相州の、ほぼ週刊、1:1250 Scale 艦船模型ブログ

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

架空戦艦「H-45型」戦艦の製作進捗:基本塗装の変更、各種艤装の作り込みへ

今回は先週に弾き続き「H-45型」戦艦の作業進捗のご紹介です。

鋭意、作業中ですので、今回は超簡単に先週からの進捗のアップデートを。

そもそも「H級」「H-45型」って何、とおっしゃる方は、お手数ですが前回投稿をご覧ください。

fw688i.hatenablog.com

 

基本色を明灰白色に変更

前回投稿では、基本船体色を「タミヤ・エナメルのミディアム・グレー(XF-20)、甲板にデザート・イエロー(XF-59)、武装パーツにスカイグレイ(XF-19)、各部にフラットアルミ(X F-16)、ライトシーグレー(XF-25)、クロームシルバー(XF-11)などで着色」とご紹介しました。

その上で仕上がりを「なんとなく全体にフワッとしている感じがします。メリハリが足りないような。船体色を明灰白色(XF-12)辺りにしたほうが・・・」と締めくくっていました。

と言う次第で、船体色を明灰白色(XF-12)に変更してみました。併せて主要な武装パーツも同色に変更。

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(「H-45型」の全景と各部の拡大(下の写真):対空火器類とクレーン等いくつかの艤装はすでに加工してあります:それぞれについては下の各部で詳述します:船体と上部構造の基本色は「明灰白色」に塗り替えてあります)

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(船体に身装着の武装パーツ:800mm 連想主砲塔と280mm三連装副砲塔:こちらも「明灰白色」をベースに各砲塔の天井部分はライトブルーに塗装してあります。加えて砲口をゴールドに)

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艦尾部の航空艤装甲板のディテイルアップ

今回の作業の大きな部分を占めたのは、艦尾部の航空艤装、整備甲板のディテイルアップです。前回投稿でもご紹介したように「H-45型」はゲームの中でのみ存在する、記録のない究極の架空戦艦ですので、航空艤装関係についてももちろん詳細な情報がありません。「H級」戦艦の情報源として筆者が頼りにしている下記のサイトでも、航空機15機搭載、と言う情報がある程度です。ある意味、好き放題に想像力を働かすことができる、と言うことでもあるのですが、あまりにも拠り所がなさすぎます。

myplace.frontier.com

上の図面でも、さらに手元にあるモデルでも、どうやら艦尾部に航空艤装甲板が想定されているようですので、それに従って模型製作を進めることにします。

艦尾部の中央にエレベータらしき施設が認められますので、それを中心に色々と想像の翼を広げることに。

15機搭載、と言うことのなのでカタパルトは最低2基は必要でしょうね。

まずは航空機の移動用の軌条を置いてみます。

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(航空機移動用軌条の設定:モデルではモールドされていないので、エレベーターを基軸にカタパルトへの誘導軌条を引いてゆきます

こう言う加工作業には、筆者が空母の飛行甲板の白線用に多用している0.5mmの白線テープが便利です。テープですのでそのままモデルへの接着ができるし、何より筆者の苦手なまっすぐな直線が手に入ります。

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(使用した0.5mm幅のテープ: カッター等で簡単に切断できるので、直線が欲しい時などは、大変重宝しています)

 

搭載機に関する妄想

さらに搭載しているのは水上偵察機だけだろうか、と疑問を置いてみます。例えば艦の規模から言っても中型の飛行艇などは積めないかなあ、などと。

中型飛行艇と言えば、BV 138(ブロム・ウント・フォス:BV 138)なんてのが面白いですね。なかなか味のある機体です。

ja.wikipedia.org

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(BV 138の1:1250スケールモデル:BV 138の最大の特徴である双同型の機体、3発エンジン等も見事に再現されています。1:144スケールのモデルもどこかにあったはずだから、それも探してみよう

載せられないかなあと思ってエレベータとの寸法を当ててみると、あらら、BV 138の方が大きいよ。

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(エレベータの載せたカット:はみ出しちゃうなあ)

しかしそこは架空艦のことでもあるので、ではBV 138の両翼を折りたためるように改造したBV 138iを開発した、と言うことで強引に載せてしまいましょう。

 

BV 138iの搭載によって、飛行艇用のカタパルトも載せてしまえ、と言うことで左舷後方のカタパルトを大型のものにします。

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(カタパルトのアップ:上段は左舷の2基、後方が飛行艇用の大型のものです。これで15トンのBV 138iが打ち出せるかどうか、改めて少し疑問が。でもまあいいとしましょう。中段は水上偵察機用のカタパルト2基:下段では水偵用のカタパルトと飛行艇用カタパルトの比較を)

と言うことで、完備の航空艤装甲板全景はこんな感じです。

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(艦尾部の航空艤装甲板:全景:航空機移動用軌条と4基のカタパルト、3基のクレーンを装備しています。中央の四角いプレートがエレベータなんでしょうね)

 

主要武装のセットアップ

まだ一部仮置きですが、主要武装を配置してゆきます。各砲塔の天井部分はライトブルー(XF-23)に塗装してあります。

主砲と副砲

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(上の写真は主要武装の仮おきをしてみたカット:280mm三連装副砲塔は元々ポケット戦艦や「シャルンホルスト級」戦艦の主砲なのですが、「H-45型」の800mm連想主砲と並んでしまうと、本当に小さく見えます:下の写真は各部の武装を拡大したもの)
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24センチ重対空砲

「H-45型」の目玉である24センチ重対空単装砲の一部の砲塔には、作動訓練中という想定で仰角や砲塔の向きに少し動きを与えてみます(下の写真の下段)。

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軽対空火器防座の設定

船体最上部には、色々と迷いましたが、やはり重量配置等を考慮して、結局、軽対空砲座を乗せることに。

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(軽対空砲座のアップ:まだ砲座を設定しただけで、砲身をこれから接着してゆきます)

 

その他の艤装を搭載

艦橋周辺にセンサー類のドームを追加設定してみます。さらに測距儀もレーダー併載のものにアップグレードしてみます。

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(艦橋部。後部艦橋周りのアップ:艦橋・後橋の頂点には測距儀とレーダーを設置。艦橋・後橋に組み込む形式でセンサードームを設定しました)

そして艦中央部の積載を担当するクレーンを設置。何を載せるんでしょうね。f:id:fw688i:20240407161526j:image

(艦中央部の大型クレーンのアップ)

 

と言うことで、現状はこんなところです。

完成まであと一歩、と言う感じかと。と、ここまできて、このモデル、艦載艇を一切搭載していないことに気がつきました。丁度、最上甲板にスペースがありますが、艦載艇の搭載場所としては海面までの距離が気になりますね。ちょっと考えてみます。

 

と言うわけで今回はこの辺りで。何かと作業に戻ります。

次回は「H-45型」戦艦の完成状態をお見せできるかなあ?あるいは新着モデルのご紹介かも。

もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。

 

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