相州の、1:1250 Scale の艦船模型ブログ 主力艦の変遷を追って

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

アドリア海編:脇役登場!イタリア空軍、飛行警備艦「オッタビアーノ・アウグスト」

今週も引き続き制作週間、と言う事で、進行中の「アドリア海」編(いつの間に「編:シリーズ化」したのかな)に登場する予定のイタリア空軍(海軍?まだ設定はまだ迷っていますが。空軍のマークつけちゃったしなあ)飛行警備艦「オッタビアーノ・アウグスト」のご紹介です。

f:id:fw688i:20201206151145j:image

(イタリア軍飛行警備艦「オッタビアーノ・アウグスト」の概観。72mm in 1:1250 by Kaja's Models and Machinations:(右下写真)3機の水上飛行機を腹部のハンガーに懸吊しています。腹部にはイタリア空軍のマークが見えます。「黄金の嘴」の二つ名の由来はご覧の通り)

 

本艦は第一次世界大戦の戦訓を踏まえ、飛行船の機動力と大きなペイロードの注目したイタリア軍が、アドリア海で跳梁する海賊・空賊対策の基幹戦力として、機動力を備えた警備拠点として活用すべく建造した艦級です。

固有の武装としては20センチ連装主砲塔1基と15センチ単装速射砲4門を搭載しています。さらに後方のハンガーに戦闘飛行艇3機を懸吊することができました。

2基のエンジンを搭載し、12ノット程度の飛行速度を出すことができました。

「オッタビアーノ・アウグスト」とローマ帝国初代皇帝の名を冠してはいましたが(日本ではオクタビアヌスの方が通りがいいかも)、「空飛ぶオルカ:Orca volante」あるいは「金の嘴:Becco dorato」の通り名で知られていました。

・・・・と言うような設定、かな?

 

モデルの原型は、本稿の読者ならお馴染みのShapewaysの下記の出品。元は少しSF的な(下記のサイトではご本人はSteampunk Airshipに分類されています)飛行船のモデルで、浮揚装置を4基、船体周辺に配置しています。元は1:700スケールでしたが、例によってリクエストして1:1250にスケールダウンしてもらっています。先っちょがとんがった形状がとても魅力的で、どうしても作りたくなってしまった!

www.shapeways.com

上記の説明で確認していただきたいのですが、オリジナルモデルは「グロサリオン浮揚装置」を装備し118ノットの高速を発揮するハイブリッド飛行船、と言う設定です。その肝心の「浮揚装置」をとってしまった。叱られるかも。

 

ちょっと余談ですが、実はこの方のSteam Shipの制作品にはBorodino Class Battleshipがあり、筆者の制作したモデルの写真を作例として使っていただいています。本稿でご紹介した日露戦争戦利艦「石見」はこのモデルを原型として製作しています。

www.shapeways.com

戦艦「石見」の制作記は下記の2回で触れています。興味のある方は是非。

fw688i.hatenablog.com

fw688i.hatenablog.com

 

 

f:id:fw688i:20201206151153j:image

(上掲の写真は、「オッタビアーノ・アウグストス」の20センチ連装主砲、15センチ単装副砲、飛行艇ハンガーの拡大。基本的に主砲・副砲は、眼下の標的(艦船か建造物)に対する撃ち下ろしが想定されています。眼下の要塞や軍事施設などの固定目標ならなんとか効果のある砲撃ができそうですが、艦船など移動目標に対しては実効性はどうでしょうね?まあ、威嚇射撃で停船させるとか、そんな感じでしょうなね。デカールは1:144スケールのイタリア戦闘機からの転用。迷彩塗装が結構面白い、と思いませんか?とんがった先端は、今のところ何か特殊な武装など、と言う設定は考えていません。何かセンサー類はありかな?ハンガーに懸吊した水上飛行機が、本艦の機動性を拡張しています)

 

f:id:fw688i:20201206151135j:image

(上の写真は本艦の大きさをイメージしてもらうために、写真上では第一次世界大戦の対潜飛行船との比較。かなり大きいことがわかると思います。下の写真では本稿の前回でご紹介したイタリア海軍の1920年台の大型駆逐艦「レオーネ級」(90mm in 1:1250)との比較。実戦ではこうした水上艦とのコンビで運用されたんでしょうね。「空賊」を海と空中から追い詰める、と言う感じでしょうか:と言っても実存はしませんので、ご注意を)

 

いずれは、本稿でご紹介した遊覧飛行母船「アドリア海の真珠」号などと絡みで「銭形警部」的な役回りを演じてくれるはず。

 

と言うことで、だんだん準備が整ってきましたが、今回はこの辺でおしまい。

 

次回はアドリア海つながりで「イタリア海軍の巡洋艦の系譜」でもやりましょうか

あるいは、もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。

 

模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。

特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。

もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。

お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。

 

ブログランキングに参加しました。クリック していただけると励みになります。


艦船ランキング