相州の、1:1250 Scale の艦船模型ブログ 主力艦の変遷を追って

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

ちょっと一休み、あるいはコレクターの日常:ドイツ海軍「H級」戦艦(前回投稿からの妄想の始まり)

本稿の前回投稿では、ヴェルサイユ体制下で沿岸警備目的の小海軍として存在を許された新生ドイツ海軍の代替艦設計問題に端を発し、その後の英独海軍協定以降の、いわゆる無制限での整備となった第二次世界大戦期のドイツ海軍主力艦の整備状況のお話をしたのですが、その末尾で、一部「H級」と言われる一連の次期主力艦整備計画で建造される予定だった諸艦、つまり未成戦艦群のお話をしました。今、筆者の興味の焦点は、先週からこちらに行ってしまっていて、どうにも手持ちの新着モデルに集中できない、そんな感じになってしまっているのです。

その興味に任せた彷徨の中で、幸運にも体系的にまとめられた資料に触れることができたので、今回はその資料に沿って「H級」の諸計画艦について整理しておきたいと思います。ただし、新しいモデルは今回は登場しませんし、ご紹介するお話も一部は当然前回と被りますが、大系的な整理の意味であまり気にせず、再掲してゆくことにします。でも図面などの新しい情報は比較的豊富なので、図面や写真をチラッとみてもらって気になったらその周辺のコメントを拾ってもらう、きっとそんな読み方をしてもらったら、興味は持ってもらえるんじゃないでしょうか?加えて、これまで紹介したモデルについても誤謬が見つかったり、その辺りの修正のご報告など、これからも続きそうです。

まあ、今回はそんなお話を。

 

「H級」戦艦をめぐる妄想の始まり

今回の妄想の始まりは、「H級」戦艦の開発計画について調べるうちに、下の投稿を発見したことでした。myplace.frontier.com

ここでは「H級」計画の全貌について実によくまとめられた文章を読んでいただくことができます。原典も複数にあたっていらっしゃって、細部の比較も実に興味深い。関心がある方にとっては、スペック表、図面なども揃っていて「よだれの出るような情報満載」(だと筆者は思っています)ですので、ご一読をお勧めします(「英語かよ」とおっしゃる方も、Google翻訳でかなりの精度で大意が取れると思います。少し表現のおかしなところは、概ね専門用語、軍事用語絡みですから、多分、そこは皆さんの「マニア・マインド」がカバーしてくれるはず)。もちろん図面や概略は今回大まかに引用掲載しますので、ご心配なく。(というわけで、今回の図面などはここから引用したものを中心に)

 

「H級」について

ja.wikipedia.org

まず大きな社会背景を。

第一次世界大戦の敗戦で負った戦後賠償で疲弊したドイツ社会に加え、世界的な恐慌が追い討ちをかけて混乱の極みに達した感のある世情を背景として、やがてヒトラー率いる国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)が政権を掌握し、1934年にヒトラーは首相に就任、さらに1935年には大統領の権限も吸収し国家元首に就任します。こうしてワイマール共和国体制は終焉を迎え、ドイツは第二次世界大戦の敗北まで続くいわゆる「第三帝国」体制に移行してゆきます(1933−1945)。

国家権力を掌握したヒトラーは1935年3月にヴェルサイユ条約の破棄と再軍備宣言を行い、6月には英独海軍協定を締結し、事実上、海軍に関するヴェルサイユ体制下での軍備制限は撤廃されたのでした。

再軍備宣言と英独海軍協定の締結に伴い、ドイツ海軍は潜水艦の保有も認められ、水上戦闘艦についても制約のない大型軍艦の建造へと進んでゆくことになります。

こうした制限撤廃に伴いドイツ海軍は、通商破壊を主要任務とする装甲艦の発展形としての「シャルンホルスト級」戦艦、新生ドイツ海軍初の本格的戦艦「ビスマルク級」という2艦級を建造、さらにその次級の主力艦の設計は、ということで現れたのが「H級」とひとまとめにされてきた戦艦群でした。

この艦級名は計画の最初の仮計画艦名称「H」号に基づいています。

計画では6隻まで仮称(つまりH、J、K、L、M、Nまで)がつけられて計画が実存したようなのですが、設計は6隻全て固まってたわけではなく、上記の着工までで中止になった「H」「J」の2隻は少なくとも「H39型」と呼ばれる設計でした。

上記のように「H級」戦艦の設計は固定されてた訳ではなく、戦訓や技術開発を反映して更新されてゆくのですが、少なくとも「H39型」として着工された2隻とこの後に続く「H40a型」「H40b型」(いずれも「H39型」の防御装備強化型)、さらに「H41型」までは計画承認までに至る実現可能な設計案だったと言われています。

 

H39型」

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

(上の写真は「H39型」戦艦の概観:224mm in 1:1250 by Delphin 下の写真は「H39型」の細部拡大:「ビスマルク級」をタイプシップとして、それに準じた兵装配置であることがよくわかると思います。大型ディーゼルを搭載した高速長航続距離を目指した設計で、外観的には二本煙突が大きな特徴かと)

H39型」は、「ビスマルク級」戦艦の拡大改良型で、「ビスマルク級」では実現できなかった機関のオール・ディーゼル化を目指した案です。大型ディーゼル機関の搭載により30ノットの高速と、長大な航続距離を併せ持った設計でした。機関の巨大化により船体も55000トンに達しています(「ビスマルク級」は41700トン)。主砲口径は「ビスマルク級」よりも一回り大きな40.6センチ砲として、これを連装砲塔4基に搭載していました。

全体的な概観や兵装配置は「ビズマルク級」を踏襲しており、大きな外観的な特徴としては巨大な機関搭載により煙突が2本に増えたことと、航空機関連の艤装が艦尾に移されたことくらいでした。

1939年に仮艦名称「H」と「J 」が着工されましたが9月の大戦勃発で中止されました。

 

「H40型」

一般的には「H 39型」の装甲強化改良型、とされていて、「H40a型」と「H40b型」の2つの設計案があったとされています。

(上図は「H40型」の設計2案「H40a型」(上段)と「H40b型」:モデルはAlbertから出ているようですが、見たことがありません 上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

上段の「H40a型」は「H39型」と同等のサイズで、「H39型」で課題があるとされた防御強化を図る案でした。装甲強化等の重量増の代償に主砲塔1基を減じた設計でした。一方「H40b型」は武装等を「H39型」と同等にしたまま防御力の向上を図った設計で、当然のことですが艦型が大型化し、次に紹介する「H41型」に近いサイズになっています(排水量66000トン)。

両設計ともに「H39型」との大きな差異として機関がオールディーゼルから、ディーゼルと蒸気タービンの併載とされたことが挙げられます。速力は両型ともに30.4ノットの高速を発揮する設計でした。

 

「H41型」

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

この「H級」シリーズの現実的な設計案の最後の「H41型」は、主砲の強化を狙った設計案でした。排水量68000トン(「大和級」並)の船体に、42センチ(連装砲塔4基搭載)の口径の主砲を搭載し、機関は再びオールディーゼルとして速力28.8ノットを発揮するというスペックでした。

モデルは筆者が知る限り 1:1250スケールでは現時点では流通していないと思います。(実はsammelhafen.deによると、Albertという製作者から「H級」の全形式が発表されていることにはなっているのですが、筆者は一度も見たことがありません。Albert社についても詳細な情報は探せず。現在、ebeyで親しくお付き合いのあるsellerの方にAlbertについて尋ねています)

一方、筆者のコレクションでは、「H41型」は42センチ砲ではなく、「H39」で実績をつんだ40.6センチ砲を3連装砲塔4基の形式で搭載した、という想定で、船体も「H39」を少し大型化した、というような設定でのいわゆる「妄想」モデルとして仕上げています。

(上の写真は筆者版「H41型」戦艦の概観:232mm in 1:1250 by semi-scratch based on Superior:下の写真は筆者版「H41型」の細部拡大:「筆者版」の種を明かすと1:1200スケールのSuperior製H-class(おそらく「H39型」)をベースに(≒Superior社の1:1200スケールのひと回り大きな「H39型」を1:1250スケールの「H 41型」のベースとして)、主砲塔はドイツ海軍向けの40.6センチ三連装主砲塔の3D prontingのパーツをShapewaysから調達、他の武装セットは手持ちのストックパーツから移植して仕上げています)

船体が大きくなったため建造には、港湾の水深と同艦の喫水の関係で課題が発生しただろうと、上掲の文書では記述されています。

同艦では新たな42センチ口径の主砲が搭載される計画でしたが、クルップ社製の40.6砲をベースとすれば、同砲の砲身が肉厚だったため、比較的容易に口径の拡大はできただろう、と記述されています。

資料から見た筆者版「H41型」の誤謬

上掲の資料を当たってちょっとした(しかし重要な)発見がありました。

筆者版「H41型」は前述のように主砲口径を「H39型」と同じ40.6センチとしていて、これは筆者によるある種確信犯的な変更だったのですが、モデル制作にあたりSuperior社の兵装のディタイルがあまり筆者の好みではないため、高角砲を別製作者の「ビスマルク級」戦艦のものに換装しているのです。

しかし上掲のURLにはこう記されているではないですか。

The secondary and dual purpose armament remained the same through all versions: Twelve 150mm/55 SK C/28 guns in six twin mounts, plus sixteen 105mm/65 SK C/33 guns in eight twin mounts. Note that the 105mm/65 SK C/33 mounts were the newer, heavier enclosed Dop. L. C/38 mounts, rather than the open C/31 and C/37 mounts used on the preceeding Bismarck-class.

筆者の概訳:副砲と両用砲は全形式に同じものが踏襲されました:6基の連装砲塔に搭載された12門の150mm/55 SK C/28、これに加えて8基の連装砲架で搭載された16門の105mm/65 SK C/33。注意すべきはこの105mm/65 SK C/33の 砲架が新型で、それまでの「ビスマルク級に搭載された開放型の砲架とは異なり閉鎖型のものであるところです<<<だいたいこんな意味です。

あらら、下の写真を見ると確かにDelphin社製の「H39型」とは形状が異なりますねえ。

f:id:fw688i:20221015151643p:image

(写真は「H39型」(左)と筆者版「H41型」の高角砲砲架の形状の比較:左の砲架の方が閉鎖度が高いのがわかります)

これはなんとかせねば、なりませんね。

レッドサン・ブラッククロスに登場する「フリードリヒ・デア・グロッセ」

仮想戦記小説の第一人者のお一人、佐藤大輔氏の「レッドサン・ブラッククロス」に登場する「フリードリヒ・デア・グロッセ」は「H41型」です。もちろんこちらは40.6センチ主砲の筆者版などではなく、オリジナルの42センチ主砲搭載艦として登場します。51センチ主砲を搭載した「超大和級」戦艦と交戦し「尾張」に大損害を与えながらも撃沈されてしまいます。

 

やはり42センチ砲搭載案も今一度検討してみましょう。いずれにせよ高角砲(両用砲)の誤謬の修正もあるので、今一度「H41型」には、いずれまたご登場して頂きましょう。

 

そして研究段階の設計案:「H42型」「H43型」「H44型」

「H級」計画は、さらに、研究段階の設計案として「H42 型」「H43 型」「H44型」と続いています。どうも「ナチス・ドイツ」の兵器設計の常、というか(架空戦記小説から筆者が影響を受けているだけかもしれませんが)「大きく強く」のような発想が色濃く見受けられる(あくまで筆者の私見ですが)計画案が多いように感じています。いずれも強大な船であり、既に「H41型」ですら建造施設に課題が見つかっていることから、これらの建造についてはドライ・ドックでの建造等、建造方法についても研究・検討が必要だっただろうと上掲の文書では記述しています。

 

「H42型」

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

「H41型」の防御を十分に充実させた研究案として提出された設計でした。特に「H42型」から「H43型」「H44型」ともに魚雷防御に重点が置かれ、第二次世界大戦で舵に被雷して行動の自由を失った「ビスマルク」の戦訓から、舵と推進器の損害を防ぐ構造が取り入れられていました。

防御装備の充実で排水量は90000トンに拡大しています。主砲については42センチ砲搭載説と48センチ砲搭載説の2説がある様です。機関としてはディーゼルと蒸気タービンの併載し、31.9ノットの高速艦となる設計案でした。

「フォン・モルトケ級」(レッドサン ブラッククロスに登場)

前出の佐藤大輔氏の「レッドサン ブラッククロス」には「フォン・モルトケ級」という戦艦が登場します。同級は「H42型」の主砲を42センチでも48センチでもなく51センチを搭載した設計になっています。

 

「H43型」

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

「H42型」の強化型として主砲に508ミリ砲(20インチ砲)が採用され、110000トンを超える強大な戦艦になる計画案でした。ディーゼルと蒸気タービンを併載して30.9ノットの総力を出す予定でした。主砲には「H42型」でも触れた48センチ砲搭載説もあるようです。

 

「H44型」

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

「H級」として設計案に関する記録が残る最後の「H44型」は史上最大の戦艦の設計案でした。排水量130000トン、 50.6センチ(20インチ)砲8門を主砲として搭載し、ディーゼルと蒸気タービンの併載で29.8ノットを発揮する、というスペック案が残っています。複数の枝記号を持つ図面が見つかっており、設計案が複数あったかもしれません。

上掲の3型式の図面はよく似ています。が、船体が大きくなるにつて、上部醸造の高さが相対的に低く見えるのは、よく考えれば当たり前なのだけれど、面白いなあ、と。

 

「H級」後期型のモデル事情は?

Albertのモデルについて

繰り返しになりますが1:1250スケールの模型はAlbert社(?)から「H41型」「H42型」「H43型」「H44型」が発表されてるようです。しかし筆者は未入手、どころか見たこともない。今、eBayでお世話になっているsellerさんに「何か情報ありますか」と聞いているところです。

(「H44型」の概観:Albert社製のモデル:写真は例によって模型探しでお世話になっているsammelhafen.de から拝借しています)

Superiorのモデルについて

1:1200スケールではSuperior社から「H44型」の模型が出ています。下に同社のサイトから写真を拝借して掲載してみました。ちょっと大きさがわかりませんね、これだけでは。スケール的にはこちらの方がAlbertよりも一回り大きいはずなんですが、こうした未成艦の場合には、あまり厳密に気にしなくてもいいのかな、と考えています。こちらは比較的容易にコンタクトが取れます(はずなのですが)。早速、在庫打診中なのですが、なぜか返事がありません。お母様が亡くなられたようで、版「H41型」は同社のおそらく「H39型」のモデルをベースに手を入れたものです。今回のケースでは1:1200と1:1250のスケール差がちょうどいい寸法差になってくれています

(Superior社の「H44(8-20")」と記載されているモデル::写真はSuperiorのサイトであるAlnavcoのカタログページから拝借しています ALNAVCO=>WARSHIPS=>1:1200 SCALE=>SUPERIOR WWII

「フォン・ヒンデンブルク級」(レッドサン ブラッククロスに登場)

こちらも佐藤大輔氏の「レッドサン ブラッククロス」に登場する戦艦で、「H44型」とほぼ同じ規模の戦艦なのですが、主砲を53センチ砲とし、副砲・高角砲の搭載数を格段に増やした設定となっています。もはや「H44型」とは考えない方がいいのかな。

 

ebay sellerへの問い合わせ、アップデート(第一弾)

上記のようにAlbertモデルについての情報をebayで世話になっているsellerさんに求めたところ、今朝(2022年10月16日の早朝)、返事が来ました。投稿作成中に返事がもらえるなんて。

「Albert」についての情報は何も触れられていないのですが(あるいはAlbertのモデルなのかも)、H classのモデルが提供できるというお返事です。この辺りはebayを通すとちょっと個人間取引に近いことはややこしいようなのでメールでのやり取りです。

ウォーターラインのモデルとフルハルのモデルの両方が提供できるということで、下の写真をもらいました。

(まずウォーターラインモデル:寸法・メーカー等、問い合わせ中ですがいい感じです:サイズ等を確認し、問題なさそうなら、と思っています)

(フルハル・モデルの写真:塗装もしっかりされています。下段写真のハル部分(艦底部分)の塗り直しは必要でしょうけど)

このフルハル・モデルは実に面白いですね。H Classの後期設計の特徴の一つである「魚雷防御」の構造が再現されています(下段の推進器周り)。塗装の状態はさておき(塗り直せばいい)これは面白い!ご丁寧に重量まで示してくれていて(秤に乗せた写真ですね)、「重いから送料かかるよ」というコメント付きです。メジャーも一緒に写ってはいるのですが、直当てではないのでスケールがよくわからないですね。ちょっと大きい気もするので、1:1250ではないのかも(せめて1:1200なら嬉しいんですが)

ということでサイズの確認、メーカー名、肝心の価格(きっと高いんだろうなあ。両方欲しいけど、ちょっと背伸びしすぎになりそうだなあ)等を確認したのち、条件に納得がいけば多分どちらかは入手します。

・・・という訳で、ちょっと朗報(筆者にとっては、です。すみません)のお裾分けです。

 

さらに驚きのモンスター戦艦の話

上掲の文章では、末尾に「実存しない設計案」つまりゲームの中だけで語られている設計案としてかなりのボリュームを割かれています。

その中の一つが「H45型」として紹介されています。ヒトラーがグスタフ列車砲(800mm砲)を主砲として搭載する戦艦のアイディアについて語った、という設定(史実なのかどうか?)に基づき、なんと55万トン級の戦艦(案によっては70万トン!)、といことで図面まで掲載されています。(「ただしなんの根拠もないよ、でもこういう自由な設定は楽しいから、いいんだよ。どんどんいこう」的なコメント付きです:Let us state for the record that there is absolutely nothing wrong with making up purely fictional ship designs for wargames. We do it all the time. It can be fun. It only becomes a problem when people start to believe that these designs were real. Since these are fictional designs, it is difficult to impossible to find good, reliable references on them. We are forced to rely on saved pictures and saved bits of text from defunct websites, as well as personal memories. So, here we present some more-or-less fictional designs that readers might find on the internet(「H45型」に関するコラムの冒頭部分をそのまま引用しています。fictional designsが何度も出てきて、ちょっと嬉しいですね)

(下の図は「H45型(上記のコラムでは”The (mostly) Fictional H-45 Design”とタイトルがついています。)と称して紹介された「オバケ戦艦」:上左に「ビスマルク級」の図が載っているので、大体の大きさがわかっていただけるかと。「馬鹿でかい」ということしかわからんよ、その通りです)

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

”The (mostly) Fictional H-45 Design”と銘打たれた55万トン(一説では70万トン)のまさにモンスター戦艦。全長609メートル、80センチ主砲(グスタフ列車砲)搭載、なんと28ノットの速度が出せる、ということになっています。

さらに驚くべきことに、この船の3D printing modelが下記で入手可能です。

Battleship - H-45 - What If - German Navy - Wargaming - Axis and Allies - Naval Miniature - Victory at Sea - US Navy - Tabletop - Warshipsxpforge.com

(このページのScaleでは1:1250スケールを選択することはできないのですが、注釈に1:1200-506 mm Length- Special Order O nly- Printed in 2 Pieces と記載されていてスケール対応はしてくださいます。筆者は過去に「1:1250スケールへの対応はできますか」と尋ねたことがあり、こともなげに「ああ、メモ欄に1:1250スケール希望、と書いておいてね」と言われ、後日ちゃんと1:1250スケールの製品が届きました。下の写真はモデルの写真:506mmの巨大なモデルです。かなり低い姿勢にも興味をそそられます)

f:id:fw688i:20221016124028j:image

上掲のように全長609メートルですので1:1250スケールだと488ミリになりますね、併せて2隻の発注から対応してくれるそうです。値段が書いてないのが怖いですが、一度問い合わせしてみましょうか。一方で具体的な計画の存在は確認されていない、とも上掲の文章で触れられていますので、さて、コレクションに加えるべきかどうか、少し「考えもの」です。なにしろ「55万トン」というのは、ねえ。

でも、こういう「妄想」は面白いし、形にできるというのは模型ならではの醍醐味なので。

 

・・・というような訳で、前回の投稿以来、文書の発見(これまでろくに探してきた訳ではないので、当たり前なんですが)と未知のモデルの発見等々、「H級」戦艦は、筆者の大きな関心ごとになっています。

今回はこの辺りで。

次回はもし何事か今回の件で進展があれば、そのお知らせと、新着モデルのご紹介などを予定しています。

もちろん、もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。

 

模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。

特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。

もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。

お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。

 

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