戦艦石見の改修完工
(前回、製作記前半と書きましたが、あとは塗装と細部を整えるのみ、ということで、いきなり完成です。製作記後半はありません。すみません)
(from 1907 INJ, 13,516t, 18knot, 12 in *2*2 & 8 in *6, 95mm in 1:1250)
前回紹介したように、戦艦石見の前身はロシア戦艦ボロジノ級3番艦オリョールであり、これを日本海海戦で鹵獲した日本海軍は、約2年に及ぶ改修の末、艦隊に編入した。その改修は主としてボロジノ級の欠陥であった復原性の改善にあった。
上部構造を徹底的に簡素化し、重い副砲の連装砲塔の撤去などがその主なポイントであった。連装副砲塔に変えて、副砲の口径を15センチから20センチに上げ、ただしその搭載数を単装6基とした。
こうした改修を経て、石見は1908年に連合艦隊に編入された。
改修前と改修後の比較:2点
重心はかなり低くなっているように見えますが。
仏2装甲巡洋艦の到着
かねてより日本への発送の知らせが届いていたフランス海軍の装甲巡洋艦2隻が到着した。
(1906, 13,105t, 22.5knot, 7.6in *2*2 +6.5in *12, 115mm in 1:1250, Hai)
前級レオン・ガンペッタ級の準同型艦である。主砲を新型の強力なものに改め、副砲の搭載数をやや減らし、あわせて速力強化を狙った。
(1909, 13,644t, 23knot, 7.6in *2*2 +6.5in *12)
前級同様、速力向上を狙い、やや船体長を延長した。
上記はこちらにもアップデートしました。
次回は、長門に触発された16インチ砲搭載艦、いわゆる七大戦艦と、ワシントン条約について。
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これまで本稿に登場した各艦の情報を下記に国別にまとめました。
内容は当ブログの内容と同様ですが、詳しい情報をご覧になりたい時などに、辞書がわりに使っていただければ幸いです。