その三形態 (「亡国のイージス」から「空母いぶき」へ)、そして架空DDGの制作

先週に引き続き、ちょっとお仕事でバタバタ。そして溜まっていた模型の制作で、今回も過去記事の再録でご容赦を。 今回、再録するのは、本稿の134投稿の中で2019年11月4日に投稿されてから、ずっとトップのアクセス数を保ち続けている「護衛艦「いそかぜ」そ…

再録:模型ならでは、If艦・計画艦のデザイン・ヴァリエーションの一例

前回、予告しましたが、今週末はお仕事でした。 ということで、今回は過去掲載の中から、If艦・未成艦のデザイン・ヴァリエーションのご紹介。模型ならでは、というか、筆者が一人で思い切り遊んだ、という記録です。 まず、米海軍のダニエルズ・プランから…

第二次世界大戦下のドイツ海軍駆逐艦、水雷艇

今回は、このところ続けてきた「脇道探索」は、一休みして、溜まっていた懸案のお題を一つこなすことにします。 ドイツ海軍の駆逐艦、水雷艇 第一次世界大戦敗戦後、ドイツはベルサイユ条約により海軍軍備に大きな制限を受けます。具体的には、駆逐艦は800ト…

脇道探索:スウェーデン海軍第二次世界大戦期の艦隊駆逐艦総覧

このところ、「脇道探索」にはまっています。具体的にはご紹介の続いている「スウェーデン海軍」の諸艦艇であり(もう一つ、なんとか、急に沸き起こった「A-140計画艦」の方は先週で一応の一段落をしましたので)、筆者の知識不足もあり、なかなか体系的な理…

続続「脇道探索」:A-140計画艦のデザインバリエーション(第1期?)は最終回、その他のアップデート

A-140計画艦:3隻目の制作 さて、前回の続きです。 fw688i.hatenablog.com fw688i.hatenablog.com 本稿では、上掲の前々回、前回で、手持ちの「大和級」戦艦のストックを用いて、「大和級」設計当初に考案された設計案の中からA-140a案を実現していたら、と…

続「脇道探索」:脇道彷徨のさらなるアップデートと、A-140計画艦のデザインバリエーション

A-140計画艦のデザインバリエーション 表題とは後先になりますが、まず、A-140計画艦のお話です。 本稿前回をお読みいただいた方はお分かりになると思いますが、このところA-140計画艦のうち、主砲前部集中配置案から発想を得た「大和級」戦艦のバリエーショ…

「脇道探索」:脇道彷徨のアップデート、と、ちょっと面白いもの(A-140計画艦)作ってみた

彷徨の現在:「スウェーデン海軍艦艇」その後 本稿の読者は既にご存知とは思いますが、このところ、大変目先の「脇道探索」という名目で、「第二次世界大戦期のスウェーデン海軍」の艦艇群に興味が集中しています。 ご承知のように、スウェーデンという国は…

「脇道探索」:脇道彷徨の現在と、新着モデルから少しメーカー比較など

彷徨の現在「スウェーデン海軍艦艇」 本稿の読者は既にご存知とは思いますが、このところ、大変目先の「脇道探索」にはまっています。 少しこの「脇道探索」をおさらいしておきますと、この「脇道」は「イルマリネン級」海防戦艦(フィンランド)に始まり、…

DDH「いずも級」二番艦「かが」到着!

DDH「いずも級」二番艦「かが」の到着 前回で少し予告した通り、海上自衛隊護衛艦のうち唯一、コレクションから欠けていた「いずも級」を入手しました。F -toys製のインジェクションキットです。 今回は本稿としては珍しく(?)予告通り、ご紹介します。 例に…

コレクションのミッシングリングの補填とその周辺(「初鷹級」急設網艦と護衛艦「いしかり」)

今回はこれまでコレクションでかけていたいくつかの艦艇が整備できたので、そのご紹介と、そこから少し派生した話題も。 まずは、下記の「日本海軍の機雷戦艦艇小史」で欠けていた「初鷹級」級設網艦のご紹介。 fw688i.hatenablog.com 下記の記述は再録です…

続・脇道探検:スウェーデン海軍の巡洋艦、その他・中間報告

今回は前回の流れの続きで、スウェーデン海軍の巡洋艦系譜とその他の艦艇をご紹介。 今回もサクッと。短くて読みやすい、かも。 スウェーデン海軍の巡洋艦 少しおさらい。 スウェーデンという国は、ボスニア湾(スウェーデンとフィンランドの間の湾)からカ…

新着モデルのご紹介/あるいは素晴らしき脇道探検:スウェーデン海軍の海防戦艦の系譜:中間報告

今回は、このところ少し集中してモデルを集めつつあった海防戦艦の、中間報告です。 ・・・と言うか、「コレクター」なる人種の一種の心象風景として読んでいただければ。(まあ、毎回そうなんですけどね) さて、海防戦艦のコレクション。火付け役は、昨年…

制作モデルのアップデートと、アメリカ海軍:第二次世界大戦期の巡洋艦総覧

2021年のご挨拶 あけましておめでとうございます。 それにしても、混沌とした新年になってしまいましたね。筆者はおそらく生まれて初めて実家に戻らず自宅で年越しを迎えました。ある意味、のんびりとした数日ではあったのですが、メリハリなく、長めの休日…

2020年も、ありがとうございました。+Encyclopedia of 1:1250 scale model shipのご案内

ご挨拶 2020年、お付き合いいただき、ありがとうございました。 振り返ると2018年9月から2年と3ヶ月、よく続いたものです。最初は10回程度で日本海軍の主力艦をチラチラっと並べて、くらいの気持ちで始めたのですが、手をつけるとコレクター魂に中途半端に火…

寒くなると、やっぱり「フィンランド」

仕込み期間、継続中。今回も、サクッと。 ・・・という訳でもないのですが、「訳のわからない」タイトルになりました。 今回は「フィンランド」です。と言っても、行ったことないし、多分、「行きたい、行きたい」と言いながら、きっと行かないんだろうなあ…

イタリア海軍 第二次世界大戦期の巡洋艦 その2・特設コラム付き

制作週間、まだまだ継続中。 と言うわけで、今回も少し短めに。 今回は前回の続きというわけで、イタリア海軍の第二次世界大戦中の巡洋艦の2回目。 軽巡洋艦、「コンドッティエリ型」という総称で知られる軽巡洋艦の艦級の紹介です。 「コンドッティエリ型」…

イタリア海軍 第二次世界大戦期の巡洋艦 その1

制作週間、継続中。 と言うわけで、今回も少し短めに。 前回のアドリア海に少し関連して、今回から2度にわたりイタリア海軍の第二次世界大戦期の巡洋艦のご紹介です。 イタリア海軍の巡洋艦は概ね以下の3つの系統に分かれています。 ワシントン・ロンドン体…

アドリア海編:脇役登場!イタリア空軍、飛行警備艦「オッタビアーノ・アウグスト」

今週も引き続き制作週間、と言う事で、進行中の「アドリア海」編(いつの間に「編:シリーズ化」したのかな)に登場する予定のイタリア空軍(海軍?まだ設定はまだ迷っていますが。空軍のマークつけちゃったしなあ)飛行警備艦「オッタビアーノ・アウグスト…

新着モデルのご紹介:「アドリア海」編の準備?

今回は、ちょっと手抜き、という訳ではないけれど、制作の方にも週末の時間を使いたくて、サクッと行きます。 そういう時は、お決まりの「最近の新着モデルのご紹介」です。 以前、本稿では、Shapewaysで発見したスペイン海軍の「海軍移動航空基地:Estación…

ドイツ海軍の第二次世界大戦での通商破壊戦:Uボート総覧

本稿ではこれまで通商路保護のための護衛艦艇を種々紹介してきましたが、今回は前回に引き続き、「通商路破壊」の視点から、ドイツ海軍が大量に投入した潜水艦をご紹介します。 いわゆる「Uボート」ですね。 筆者はこれまで「護衛艦艇が大好き」というお話を…