相州の、1:1250 Scale の艦船模型ブログ 主力艦の変遷を追って

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

コレクターの日常:架空艦 H級戦艦 H-44型の完成

模型生活の話に入る前に、少し余談を。

先週末はちょっと面白いホテルでゆっくりとしてきました。

汐留のパークホテル東京で、特に31Fはアーティストフロアと呼ばれ全室それぞれのテーマで壁に絵が直接描かれています。

 

汐留:パークホテル東京で過ごす週末

parkhoteltokyo.com

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筆者は横浜市に住んでいるので「東京でホテル宿泊」というのはかなり贅沢なお遊びです。でも、まあ年に何度もあるわけではないし、海外旅行が少しハードルの高い昨今、行ってみたいホテルがあれば、近場でも行ってみよう、というわけです。実は6月に「ペニンシュラ東京」に宿泊し、そのもてなしに痛く感動した、という経験を皮切りに、8月には筆者が実家に帰省した際に「孫たちと散財したい」という筆者の母親の申し出をいいことに、神戸の「ホテルオークラ」を訪れ、今回は連れ合いの誕生日と結婚記念日をかねて、ということだったので、かねてから連れ合いが注目していたアート系ホテル「パークホテル東京」に宿泊することにした、という経緯です。

冒頭に記述したように、このホテルの売りは、アートフロアというフロアの客室がそれぞれ別のアーティストの作品で飾られていることで、それぞれの作家が部屋の壁面を自身の作品で埋めているところにあります。

今回は筆者の家族3人で行ったのでルーム・クイーン(いわゆるツインルーム)とルーム・シングルを一つづつお願いし、どんなアーティストの部屋が当たるんだろうなどとワクワクしながら行ってきました。

するとフロントでチェックイン時に、なんとお部屋が空室の中なら選べたのです。「今日はルーム・クイーンではこのお部屋、ルーム・シングルではこれらのお部屋が空いています。どちらになさいますか」というわけです。

今回は家族それぞれが昼間の予定をこなし(私と娘は銀座でお買い物、連れ合いは夕方少しお仕事)、そして直接ホテルで集合、という段取りで行ったので、肝心のこのホテルに最も関心の高かった連れ合いが不在の中で、「あれ、私が決めちゃっていいんだっけ」と思いつつ、お部屋を選択しました。

まず、ルーム・クイーン: 「源氏物語」に囲まれて

(下のリンクではルーム・クイーンの絵画のヴァリエーションをご覧になれます)

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この中から空いていた「源氏物語」をチョイス。

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(どの壁も「源氏物語」まさにそのものです。柔らかく優しい色遣いで、落ち着いた感じでした。右下の黒髪の女性のカットが実は壁面いっぱいの大きな絵で、見ようによっては少し怖いかも)

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ルーム・シングル:「日本人」もう少しゆったりと楽しむべき部屋だったかもという反省

そしてルーム・シングルから「日本人」を選択。カタログから選ぶのですが、いずれも壁面のほとんどを使っている、従って想像以上に作品までの距離が近い、ということを考えると、作品によっては変な夢をみそうな感じの部屋もあるんじゃないのか、などとあまりよろしくない想像を膨らませながら。

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(こちらは、そのディテイルをじっくりと味わうべき作品、かと。正直にいうと一泊の滞在では、しかも今回は私はほとんどの時間を家族と一緒に「源氏物語」の部屋で過ごしたので、少し勿体無い、気がしました。別の機会に他の方法で作品に触れられないですかね。もう一回、じっくりと対面したい作品です)

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お部屋を選択できるとは知らずに行ったので、フロントで「さあ、どの部屋になさいますか?」と聞かれて、全く予習していなかった筆者は少々慌てました。しかし、我ながらいい選択だったかと。

滞在は実に快適で、前述のように家族それぞれが昼間の予定をこなし、直接ホテルで集合して夕食はルームサービスでお蕎麦と天麩羅の盛り合わせをいただいて、連れ合いに誕生日プレゼントを渡し、あとは3人でテレビを見てくだらない話をしながら、ゆっくりと過ごしました。日頃、同じ家に住みながらも、食事以外にはそれぞれが部屋に篭ることが多く(私も模型を触っていたりしますので)なかなかこういう時間は過ごせません。

連れ合いの誕生日、ということで、銀座三越で買ってきたケーキで締めくくったわけですが、ルームサービスで持ってきてもらったコーヒーが、私の「ホテルコーヒー」という概念(偏見?)を壊してくれました。しっかりと深煎りで大変美味しい。夜、寝る前のコーヒーとしてはちょっとヘビーでしたが、コーヒー好きの方にはおすすめかも。

 

部屋以外にも400点以上の作品が手の届くところに

下の写真はロビー周辺の作品を奥つか押さえたものですが、実はホテル中にこうした作品が散りばめられています。朝食をいただいたダイニングなども同じ作家のキルティング系のアートで彩られていました。タイトルにもあるように全館で400点程度の作品が展示されています。

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それらとは別に特設展が開催されていたり、いたるところでアートに触れることができ、特にアートに関心の高い筆者の連れ合いなどは(彼女はお子さん向けの工作・絵画教室などやっています)、筆者と娘をロビーに置いて「ちょっと散歩してくる」と1時間余りホテル内で作品巡りを楽しんでいました。

これまで「ホテルで宿泊」というと「旅」が目的だったのですが、ここ数年の情勢で「ホテルを楽しむ」ということが別の味わいを持っているんだなあ、などと上述のように今年はいくつかのホテル滞在を通じて新しい楽しみ方を見つけた一年ではあったのですが、このホテルはその在り方に新しい刺激を与えてくれました。。

翌日は日曜日の銀座で歩行者天国を散策し(人はそこそこ出ていましたが、もちろん以前ほどではなく、ちょうどいい感じ)、おいしランチを楽しんだり、買い物をしたりして、なんということのない1日を過ごし、帰宅し夕食を済ませたあたりから、さて明日の予定は、などと日常に戻って行ったのですが、それでも随分と大きな気分転換をいただいたなあ、と改めて感じています。

 

さて、その間にも「模型生活」は続いている、ということで、2週間前に到着した「H-44型」戦艦の塗装が完了しました。

「H級」戦艦myplace.frontier.com

「H級」戦艦について少し復習しておくと、「H級」戦艦というのは再軍備を宣言したナチス政権下のドイツが「Z計画」と称される海軍軍備整備計画の中で構想した一連の主力艦設計案で、その一番艦の仮計画艦名称が「H」号であったことから「H級」と総称されています。

一連の主力艦設計の系譜の総称で、戦訓や技術発展に伴い『H39型」から「H44型」まで6種の設計案があったとされています。

この辺りもっと詳しくお知りになりたい方は、本稿の下記の回などつまみ食いしてみてください。

fw688i.hatenablog.com

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「H級」前期型

これら一連の設計案のうち「H39型」については2隻が着工され、第二次世界大戦の勃発で建造が中止されました。そしてこれに続く「H40型a,b」と「H41型」は前期型と言われ、実現可能な設計案だったとされています。

H39型」

 

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

(「H39型」戦艦の概観:224mm in 1:1250 by Delphin) 

「H級」の最初の形式で、着工された2隻はこの形式でした。「ビスマルク級」戦艦の拡大改良型で、「ビスマルク級」では実現できなかった機関のオール・ディーゼル化を目指した案です。大型ディーゼル機関の搭載により30ノットの高速と、長大な航続距離を併せ持った設計でした。機関の巨大化により船体も55000トンに達しています(「ビスマルク級」は41700トン)。主砲口径は「ビスマルク級」よりも一回り大きな40.6センチ砲として、これを連装砲塔4基に搭載していました。

全体的な概観や兵装配置は「ビズマルク級」を踏襲しており、大きな外観的な特徴としては巨大な機関搭載により煙突が2本に増えたことと、航空機関連の艤装が艦尾に移されたことくらいでした。

「H40型」

一般的には「H 39型」の装甲強化改良型、とされていて、「H40a型」と「H40b型」の2つの設計案があったとされています。

(上図は「H40型」の設計2案「H40a型」(上段)と「H40b型」:モデルはAlbertから出ているようですが、見たことがありません 上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

「H41型」

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

(上の写真は筆者版「H41型」戦艦の概観:232mm in 1:1250 by semi-scratch based on Superior:下の写真は筆者版「H41型」の細部拡大:「筆者版」の種を明かすと1:1200スケールのSuperior製H-class(おそらく「H39型」)をベースにしています(≒Superior社の1:1200スケールのひと回り大きな「H39型」を1:1250スケールの「H 41型」のベースとして)。筆者が知る限り、『H41型」の1:1250スケールモデルはAlbert社からのみ市販されていますが、未だ見たことがありません)

この「H級」シリーズの現実的な設計案の最後の「H41型」は、主砲の強化を狙った設計案でした。排水量68000トン(「大和級」並)の船体に、42センチ(連装砲塔4基搭載)の口径の主砲を搭載し、機関は再びオールディーゼルとして速力28.8ノットを発揮するというスペックでした。

 

そして「H級」後期型:「H42型」「H43型」「H44型」

「H級」計画は、さらに、研究段階の設計案として「H42 型」「H43 型」「H44型」と続いています。どうも「ナチス・ドイツ」の兵器設計の常、というか(架空戦記小説から筆者が影響を受けているだけかもしれませんが)「大きく強く」のような発想が色濃く見受けられる(あくまで筆者の私見ですが)計画案が多いように感じています。いずれも強大な船であり、既に「H41型」ですら建造施設に課題が見つかっていることから、これらの建造についてはドライ・ドックでの建造等、建造方法についても研究・検討が必要だっただろうと上掲の文書では記述しています。

「H42型」

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

戦艦「ビスマルク」の喪失が英雷撃機の魚雷が舵機を破壊したことによるものであったことを受けて、「H41型」の水中防御を中心に防御力強化を目指した設計案だったとされています。

防御装備の充実で排水量は90000トンに拡大しています。主砲については42センチ砲搭載説と48センチ砲搭載説の2説がある様です。機関としてはディーゼルと蒸気タービンの併載し、31.9ノットの高速艦となる設計案でした。

魚雷防御の話

「H42型」で設計に盛り込まれた水中防御仕様は「H級」後期型に共通して盛り込まれる予定だったとされています。

冒頭に掲げた資料には以下のような記述があります。

"From this 'H-42' design onwards, efforts were made to give rudders and propellers maximum protection by extending the stern of the ship in the shape of two side fins forming a kind of tunnel and protecting the rudder and propellers from the sides. This design was to offer protection against the kind of fateful torpedo hits sustaned by Bismarck. The effect such a stern would have on manoeuvrability of so large a ship was not looked into and extensive model tests would have been necessary before such a project could have been carried out." 

抄訳すると「ビスマルク」に致命的な損害を与えた魚雷攻撃に対する対策として、一種の「覆われた船尾」を装備している、とされています。舵とスクリューを魚雷の打撃から保護するための両側にサイドフィンが装備されている、ということです。併せてこのような設計の船尾構造が巨大な戦艦の操縦性にどのような影響を与えたかは検証が必要だっただろう、とも述べています。

下の写真は筆者がいつも頼りにしているebay sellerが送ってくれたAlbert社性の「H44型」の船尾構造の写真です。ちょっとわかりにくいですが、4軸のスクリューと舵のそれぞれ外側にサイドフィンがあることがわかります。確かにこのような船尾構造がどんな水流を作るのか、検証が必要だったでしょうね。(このモデル、入手する予定なのですが、叶うかどうか)

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そして「H44型」

「H42型に続く「H43型」は初めて10万トンを超える巨大戦艦の設計案でしたが、この巨大戦艦の設計案は次の「H44型」へと繋がります。

(上図は上掲の The Wells Brothers' Battleship Index: Debunking the Later H-class Battleships から)

「H級」として設計案に関する記録が残る最後の「H44型」は史上最大の戦艦の設計案でした。排水量130000トン、 50.6センチ(20インチ)砲8門を主砲として搭載し、ディーゼルと蒸気タービンの併載で29.8ノットを発揮する、というスペック案が残っています。複数の枝記号を持つ図面が見つかっており、設計案が複数あったかもしれません。

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(「H44型」の概観:293mm in 1:1250 by Albert: 破格の大きさで、いつも筆者が使っている海面背景には収まりません。仕方なくやや味気のない背景で。下の写真は「H44型」の兵装配置を主とした拡大カット:巨大な20インチ連装主砲塔(上段)から艦中央部には比較的見慣れた副砲塔や高角砲塔群が比較的オーソドックスな配置で(中段)。そして再び艦尾部の巨大な20インチ連装主砲塔へ(下段))
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艦首部の巨大なハーケンクロイツ(さて、どうしようか・・・)

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(余談ですが、このAlbert社製のモデルには艦首に巨大なハーケンクロイツがモールドされています。どんな扱いにするか(赤白黒の標準的な配色など)、かなり迷ったのですが、標準的な配色ではあまりにもインパクトが強すぎる気がしたので取り柄ず「金銀」の組み合わせ配色でまとめてみました)

 

13万トン超えの「破格の大きさ」って

正直いうとこのモデル、ドイツ戦艦のオーソドックスな兵装配置等を踏襲しているので、モデルそのものの大きさがお伝えしにくいかなと思い、いくつか比較をしてみました。

まずは「ビスマルク級」戦艦との比較

下の写真は「ビスマルク級」二番艦「ティルピッツ」との比較。完成時にはヨーロッパ最大と言われた「ビスマルク級」が巡洋艦に見えてしまいます。「ビスマルク級」の寸法が201mm

ですので、長さで約1.5倍、幅がほぼ2倍、というボリュームです。 

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「H級」前期型(現実的な設計案?)の中で最大の「H41型」との比較

「H41型」(筆者版)の大きさは232mmですので、長さで約20%今日大きいという計算になります。やはり写真でも目立つのは艦幅の差でしょうか。20インチ砲を安定して運用するにはこれくらいの艦幅が必要だということでしょうか?

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ビスマルク級」から「H44型」までの、いわゆるZ計画の開発系譜一覧

下の写真は、再生ドイツ海軍の「Z計画」での主力艦整備計画の騒乱的なカットです。下から「ビスマルク級」(40000トン級:38センチ主砲)、「H39型」(55000トン級:40.6センチ主砲)、「H41型」(64000トン級:42センチ主砲)そして「H44型」(130000トン級:50.6センチ主砲)
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改めて「H44型」のモンスターぶりがお分かりいただけるかと。

 

ここからは少し仮想戦記小説の世界に

計画された20インチ主砲搭載艦:日本海軍A-150計画

大きさ比較のついでに、と言ってはなんですが、計画が残っっている他の20インチ砲搭載艦との比較も。

計画が残っているところで有名なのは日本海軍のA-150計画艦、「超大和級」でしょうか。これは「大和級」の強化型で、米海軍の18インチ砲搭載艦の計画に対応するために検討されたとされています。当初は新設計で20インチ三連装砲塔3基を搭載する計画もあったようですが、当時の日本の技術力では20インチ三連装砲塔を駆動する方法の開発に時間がかかり、これに対応する巨大艦の建造にも施設から準備せなばならないということで、「大和級」の設計をベースに「大和級」とほぼ同寸の船体に連装砲塔3基搭載し(連装砲塔であれば「大和級」の砲塔とほぼ同じ重量で駆動系も既存のものが使えたようです)防御力等を強化した80000トン級の戦艦が設計されました。

ja.wikipedia.org

(日本海軍のA-150計画艦の概観:217mm in 1:1250 by semi-scratched based on Neptune)

下の写真は「H44型」と「A -150計画艦」の比較ですが、上述のように「A-150計画艦」は「大和級」の設計をベースにしているため、ほぼ「大和級」との大きさ比較でもあります。

やはり「H44型」のお化けぶりが顕著に。

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ここからは、まさに「レッドサン・ブラッククロス」の世界へ

日本海軍架空戦艦の制作に着手

(ここからは少し仮想戦記小説的な設定が入ってきます)

上の写真でも明らかなように、「H44型」に対抗するには「A-150計画艦」ではあまりに場当たり過ぎる(そもそも「A-150計画艦」は米海軍の来るべき18インチ砲搭載艦への対応として設計されたものでした)ということで、日本海軍は「H44型」への対応を意識した計画を発動します。基本設計は「H44型」と同等の20インチ主砲、もしくはそれを上回る22インチ(56センチ)主砲を8門搭載し、「大和級」「A -150計画艦(超大和級)」と同等の機動性を持った戦艦、という骨子で、120000トン級程度の船体が想定されました。

ということで、前回も少し記述しましたが、手持ちのストックの中からグンゼ産業製の1:1000「大和級」のモデルをベースに、鋭意、架空艦の政策に着手しています。

 

試作A案

下の写真は上述の1:1000スケールの「大和級」の船体にパーツを仮組みしてみたもの。

主砲塔はいくつかのモデルをShapewaysから取り寄せているところですが、とりあえずは前出の「A-150計画艦」の20インチ主砲塔を4基仮起きしてみたものです。中央の上部構造物は、ebayでジャンク品として落札しておいたNeptun社製の「大和」から剥離したものを拝借しそのまま置いてあります。ちょっと小さ過ぎるのかな?f:id:fw688i:20221113103859p:image

(このグンゼ産業製のモデルはメタルモデルですので、まだ地金の色のままの状態です。甲板部のみ、タミヤのエナメルの「デッキタン」で色を載せています。砲塔なども実は1:700スケールのストック品を今は仮置きしています。色も塗ったあったりなかったり)

元々は「大和」のモデルですので、砲塔基部は3つしかなく、新たに増設する予定の3番砲塔の基部などはもう少し大きな方がいいような気もしますし、そもそもこの砲塔でいいのかどうか、その辺りも慎重な検討が必要です。副砲塔の配置(そもそも装備するかどうかも含め)や艦尾の航空艤装部の細工等も考えねばならず、これからまだ多くの工程が必要ですが、まずは主砲塔の候補案の到着を待つことにします。

下の写真では仮置き状態でのモデルと「H44型」に比較を。f:id:fw688i:20221113103855p:image

コンパクトな戦艦づくりを目指す日本海軍の設計コンセプトが活かせたそれらしい戦艦に仕上がりそうな予感です。一方でオーソドックスで手堅いドイツ艦の設計も。こういう比較は実に面白い。

 

試作B案

一応、他のストックパーツを用いて別の仮組み案も作ってみたので、そちらもご紹介。

こちらは1:1100スケール(あれ 1:1000スケールだっけ。パーツにバラしてしまうとこの辺りが曖昧になるので困ったものです)の「大和級」の上部構造を仮置きしてみたものです。f:id:fw688i:20221113101636p:image

同じく下は「H44型」との現状での比較。

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今度はちょっと上部構造の立ち上げが高過ぎるでしょうか?

 

とまあ、こんな感じでしばらく試行錯誤が続く予感がしています。これも架空艦の製作の醍醐味の一つかと。Shapewaysからはオーダーしている砲塔のセット2種のうち1種類はすでに完成し、もう1種類がラインに乗ったという知らせが来ました。おそらくあと10日程度で手元に届くと思いますので、それらも併せて仕上げてゆきたいと考えています。

完成すればまさに佐藤大輔氏の仮想戦記小説「戦艦ヒンデンブルク号の最期」(「レッドサンブラッククロス外伝」の3巻に収録)が再現できるかも。(ということはこの戦艦の名前は「播磨」ということになりますかね)

(徳間文庫版より)

・・・・とかとか、妄想がどんどん膨らんでいます。

ということで今回はこの辺りで。

 

次回は・・・。未定ですが、新着モデル、あるいは整備中のモデルなどがいくつかありますので、そのあたりで何かテーマを見つけて、と考えています。(日本海軍の機動部隊小史なども途中ですので、その辺りも気にはなっているのですが)

もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。

 

模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。

特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。

もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。

お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。

 

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