相州の、ほぼ週刊、1:1250 Scale 艦船模型ブログ

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

架空駆逐艦「ヤヴチェンコ」修正版:映画「ハンター・キラー潜航せよ」に登場した「ウダロイ級」ヴァリエーションのご紹介

今回は以前本稿でご紹介したロシア海軍の「ウダロイ級」駆逐艦のヴァリエーションで映画「ハンター・キラー」に登場する架空艦「ヤヴチェンコ」のご紹介です。

このお話はすでに下記の回で一度取り上げています

fw688i.hatenablog.com

もちろん再読していただくのが一番嬉しいのですが、かいつまんでお話をまとめておくと、上掲の投稿ではロシア海軍のほぼ唯一の現役駆逐艦である(と言っていいと思います。実際には若干異なりますが。まあ、その辺りは上掲の投稿を読んでいただければ)「ウダロイ級」駆逐艦のヴァリエーションをご紹介しています。

「ウダロイ級」駆逐艦のヴァリエーションは2種類あり(つまりオリジナルと合わせると3種類あるわけです)、改「ウダロイ級」とでも言うべき「ウダロイII級」(実際に就役したのは1隻のみです)と「ウダロイ級」の近代化改装がゆっくりとですが、2023年時点で就役している8隻に対して進められている、そんなお話をご紹介しています。

 

そしてそのお話の流れの中で、映画「ハンター・キラー 潜航せよ」(2018)にも、同級をベースにしたと思われる駆逐艦が登場する、そんなお話をしています。

筆者の常として、こういうヴァリエーションには目がなく、ついついなんとかモデル化できないか、などと考えてしまうのは、おそらく本稿の読者の皆さんなら何度か見てきていただいていると思います。この話題についてもその例に漏れず、ついついなんとかそれらしく製作してしまおう、そんな暴挙に出ているわけです。

(少し再録しておきます)

架空の駆逐艦「ヤヴチェンコ」:映画「ハンターキラー」に登場する「ウダロイII級」改装らしき駆逐艦

ja.wikipedia.org

映画「ハンターキラー」では「ウダロイII級:11551級」がおそらく原型となったと思われるロシア駆逐艦が登場します。こう言う映画の見方って、どうかとは思いますが、どうしても気になって見てしまう。以前、映画「グレイハウンド」でも同じような話しをしましたが。

(「ヤヴチェンコの概観:Twitterの投稿より拝借しています)

映画に登場するのは「ヤヴチェンコ」と言う名前の駆逐艦です。上の映画の一シーンを切り取った写真を見れば、概観はほぼ「ウダロイII級」と言っていいと思っていました。実艦と異なる点は従来の主砲位置に複合型CIWS(おそらく「コールチク」)が搭載されているところ。複合型とはいえ映画では近接対空ミサイルの発射シーンはありませんし、CIWSとしてはやや大きすぎるようにも思いますので、何か別物、と言う想定の方がいいかもしれません。併せて対潜ロケット発射機を艦橋前に1基搭載、となっているところでしょうか。

映画の中の「ヤヴチェンコ」

この映画は、ロシア連邦で大統領に反対する軍部によるクーデターが発生し、ロシア連邦大統領が囚われてしまいます(一定の手続きを強行したのち、殺害する予定だったのでしょうね)。大統領救出作戦を実施する米軍の特殊作戦部隊(シールズ)を脱出させるため、米原潜「アーカンソー」(「シーウルフ級」原潜)がロシア海軍の本拠地「ポリヤルヌイ」に潜入する、という、大筋としては「なんともなあ・・・」というようなお話です。(原作もあるので、原作を読めばもう少しそれらしい話になっているのだろうなあ、と思いますが)

この中でロシア連邦大統領を救出し脱出を試みる「アーカンソー」は、これを阻止し大統領も一緒に抹殺してしまおうというクーデター勢力側(なんと国防大臣が反乱の首謀者です)に命じられたロシア駆逐艦「ヤヴチェンコ」に追われるわけですが、この「ヤヴチェンコ」が「ウダロイII級:11551級」もしくは「ウダロイI級:1155級」を近代化改装した艦をベースとした架空艦なのです。

映画の中で「ヤヴチェンコ」は大活躍します。

アーカンソー」の脱出阻止を命じられた同艦は対戦ロケット、対潜魚雷を発射します。2機の対潜ヘリも飛ばしています。CGなのだろうと思いますが、なかなか貴重なシーンです。

Youtubeでご覧いただける動画を見つけたので、どうぞ。なかなかの迫力)

www.youtube.com

 

さらに映画の最終シーンでは「アーカンソー」に向けられてポリヤルヌイ基地の海岸のランチャーから発射された対艦ミサイルを「ヤヴチェンコ」の主砲(「コールチク」っぽい)が撃墜します(だから主砲を「コールチク」に変更して置かなくちゃならなかったんだな、と独り合点)。

この時点では同艦は「アーカンソー」に救助されていたロシア潜水艦の艦長(この人は「ヤヴチェンコ」の元艦長で「彼らは私が鍛えたんだ。何もかも知っている」といかにも海軍軍人らしいことをいいます)の説得と大統領のメッセージで、「ヤヴチェンコ」はクーデター派から大統領派に鞍替えしたわけです。

そして最後はクーデター派の占拠する基地司令部ビルを同艦の巡航ミサイルが破壊し、物語は終了するわけです。

(コールチクの射撃シーンとそれに続く同艦の巡航ミサイル発射シーンを)

www.youtube.com

(この「アーカンソー」に迫るミサイルの迎撃シーン、ちょっと射撃タイミングが遅すぎないかい、と思うのは私だけ?あるいはCIWSの射撃ってこんなもんでしょうか?いずれにせよ、これだけの至近弾を喰らうと、相当な損害が出るんじゃいないかな?「アーカンソー」はこの後、ピンシャンしてますが。まあ、そこは映画なんで、まあいいじゃない、ということでしょうか。もう一つツッコミどころとして、巡航ミサイルが射出されているのが、対空ミサイル用のVLSから、になっているんじゃないのかな、っていうところでしょうか?)

 

(再掲ここまで)

と言うような次第で、見出しにもあるように「ウダロイII級」をベースにそれらしきものを製作してご紹介しています。

(以下、再び、投稿を再掲)

架空駆逐艦「ヤヴチェンコ」のモデル制作

(直上の写真は、上掲の映画のカットから再現した「ヤヴチェンコ」:直下の写真は「ヤヴチェンコ」の主要兵装配置:艦首部から対空ミサイル用のリボルバーVLS、コールチクに似た大型近接防空装備、対潜ロケット発射機(写真上段)、魚雷発射管、対空ミサイルVLS、対潜ロケット発射機、ヘリハンガーの順)

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ところが、投稿中に掲載した映画のカットとモデルの形状の差異に気がつき、以下のようなコメントを記載しています。

(以下、抜粋)

このモデルは「ウダロイII級」をベースに主砲の換装や対潜ロケット発射機の増設を行なったのですが、改めて映画のカットと比較すると艦橋前の構造物の形状や4連装ミサイルの発射機の装備形状などがかなり異なることに気がつきました。もしかすると、形状的には艦橋両舷に搭載された4連装ミサイル発射機は対潜ミサイル発射機のまま、かもとも思ってしまいます。そう言えば上述の映画でも、なぜか映画の最後での巡航ミサイルの発射もこの4連装発射機ではなく、艦首のVLSからでした(8連装リボルバーVLSに大型の巡航ミサイルが搭載できるのか、と言う新たな疑問は湧いてきますが)。

と、つらつらと振り返ると、どうも「ウダロイII級」ではなく、オリジナルの「ウダロイ級」をベースにした方がよかったのかも、と思ってしまいます。少なくとも艦橋前の構造物の形状は近似させることができそうですし、4連装ミサイル発射機周りの艦橋の支柱構造も同じようなものが再現できそうです。

(再掲ここまで)

と言うような次第で、最後には「ウダロイ級」をベースにした再トライを宣言しています。

長々とした前置きになりましたが、そう言う次第で、今回は再トライ=修正版のご紹介です。

 

駆逐艦「ヤヴチェンコ」:「ウダロイ級」をベースにした架空艦(修正版)

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(直上の写真は、再トライ版「ヤヴチェンコ」の概観:下の写真は「ヤヴチェンコ」の主要兵装配置:艦首部から短対空ミサイル用のリボルバーVLS、コールチクに似た大型近接防空装備(かなり小さく作ったつもりですが「コールチク」と言い切るには、まだオーバースケールだと思っています)、対潜ロケット発射機(RBU-6000?):対潜ロケットの次発装填用のレールや艦橋下の弾庫のハッチなど、再現してみました。そして対艦ミサイルなのか対潜ミサイルなのか、4連装発射機(写真上段)、ロシア版CIWS(AK-630)4基、魚雷発射管、短対空ミサイルVLS、対潜ロケット発射機(RBU-6000?)、ヘリハンガーの順)

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再トライの成果は?

映画シーンと比べると、前回製作したモデルよりは艦橋脇の支柱構造や艦橋前の対潜ロケット発射機周りの構造物などが似てきているかと。映画のカットをよく見ると艦橋前の対潜ロケット(RBU-6000?)には次発装填用の弾庫のハッチが艦橋下に見えますし(前作ではあまり気がついていなかったですね)、さらにロケット弾搬送用のレールが見えています。今回はそれも再現してみました。

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主砲(「コールチク」?)の再現は、いまいちですかね?そもそも「コールチク」なんでしょうか。「コールチク」の構造も実はあまりよく理解できていません。これからの課題です。

下の写真では前作との比較を。「ウダロイII級」ベースの前作(上段)との比較を見ると、かなり似せることができてるように思っています。あれ、前作が似てなさすぎ、なのか。もう少し研究して、まだ絞り代がある、という前向きな評価にしておきましょう。

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ということで、今回の投稿の本論は、ここまでです。

 

「ウダロイ級」オリジナルとそのヴァリエーションについて

ここまでくれは、やはり「前回投稿を読んでください」ではなく、「ウダロイ級」の実艦についても、せめて「再録」しておきましょう。

(以前の投稿の「ほぼ再掲」です)

まずはオリジナルの「ウダロイ級」駆逐艦のモデルから。

「ウダロイ級:1155級」駆逐艦(1980年就役開始:同型艦・準同型艦13隻:2023年時点での就役艦8隻)

ja.wikipedia.org

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(「ウダロイ級=1155級」駆逐艦の概観:126mm in 1:1250 by Mountford :ヘリの発着甲板のマークは一番艦のみ1スポット、二番艦以降は2スポットに変更されています)

「ウダロイ級」はそれまでの駆逐艦の発展系ではなく、2等大型対潜艦(小型の大型対潜艦:なんかややこしいなあ)、つまりフリゲート艦の設計がベースになっている艦級だと言っていいと思います。

8000トン級の、従来の駆逐艦駆逐艦の艦級としては前級にあたる「カシン級:61級」は4000トン級の船体を持っていました)とは一線を画する(もちろん従来のフリゲートの約2倍の)大きな船体を持ち、対潜戦闘に重点を置いた兵装配置になっています。対潜兵装としては長射程を持つ対潜ミサイルの4連装発射機を艦橋の両舷に各1基装備し、対潜ロケット発射機(RBU-6000)を2基、4連装魚雷発射管2基に加え、さらに長距離の対潜哨戒域の形成には対潜哨戒ヘリ2基を搭載しています。

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(「ウダロイ級」駆逐艦の主要兵装:艦首から短SAM用リボルバーVLS、100mm単装砲2基、4連装対潜ミサイル発射機(写真上段)、ロシア版CIWS(AK-639)4基、魚雷発射管、対潜ロケット発射機(RBU6000)、ヘリバンカーと発着甲板の順(写真下段))

対水上艦戦闘は100mm単装砲2基を有し、同砲はもちろん対空戦闘にも対応できるのですが、これに加えて個艦防空兵装としては短SAM8連装リボルバー式VLS8基、ロシア版CIWS(AK-630)  4基と、大変充実した装備を有しています。

 

短SAM8連装VLSについてf:id:fw688i:20230723110401p:image

上の写真は、「ウダロイ級」が搭載している短SAM8連装VLSの拡大:ゴールドの円形のハッチがそれぞれ8連装リボルバー型のランチャーで旧ソ連海軍が開発した西側のVLSとは少し異なった形態のVLSです。現在では新造艦に搭載されることはありませんが、一時期は中国海軍でも標準的なVLSとして使われていました。艦首部の主砲塔前に4基とヘリハンガー直前に4基、計8基(対空ミサイルは計64発)を搭載しています。キンジャール・システムは、このランチャー群を上掲写真のヘリハンガー上に写っている3R95 射撃式装置でコントロールし同時に4目標に対応できるとされています。

 

同型艦「ウダロイII級:11551級」駆逐艦(1番艦「アドミラル・チャバネンコ」のみ完成し1999年に就役)

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(「ウダロイII級=11551級」駆逐艦の概観:「アドミラル・チャバネンコ」のみ完成し就役しています)

魚雷発射管からの対潜ミサイルの発射が可能になると、艦橋両舷の4連装対潜ミサイル発射機が不要になります。1990年代に、このスペースに対艦ミサイルの4連装発射機を装備し、対艦戦闘能力を向上させた改良型が「ウダロイII級:11551級」として計画されました。これにより同級は強力な水上打撃力をも備えたよりバランスの取れた艦級となる予定でした。

しかしソ連の崩壊とそれに伴う冷戦の終結から、11551級は3隻の計画で打ち切られ、実際に完成したものは1隻にとどまりました。

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(「ウダロイII級」駆逐艦の主要兵装:艦首から短SAM用VLS、130mm連装砲、4連装対艦ミサイル発射機(写真上段)、コールチク2基、魚雷発射管、対潜ロケット発射機、ヘリバンカーと発着甲板の順(写真下段))

前述のように魚雷発射管からの対潜ミサイル発射対応によって、艦橋両側の大型対潜ミサイルの4連装発射機が、対艦ミサイルの4連装発射機に換装されました。さらに砲兵装も改められ、100mm単装砲2基が130mm連装砲1基となっています。CIWSは近接対空ミサイルを組み合わせたコールチクに改められました。

対潜兵装としては対潜ミサイルは魚雷発射管から発射できるようになっています。併せてヘリハンガー上には対潜ロケット発射機が残されています。さらに対潜哨戒ヘリ2機を搭載していました。

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(上の写真は「ウダロイI級:1155級」(上段)と「ウダロイII級:11551級」を比較したもの:目立つのは主砲が100mm単装砲2基から130mm連装砲1基に改めらえているところ。両級ともに艦橋両側に4連装ミサイル発射機を装備していますが、「1155級」が対潜ミサイルであるのに対し、「11551級」は対艦ミサイルを搭載しています。併せてCIWSが「1155級」では30mmバルカン砲4基であったのに対し、「11551級」では30mmバルカン砲と近接対空ミサイルを組み合わせた「コールチク」2基に改められています。「ウダロイII級」では魚雷発射管から、対潜ミサイルの発射が可能になりました)

 

既存艦の今後の近代化改装予定

同級は主機がガスタービンで維持コストが安い等、使い勝手が良く、より汎用性を高めた艦級へと近代化される計画が進められています。改装のベースには上述の「ウダロイII級:11551級」の設計構想があり、近代化の要目は短SAM用のVLSを対艦巡航ミサイルにも対応する汎用VLSへ換装することや、主砲を100mm単装砲2基から130mm連装砲1基への換装、近接防空装備の更新を行い、同級の運用年限を10−15年延長するものとされていました。

しかし、この計画は実際にはその通りは実施されておらず、次に実際の近代化改装事例をご紹介します。

 

「ウダロイ級:1155級」近代化改装型:「マーシャル・シャポニコフ」(2021年近代化改装完了:同級4隻に同様の改装計画あり)

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(「ウダロイ級=1155級」駆逐艦の近代化改装型の概観:「マーシャル・シャポニコフ」が2021年に改装を完了し、さらに4隻の改装計画が進められている、とか)

主として艦隊護衛艦であった「ウダロイ級」駆逐艦の近代化改装の計画は上術の通りだったのですが、実際には同級の7番艦「マーシャル・シャポシにコフ」は2016年から近代化改装を受け2021年に艦隊に復帰しています。

同艦の近代化改装では、主砲は従来と同口径の100mm単装砲のままながらステルス性を高めた新型砲塔に換装、装備数は2基から1基に減らされています。短SAM用の8連装VLSはそのままで、従来の2番主砲塔の位置に16セルの汎用型VLSが追加搭載され、巡航ミサイルの運用が可能となりました。さらに対潜ミサイル発射可能な魚雷発射管、および汎用VLSの追加装備で、4連装対潜ミサイル発射機は4連装対艦ミサイル発射機に換装されています。ロシア版CIWSは従来通り30mm(AK-630)を4基装備しています。

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(上の写真は「ウダロイ級」近代化改装の兵装の概観:艦首から短対空ミサイル用VLS:従来のリボルバー式8連装VLSを踏襲、ステルス型砲塔に換装された100mm単装砲、2番主砲位置に設置された汎用VLS:巡行ミサイルの発射が可能に、対艦ミサイルの4連装発射機(以上写真上段)、30mm CIWS4基は踏襲し、対潜ミサイルが発射可能になった魚雷発射管、対空ミサイル用のリボルバーVLS、哨戒ヘリハンガー(以上、写真下段)の順)

つまり、当初の近代化改装計画とはかなり異なる実装を施した改装が行われている、と言うことなのです。おそらく当初計画は計画として、実際には現状の技術革新を取り込んだ柔軟な改装がこれからも順次実施されることになるのでしょう。

(下の写真は、「ウダロイ級」駆逐艦のオリジナルと近代化改装後(下段)の比較:外見上の変更は艦首部に集中しているように見えます)
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前述のように「ウダロイ級」の近代化改装には、今後、更に兵装等でヴァリエーションが発生しそうなので、少し注意深く情報を集めてみようかな、などと考えているところです。これも同級の基本設計が長年の使用に耐える堅実なものであり、かつ多様な改装に対応できる余裕を持っている、と言うことの証明であろうかと考えています。なかなか目が離せない。堅実な情報が取れるのはどこだろう?もし何かヒントがあれば、ぜひ教えてください。

(「ほぼ再掲」ここまで)

と言うことで、新規投稿という意味では、かなり手抜きになりましたが、「ヤヴチェンコ」の修正版モデルを投稿できたことで、筆者としてはかなりスッキリした気分になりました。

ともあれ前回のモデルで製作後に現れた(筆者が気付いた)齟齬は、今となってはとても初歩的なレベルだったと言わざるを得ません。映画のシーンを注意深くみていれば、このようなことは起きなかったろうなあ、と反省しきりです。「思い込み」(今回は「新鋭艦という設定だろうから新しい形式に違いない」的な思い込みですね)はやはり怖いですね。模型製作自体は「ああでもない、こうでもない」と楽しいので、製作中はこういう齟齬には全く思いが至らないのです。筆者は特にヴァリエーションが好きなので、こういうことはこれからも起こりがちかも。もっと注意深く、計画をきちんと立てて、ことに望まねば、と・・・。

 

ということで今回はこの辺りで。

 

次回はおそらく2週間後の投稿です(次週は週末も多分本業に)。

その頃には英海軍の現用艦船で積み残している「ミサイルフリゲート」の系譜が、ある程度揃ってきているのではないかな、と。とは言え、かなり筆者の製作作業が伴うと想定していますので(つまり完成形の新着モデルが届くわけではないので)、もしかすると途中経過1回と完成1回の2回に分けての投稿になるかもしれません。

 

もちろん、もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。

 

模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。

特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。

もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。

お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。

 

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