2024-01-01から1年間の記事一覧
年末です。おそらく今年最後の投稿です。 先ずは予告編から。 前回投稿で筆者の目下の関心が、帝政ドイツ期(つまり第一次世界大戦前)の小型巡洋艦から軽巡洋艦の開発系譜に移行している、というお話をしました。 この分野、コレクション的にはほぼ完成され…
今回は下のURL、前々回の投稿に続けて日清戦争黄海海戦時の連合艦隊、その第一梯団、「遊撃戦隊」と呼ばれている部隊についてのご紹介です。 fw688i.hatenablog.com 少しおさらいしておくと、この海戦に向けてそれまでの「常備艦隊」と「警備艦隊」の二本立…
今回は予告の通り本業で週末に時間が取れません。そこで筆者が結構力を入れて整理した、第一次世界大戦後のドイツ帝国海軍の消滅に伴い、戦勝国の監視のもとで誕生したワイマール共和国海軍、そのオリジナルの海軍艦艇群と、その更新にあたって建造された代…
今回はようやく準備が整い、日清戦争、黄海海戦時の日本海軍の艦艇のご紹介です。 日清戦争(1894−1895) 前々回投稿と重複を恐れずに背景をおさらいしておくと、明治維新は、そもそもアヘン戦争に敗れた清国が列強の蚕食を受ける惨状を間近にした日本(当時…
今回は久々の新着モデルのご紹介です。 新着は以下の2点(実は3点なのですが、もう1点はまた別の機会にご紹介します)。 「カイザー・マックス級」オーストリア帝国海軍装甲艦とオーストリア=ハンガリー帝国海軍装甲艦「カイザー」(戦列艦「カイザー」改…
またまた言い訳から。 このところ「次回こそ黄海海戦(日清戦争)」と書き続けているような気がします。今回も先送りに。言い訳を少し。モデルはほぼアップデートが完了したのですが、今度は「黄海海戦」をどうまとめるか、ちょっと迷ってしまいました。模型…
先週に引き続き、ちょっとお仕事でバタバタ。そしてなかなか模型の製作(ディテイルに手を入れる等の細かい作業だけなんですが)に時間をかけられていない等の事情で、今回も過去投稿から、長い期間にわたり、根強くアクセス数の上位に位置し続けているトピ…
日清戦争時の日本艦隊の投稿は間に合いませんでした。 そうこう言ううちに、なんと今週、本ブログへのアクセス数が20万を超えました。個人的なモデルコレクションの整理、リスト化程度の想いで始めた当ブログが足掛け7年、310投稿を数えるまで続けることがで…
週末は三連休なのですが、予定していた「黄海海戦の日本艦隊のご紹介」を投稿するには、十分な時間が取れそうにありません。そこで今回は、米海軍の主力艦から計画艦モデルのご紹介です。過去の投稿を中心に、再編集版です。 米海軍の主力艦史で「計画が頓挫…
今回は日清戦争時の清国北洋艦隊の艦艇のご紹介です。 日清戦争(1894−1895) 少し背景をおさらいしておくと、明治維新は、そもそもアヘン戦争に敗れた清国が列強の蚕食を受けることを間近にした危機感から始まったと言っていいと思います。 当時の清国は確…
前回、前々回と架空艦、未成艦を満載した投稿を連投しています。今回、清国北洋艦隊の主要艦艇をモデルのご紹介を予定していたのですが、思いのほかモデルの制作にさける時間が少なく、もう少し時間がかかりそうなため、もう一回、これまでの投稿から、今回…
前回投稿では「再掲載」ということで日本海軍の「大和級」戦艦の系譜の最終形ともいうべき22インチ(56センチ)主砲搭載艦をめぐる一連の計画艦・架空艦のご紹介をしました。 筆者のコレクションの軸で言うと、元々はこの「大和級」戦艦の発展の系譜、さらに…
筆者は本稿の投稿を原則週末を使って行っているのですが、この週末、来客などであまり時間が取れません。さらにこのところ本稿で力を入れている機帆併装の装甲艦のディテイルアップのも時間を使いたいので、今回は過去投稿の再掲をさせていただきます。アク…
今回は、前回の史上初の蒸気装甲艦同士の本格的な海戦として有名な「リッサ海戦」時(1866年)のオーストリア艦隊の艦艇に引き続き、イタリア艦隊の艦艇群(装甲艦)のご紹介を、モデルの帆装部分のディテイルアップを中心に。 「リッサ海戦」とイタリア海軍…
今回は、このところ筆者が注力している機帆併装期の装甲艦の帆装部分のディテイルアップを中心に、史上初の蒸気装甲艦同士の本格的な海戦として有名な「リッサ海戦」時のオーストリア艦隊の艦艇群のモデルのまとめ、です。 まだまだ未保有のモデルが多く、か…
本稿前回では、Spithead Miniatureからの新着モデルの製作進捗状況をご紹介しました。マスト周りと仕上げを残すのみ、という状況でだったのですが、これが一応の(「一応の」の言い訳は後程)完成を見ましたので、過去投稿のアップデートという形でご紹介し…
このところ本稿で続けて取り上げている各国の装甲艦(近代戦艦=前弩級戦艦の登場以前の主力艦)を紹介する際に、時折、「フランスが整備している装甲艦への対抗を意識して」と言いようなフレーズが出てきます。 今回はそのフランス海軍の装甲艦のご紹介、そ…
本稿では下記の投稿でSpithead Miniatures製のモデルのお話をしています。 fw688i.hatenablog.com モデル到着のご紹介が7月の最終週でしたので、およそ1ヶ月半ほどたちました。なかなかまとまった時間を取れずにいるのですが、少しづつ作業を続けてきてはい…
本稿では以前、以下のような投稿をおこなっています。 fw688i.hatenablog.com 上掲の投稿では、蒸気推進装甲艦を主力とした艦隊同士の史上初の海戦と言われる1866年のリッサ海戦に参加したイタリア・オーストリア両海軍の砲艦の艦級をご紹介しています。この…
今回は前回でお知らせしたオーストリア海軍の最初の装甲艦「ドラッヘ級」のモデルが到着したので、そちらをご紹介。 そして数回前から帆装軍艦のマスト周りの処理でのお話をしていると思いますが、今回、別のアプローチを試してみたので、そちらのご紹介もし…
今回は本業の夏季休暇、帰省等があり、あまり時間が取れません。時間をできるだけ模型製作に当てたいという事情もあり、ほぼ過去投稿の再録です。 「本稿の原点回帰」ということで、そもそもの本稿の出発点、開始の動機ともなった「八八艦隊」のお話を。 筆…
まず、個人的なお話ですが、夏休みに突入しました。とはいえ帰省とお盆のお参り等で、なかなか模型三昧というわけにはいきません。自宅を開ける時間が長く、モデルに触れる時間が普段以上に作れないのが実情です。加えて昨今の「南海トラフ注意報」など出て…
パリ・オリンピックと酷暑でなかなか集中力が続きません。 そこで少し軽めのテーマ、というわけではないですが、今回はこのところ本稿で主要なテーマとしている「装甲艦」に関連して、日本海軍が保有した唯一の(と言っていいと思うのですが)装甲艦である「…
今回は本稿、前々回(下のリンク)で取り上げた「Shapewaysの破産」という衝撃のニュースに関連し、艦船モデルの調達先として新たに(実際には以前からコンタクトはあったのですが)注目したSpithead Miniatureからのモデル第一陣が早くも到着(少し以下でも…
今回は前回までの流れで英海軍の装甲艦の次のステップへ。 英海軍の装甲艦開発は、どちらかというと他国海軍の装甲艦の登場を追う形で進められてきた感があります。その先駆者はフランス海軍であり、あるいはイタリア海軍、そのアドリア海でのライバルである…
今回は衝撃のニュースをめぐり、予定を変更してこのお話を。 Shapewaysの破産申請 7月頭に、表題の衝撃のニュースが発信されました。 idarts.co.jp 実はこのニュースの少し前からShapewaysのサイトの挙動が不安定で、外部から攻撃でも受けているのかな、な…
今回は英海軍の航洋型装甲艦の3回目。 英海軍は、砲塔の重量化に伴い、砲塔を中央部に配置する装甲艦「インフレキシブル」に始まり「エイジャックス級」「コロッサス級」と中央砲塔艦を建造してきましたが、この形式では、折角強力な主砲を搭載しながらも舷…
今回は英海軍の航洋型装甲艦の開発経緯の2回目。 前回も少し触れましたがこの時期の英海軍も、当時の列強海軍の例に漏れず、蒸気機関搭載の航洋型装甲艦の在り方を模索した時期でした。 前回では、帆装木造戦列艦の流れからの発展形で、舷側砲門式装甲艦(8…
今回は前回・前々回のフランス海軍の航洋型装甲艦の発達系譜の話の流れで、当時の最強海軍だった英海軍の航洋型装甲艦事情に、少し触れておきます。 少し、と言ったのは、英海軍にとってもこの時期は、列強海軍の例にもれず、航洋型主力艦のあり方についての…
本稿前回では、19世紀後半の艦艇開発をリードしていたフランス海軍の装甲艦整備の始まり時期のお話をしました。 海軍主力艦の変遷を見ておくと、19世紀初頭には、舷側砲門をずらりと並べた「ナポレオン期」に全盛を迎えたいわゆる木造帆装戦列艦が海軍の主力…