相州の、ほぼ週刊、1:1250 Scale 艦船模型ブログ

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

現用艦船シリーズ:ロイヤル・ネイヴィーのミサイル駆逐艦

英国海軍(ロイヤル・ネイヴィー)は近代海軍の始祖の一つであることは間違いなく、その整備する艦級の中でも駆逐艦という艦種については模索期からの長い歴史をみることができます。

ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦発達史:ミニシリーズ

本稿でもその黎明期から第一次世界大戦期までの駆逐艦発達史については以下の回でまとめています。その艦級は多岐に渡り、かつそれぞれの艦級にも、時期によっては、あるいは民間技術の積極的な導入などの目的から、官製のものと民間に委託された形態などが入り混じり本当に複雑で、その全てを網羅するところまでは全く手が回ってはいません。

かつ、本稿は筆者の個人的な興味に振り回されているので、以下のような変則的な展開になっています。

fw688i.hatenablog.com

fw688i.hatenablog.com

そして時系列的には「その1.5=その4」として「その1」の加筆版が位置付けられます。

fw688i.hatenablog.com

 

これで「駆逐艦」という艦種の黎明期から第一次世界大戦の終了まではご紹介しているわけですが、もちろんこの後「両大戦間の時代」「第二次世界大戦期」と続き、英海軍はこの間に実に多くの艦級を建造しています。

 

「両大戦間」「第二次世界大戦期」の駆逐艦

ざっとまとめておくと、第一次世界大戦終結から9年後の1927年に就役した2隻の試作型の駆逐艦(「アマゾン」「アンバスケイド」)を皮切りに、A、B、C、D、E、F、G、H、Iと1300トン級の船体に36ノットと速力を持ち雷装を重視した艦級群が79隻建造されます。

「I級」駆逐艦(1937-:同型艦9隻)

ja.wikipedia.org

f:id:fw688i:20201004125521j:plain

 (直上の写真:「I級」駆逐艦の概観。77mm in 1:1250 by Neptune) 

 

ついで列強、特に日本海軍と新生ドイツ海軍が積極的に建造した大型駆逐艦量産の流れに対応した1700トン前後の船体を持ち火力を強化した「トライバル級」「ジャブリン級」「L級」「M級」計58隻が建造されます。

トライバル級駆逐艦(1938-:同型艦27隻)

ja.wikipedia.org

f:id:fw688i:20201004125525j:image

 (直上の写真:「トライバル級駆逐艦の概観。91mm in 1:1250 by Neptune

 

第二次世界大戦の勃発後は一転して戦時量産に対応すべく、艦型は以前の「I級」に戻され1500トン級の船体を持ち12センチ単装砲4基、37ノットの速力を標準とした戦時急造艦がO、P、Q、R、S、T、U、V、W、Zの10クラス、80隻が建造され、さらに主砲を両用砲として対空戦闘に重点を置いた「C級」32隻、両用砲を連装とし自動化を進めた「バトル級」「ウエポン級」「デアリング級」が建造されました(3クラス合計で36隻)。

バトル級駆逐艦(就役期間:1944-1972年:同型艦24隻)

ja.wikipedia.org

f:id:fw688i:20230827105351p:image

 (直上の写真:「バトル級駆逐艦の概観。93mm in 1:1250 by Hansa

 

本来はこれらの艦級は本稿でも「ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦」シリーズ(その5、その6、その7・・・)としてご紹介する予定なのですが、特に後期のモデル収集に時間がかかって、なかなかご紹介の機会を得ずにここまで来ています。

 

この間、実は英海軍における駆逐艦の位置付けにも大きな変化がありました。

第二次世界大戦後、英国が両対戦を通じて対面した通商路への潜水艦の脅威の記憶は生々しく、英海軍においては通商露保護や船団護衛が任務としては優先され、従って対潜水艦戦により特化した小型の護衛艦艇(小型駆逐艦護衛駆逐艦等)へと、戦備配備の重点が移ってゆく事になります。併せて、米海軍等とは異なり空母機動部隊を持たなかった英海軍にとって、その護衛を主要任務とする艦隊駆逐艦の整備優先度は低くなり、結局、1950年台後半まで、新しい駆逐艦の建造は行われませんでした。

 

駆逐艦のミサイル艦化

それらの状況の中でも、局地的な紛争を想定した場合、空母を中心として紛争地に派遣される海上戦力の艦隊防空を担う艦級の開発は必須であり、かつ航空機の著しい発展を見ると搭載する主要防空兵装が従来の対空砲ではなく長射程を持つ対空ミサイルでなくては有効な艦隊防空が不可能であることは自明であり、こうして最初のミサイル駆逐艦カウンティ級」が誕生する事になりました。

 

カウンティ級ミサイル駆逐艦(就役期間:1962-1987年:同型艦8隻)

ja.wikipedia.org

f:id:fw688i:20230827110019p:image

 (「カウンティ級ミサイル駆逐艦の概観。128mm in 1:1250 by Allbatros:今回ご紹介ているモデルは後期型(バッチ2)ですね。ブリッジ前に「エグゾセ」対艦ミサイルの発射筒を搭載しています

同級は主要兵装を「シーズラグ」艦対空ミサイルとして搭載した英海軍初のミサイル駆逐艦です。5000トン級の余裕のある大きな船体に、ミサイルの情報処理システム、ミサイル弾庫、哨戒ヘリ運用庫、さらには蒸気タービンとガズタービンを搭載し、32ノットを発揮することができました。

ja.wikipedia.org

対空兵装の他には、初期型(バッチ1)には主砲として45口径4.5インチ連装砲2基が搭載されていました。

f:id:fw688i:20230827110033p:image

(「カウンティ級」の主要兵装の配置の拡大:前述のようにこのモデルは後期型ですので、艦首に45口径4.5インチ連装砲を1基、「エグゾセ」対艦ミサイル発射筒(写真上段)、対潜用の短魚雷発射管(同級に搭載されたという記録が見当たらないんですが)、シーキャット短対空ミサイル(写真中断)、哨戒ヘリの格納庫と発着甲板と同級の主要兵装であるシースラグ対空ミサイル発射機(写真下段))

加えて対艦兵装として「シースラグ」発射機から射出できる対艦ミサイル「ブルースラグ」を後日搭載する予定でしたが、「ブルースラグ」が開発中止となったため、後期型(バッチ2)では連装砲は1基として、2番砲の位置に対艦ミサイル「エグゾセ」の単装発射筒4基が搭載されました。

ja.wikipedia.org

 

対潜戦闘は当初対潜迫撃砲や短魚雷の搭載などが検討されましたが、採取的には搭載ヘリコプターに託されることとなりました。

個艦防御用の兵装としては「シーキャット」短対空ミサイルと機関砲が搭載されていました。

ja.wikipedia.or

模型的な視点:Albatros社製品の質の高さ

同級のモデルはAlbatros製のモデルの質の高さを体感できるモデルでした。下の写真は同級で再現されている搭載兵器の拡大です。前述のように同級では短魚雷発射管の搭載記録が見られないなど、疑問点はなくもないですがこのスケールでの再現性の高さには目をみあるものがありますね。その分、希少でかつ高価なのでなかなか手が出ません。

(上段左:45口径4.5インチ連装砲、上段右:エグゾセ」対艦ミサイル発射筒、中断左:対潜用の短魚雷発射管(搭載されていたのかどうか?)、中断右:シーキャット短対空ミサイル、下段左:哨戒ヘリの格納庫と発着甲板、下段右:シースラグ対空ミサイル発射機の順)

 

ブリストルミサイル駆逐艦(就役期間:1973-1987年(以降は練習艦):同型艦なし)

ja.wikipedia.org

(モデル未保有です)

同艦は英海軍の第二世代のミサイル駆逐艦として4隻が建造される予定でしたが、護衛すべき空母の新造計画が破棄されたため(1966年度国防白書)、1隻のみしか建造されませんでした。

主要兵装は前級の「シースラグ」対空ミサイルに換えてより射程が長くコンパクトな「シーダート」が搭載されました。

ja.wikipedia.org

他には主砲として新型の55口径4.5インチ単装砲塔、さらに対潜兵装として「アイカラ」対潜ミサイルと対戦迫撃砲が搭載されましたが、一方で対潜ヘリの搭載は見送られました。

個艦防御兵装としては短対空ミサイルは搭載せず、機関砲のみでした。

 

模型的な視点でのお話

筆者は未保有ですが下の写真のようにAlbatros社(上段)とTriron社からモデルは市販されています。筆者の経験から見ると、いずれのモデルも希少で、オークション等でも高額で取引されています。おそらく細部の仕上がり等はAlbatros社製の方が一枚上手なのだろうと思いますが、筆者としては管弦の高さ等がTriton社製の方がしっくりくるなあ、という感じです。

f:id:fw688i:20230825214001p:image

いずれのモデルも常時Ebay等で探してはいるのですが、なかなかお目にかかりません。

 

42級ミサイル駆逐艦(就役期間:1975-2013年:同型艦14隻)

ja.wikipedia.org

f:id:fw688i:20230827110934p:image

 (「42級」ミサイル駆逐艦の概観。95mm in 1:1250 by Triton:今回ご紹介ているモデルは「サザンプトン(バッチ2)」です。かつ後述しますが艦中央部にCIWSを搭載しているので、1987年以降を再現したのモデルかと)

前述の1966年度国防白書での空母新造計画破棄により、英海軍は将来的に正規空母を持たない海軍となることが決定されたため、駆逐艦の建造計画も見直され「カウンティ級」「82級」のような大型艦から小型のミサイル駆逐艦へと移行します。

これが同級「42級」ミサイル駆逐艦です。

同級はそれまで蒸気タービンとガスタービンを併載していた機関をガスタービンのみに改め、省力化の結果、「ブリストル」とほぼ同等の兵装を60%の大きさの船体に収めることに成功しています。

主要兵装は前級と同じ「シーダート」対空ミサイルで、他に前級と同じ55口径4.5インチ単装砲を装備していました。「アイカラ」対潜ミサイルは廃止し、代わりに短魚雷発射管と哨戒ヘリを搭載し、対戦兵装としています。

個艦防御は2基の20mm機銃に委ねられましたが、のちにフォークランド戦争では対艦ミサイルを防ぎきれず2隻の戦没艦を出し、あらためて個艦防御の重要性が見直され、CIWSが追加装備されています。

f:id:fw688i:20230827110929p:image

(「42級」の主要兵装の配置の拡大:前述のようにこのモデルはバッチ2のしかも1987年以降、CIWSを搭載後のものです。艦首に55口径4.5インチ単装砲を1基、同級の主要兵装である「シーダート」対空ミサイル発射機(写真上段)、フォークランド戦争での2隻の喪失の戦訓から個艦防御の重要性が検討され、1987年以降同級に搭載されたCIWSと対潜用の短魚雷発射管(写真中断)、哨戒ヘリの格納庫と発着甲板(写真下段);ディッピングソナー搭載の必要性から、搭載されたのは大型の哨戒ヘリだったのですが、格納庫はさておき発着甲板はやや窮屈な印象です)

 

42級バッチ3の登場

「42級」は艦型をコンパクトにまとめる事には成功しましたが、この影響で主要兵器である「シーダート」の弾庫が縮小され、搭載弾数が前級の約半分の22発となっていました。併せてコンパクト化の影響が凌波性の不足となって現れたため、1982年以降就役を開始した11番艦以降の4隻は艦首部を延長した設計と改められました(バッチ3)。この延長により「シーダート」の搭載数は「ブリストル」と同じ40発となりました。

f:id:fw688i:20230827111310p:image

 (「42級」ミサイル駆逐艦バッチ3(「マンチェスター」)の概観。105mm in 1:1250 by Triton:まだCIWSを搭載していませんね。したがって1987年以前、就役直後を再現したものかと思います。下の写真は、上掲の「サザンプトン」(バッチ2)と「マンチェスター」(バッチ3)の比較:艦首が延長され、煙突位置などややレイア右羽とも変更されているように見えます。模型ですのでどこまで信じていいのか?もの改良で、対空ミサイルの搭載数は22発から40発に増加し、かつ凌波性も改善されたようです

f:id:fw688i:20230827111305p:image

 

模型的な話:Albatros製のモデルはどうだろうか?

今回、筆者が保有しているのはTriton製のモデルですが、実はつい最近Albatros製モデルに入札する機会がありまいした。しかもバッチ2((エクセター」)とバッチ3(「エディンバラ」)に同時に入札できるという滅多にない機会でした。いずれも落札には至りませんでしたが(高値がついてしまっていました。この質ですからね、仕方がないかとは思うのですが、最近の円安は筆者にはとても痛い)、いい機会なので、Ebeyで掲載されていた写真を再掲させていただきます。

f:id:fw688i:20230827122600p:image

(上の写真はEbayで筆者が落札できなかったAlbatros製の「42級」バッチ2「エクセター」(上段)とバッチ3「エディンバラ」:下の写真ではその主要兵装を拡大しています。上段左:55口径4.5インチ単装砲、上段右:「シーダート」対空ミサイルの連装ランチャー:Tritonのモデルとはこの辺りの作り込みが違いますね。下段左:後日装備されたCIWS、下段右:短魚雷発射管)f:id:fw688i:20230827122604p:image

細部はやはりAlbatrosクオリティとでもいうべき質の高さを感じます。チャンスがあったらまた狙ってみよう。

ちょっとEbay裏話

実はこのEbayの出品者は、筆者がいつもお世話になっている1:1250スケールモデルのデータベース、sammelhafen.deの主催者の息子さんなのです。だから引用させていただいている写真はほとんど同じものなのです。この出品者も私のお気に入りのお一人で、筆者のコレクションの中にはこの方からの落札品がたくさん含まれています。

つまり筆者のコレクター人生を楽しいものにしてくださっているお一人、ということです。感謝!

 

45級ミサイル駆逐艦(就役期間:2009-現在:同型艦6隻)

ja.wikipedia.org

f:id:fw688i:20230827111833p:image

 (「45級」ミサイル駆逐艦の概観。126mm in 1:1200 by Triang: このモデルはスケールが1:1200です。1:1250と1:1200でこのモデルでどの程度さが生じるかというと全長で約4mm程度になります。大きいと見るべきか。いずれにせよ気にはなりますよね)

同級は「42級」ミサイル駆逐艦以降、長らく新たな駆逐艦を建造しなかった英海軍の最新鋭駆逐艦です。

英海軍はNATO加盟国との新型フリゲート艦のカイハウ計画を進めていました。「42級」の後継艦としても期待が高かったのですが、各国の運用要件の差異からこの計画は断念され、ついで英仏両海軍の共同開発が模索されます。のちにイタリア海軍も加わりますが、各国の意見調整が難航し、「42級」の後継艦開発に間に合わないと危惧した英海軍は、結局これからも脱退し独自に艦級開発をする事になります。

システムの複雑化と主力センサーであるサンプソン多機能レーターの搭載位置に対する要請から、「42級」から一転して同級は7000トン級の船体を持つ大型艦となっています。

機関は電動推進で、これを支えるためにガズタービン発電機とディーゼル発電機各2基が搭載されています。ここで生み出された電力で電動機2機を稼働させて29ノットの速力を発揮するとされています(実際には31ノット強を記録しているとか)。

12の目標追尾が可能とされるサンプソン多機能レーダーの特徴的なアンテナとミサイルを全てVLS搭載としたことから、これまでのミサイル駆逐艦とは異なる外観を示しています。f:id:fw688i:20230827111824p:image

(上の写真はサンプソン多機能レーダーの特徴的な外観:マストの接合面の処理など、ちょっと・・・)

主要兵装としては「アスター」対空ミサイルを48セルのVLSに収容して艦首甲板に搭載しています。その他にステルスタイプの砲盾に収容された55口径4.5インチ単装砲、「ハープーン」対艦ミサイルの4連装発射筒を2基装備しています。個艦防御用の兵装として、「シーセプター」短対空ミサイル用の24セルのVLSを搭載し、加えてCIWS2基も搭載しています。

対潜戦闘用に哨戒ヘリ1機を搭載しています。f:id:fw688i:20230827111828p:image

(「45級」の主要兵装の配置の拡大:艦首にステルスタイプの55口径4.5インチ単装砲を1基、その背後に48セルの「アスター」対空ミサイルを収容するVLS、その後ろにモデルではちょっとわかりにくいですが「ハープーン」対艦ミサイルの発射筒がわかります(上段写真)。中段写真では機銃やCIWSが見て取れます。下段写真はヘリコプター格納庫と発着甲板:ヘリ格納庫の上の構造物が「シーセプター」短対空ミサイルのVLSでしょうか?)

 

同級は就役後、発電機の容量不足から停電を発生しており、ディーゼル発電機2基をより強力な3基置き換える改修が順次行われるということです。さらに水中騒音の問題も現れてきており、対潜戦闘をも担う駆逐艦としては致命的な気もします。

 

ご紹介したTriang社製モデルについて

同社のモデルは1:1200スケールとされており、やや大柄です。近々、下記の3D printeling

modelを入手しこれに置き換える予定です。

(写真はBill's Bits n Pieces製の3D printing model)

 

ということで、第二次世界大戦後に英海軍が建造した駆逐艦を見てきたわけですが、戦争の終結後から今日に至る78年間にわずか4艦級というのは、あらためて意外でした。もちろん駆逐艦以外にフリゲート艦等の開発も見ていかねばなりませんが(こちらは随分と複雑な系譜を追う作業になりそうです。嬉しい悲鳴、というやつですね)、やはり今回少し触れた1966年度国防方針での正規空母建造計画の中止が、その分岐点だったのではないかと思います。

この方針で、英海軍は正規空母を中心とした機動部隊という戦闘単位(つまり艦隊)の運用を断念し、それまでの「大洋を安定させる海軍」から、「局地紛争への介入(旧宗主国としての責任?あるいはいまだに点在して残る海外領に関連した利権保持?)を想定した海軍」へと、海軍のあり方自体も大きく変化したと考えます。

しかし、英海軍には、2010年代に入り再び6万トンを超える「クイーン・エリザベス級」空母(STOVL式ではありますが前述のように大型艦です)を就役させるなど、海軍のあり方を変化させる動きが現れてきているように思われます。これは当然、空母機動部隊構想とその艦隊防空の必要性が関連してきているわけで、その任を負う艦艇の開発が「45級」の就役として実現していると思われます(この辺りの動きは本稿で米海軍のフリゲート艦開発についてご紹介した際に、一旦は「ペリー級」の建造を最後にフリゲート艦から局地紛争への介入や周辺警備への対応に主軸を置いた沿海域戦闘艦の整備へと軸足を移した米海軍が、再び敵対する水上戦力(つまり艦隊)を想定した海上戦闘等に対応するフリゲート艦建造に回帰し始めた、という流れと同じような情勢変化に対応するものなのかもしれません)。

しかし一方で「45級」には上述のような課題が現れてきており、当初の12隻建造の計画も財政的な事情もあって再三縮小され、結局6隻で落ち着きそうです。

既に次期ミサイル駆逐艦についても構想が取り沙汰され始めており、これからの動向に注目しています。

 

ということで今回はこの辺りで。

次回はアップデートがいくつかご紹介できるかと。(いつか「ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦:大戦間編」や「第二次世界大戦編」もやらなくちゃね)

もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。

 

模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。

特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。

もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。

お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。

 

ブログランキングに参加しました。クリック していただけると励みになります。


艦船ランキング