相州の、ほぼ週刊、1:1250 Scale 艦船模型ブログ

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

「空母いぶき Great Game」:第5護衛隊群の敵役:登場するロシア艦艇

今回はこのGWから一気読みしたコミック「空母いぶき Great Game」から、「空母いぶき」を中心とした海上自衛隊の第5護衛隊群の敵役艦艇のご紹介です。

つまり「ロシア海軍」の艦艇、ということになります。

 

ソ連ロシア連邦の艦艇モデルのコレクション事情

筆者のコレクションは現用艦艇が実は他の時代に比較すると手薄です。

特にロシア海軍、というカテゴリーで言うと、どうしても帝政ロシア海軍の艦艇に重点があり、現用艦艇ということになるとモデルは以前から保有していたのですが、塗装等、なかなか手が行き届いておらず、そのあたり整備しながら、今回はご紹介して行くことになります。

ロシア海軍の現用艦艇(第二次世界大戦後の艦艇、と言う方が正確ですね。つまり現用艦艇も含んでいるわけですが)と言う括りでいえば、本稿では2022年5月にウクライナ戦争でのミサイル巡洋艦「ロシア」の撃沈、と言う衝撃的なニュースを受けて、下記のように「ミサイル巡洋艦」の投稿をおこなった程度です。

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上掲の投稿ではウクライナ戦争で2022年4月14日におそらくウクライアナ軍の地上発射の対艦ミサイルで撃沈された「モスクワ」(スラヴァ級:1164級)を取り上げ、旧ソ連海軍からロシア連邦海軍にかけて建造されたミサイル巡洋艦の系譜をご紹介しています。

「58級:キンダ級」(1962年1番艦就役:同型艦4隻)、「1134級:クレスタI級」(1967年1番艦就役:同型艦4隻)、「1134A級:クレスタII級」(1969年1番艦就役:同型艦10隻)、「1134B級:カーラ級」(1971年1番艦就役:同型艦7隻)そして「1164級:スラヴァ級」と続くミサイル巡洋艦の系譜をご紹介していますので、興味があれば、是非見てみてください。

さらにコレクションにはソ連ロシア連邦海軍の大型対潜艦・駆逐艦フリゲート艦というカテゴリーのコレクションも、モデル自体はほぼ揃っているのですが、なかなか塗装等にまで手が回っておらず(多分、上掲のミサイル巡洋艦のコレクションを見ていただければ状況がわかっていただけるかも)ご紹介の機会に恵まれてきませんでした。

今回はそれらの中から「空母いぶき Great Game」の手元の9巻までに登場する艦艇をご紹介したいと考えています。

今回はそんなお話・

 

「空母いぶき Great Game」

少しおさらいしておくとコミック「空母 いぶき」は2014年から「ビッグコミック」(小学館)に連載が開始されたかわぐちかいじ氏による漫画です。

海上自衛隊が導入した航空機搭載型護衛艦(DDV)「いぶき」をその物語の中心に据えて、日本周辺の「有事」を想定し、その有事に対処することの意味、方法、そして何を考えるべきか、というようなことを考えさせる物語になっています。

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第一シリーズでは南西諸島方面を舞台に離島が「隣国」に上陸占拠されたという自体に、自衛隊初の航空機搭載型護衛艦(DDV)「いぶき」を中心とした艦隊が出撃し、どう事態に対処するか、という話になっています。日本周辺の有事を描いているので、関係諸国は近隣国であり、ストーリーもリアルさゆえに、表現はかなりセンシティヴなものではあるのですが、同書では登場する国、敵味方を問わず艦船等、現存するものは全て実名(あるいはNATO諸国での通称)で出てきます。(映画版ではおそらくその辺りへの配慮もあってか、全て架空名称に置き換えられていました)

そして、空母「いぶき」を中心に構成される艦隊は「第5護衛隊群」と呼ばれているのです。

第一シリーズでは、「第5護衛隊群」は以下の艦船で構成されています。

航空機搭載型護衛艦「いぶき」(DDV-192)

護衛艦「あたご」(DDG-177「あたご級」イージスミサイル護衛艦

護衛艦「ちょうかい」(DDG-176 「こんごう級」イージスミサイル護衛艦

護衛艦「ゆうぎり」(DD-153「あさぎり級」汎用護衛艦

護衛艦「せとぎり」(DD-156「あさぎり級」汎用護衛艦

潜水艦「けんりゅう」(SS-504「そうりゅう級」)

補給艦「おうみ」(AOD-426「ましゅう級」艦隊補給艦)

こちらの艦艇については本稿の以下の回で紹介しています。

fw688i.hatenablog.com

 ddv192.jp

そして同シリーズの第二弾に当たるGreat Gameは現在、ビッグコミックに連載中で、前シリーズが「尖閣有事」(「南西諸島有事」)を扱ったものであったのに対し今度は「北方有事」を扱っています。

お話は北極海で調査任務中の海上自衛隊護衛艦「しらぬい」が、攻撃を受けたアルゼンチンの海洋調査船を救助するところから始まります。「攻撃をしたのはどうやらロシアの潜水艦で、アルゼンチンの海洋調査船が同国が秘密裏に設置したソナーシステムを引き上げてしまったかららしい。攻撃で行動の自由を失ったアルゼンチン船は「しらぬい」の救援で第二撃を免れ、曳航されて日本に寄港するのですが、寄港直後に破棄工作で引き揚げたソナーもろとも爆破されてしまう」というような始まりで、物語はやがて「北方有事」へと展開してゆきます。この「一癖ある」「しらぬい」艦長が「いぶき」の第二代艦長として赴任してくる、こんな話の展開になっています。

この事件を導入として、さらに大きな背景として北極海の実効支配をめぐりロシア連邦オホーツク海域に大規模な海軍基地を建設し、この基地運営に対して目障りな宗谷海峡周辺の日本の索敵能力を排除してしまおう、と言う動きに出る、ちょっと乱暴に整理すると、そんなお話です。宗谷海峡を確保するために稚内利尻島に、ロシア連邦の主権侵害に憤慨したロシア連邦の「愛国者有志」の民間軍事組織が上陸、自衛隊の駐屯地を占拠する、と言う事件が発生します。ロシア連邦は同地に上陸した愛国的自国民を保護する、と言う名目で大規模な軍事行動を実施(どこかで今、実際に起こっている事と被りますねえ)、これと自衛隊が対峙する、9巻までは、そんなお話です。

海上自衛隊の「空母いぶき」を中心とする第5護衛隊群はこのロシア連邦軍の動きに対応してロシア連邦海軍のウラジオストク艦隊、カムチャツカ艦隊と戦闘を交えます。

Great Gameの登場する新編成の第5護衛隊群の艦艇について本稿下記でご紹介しています。

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筆者が読了した9巻まででは、自衛隊基地を占拠した「愛国的自国民」の軍事組織を保護支援するために宗谷岬周辺に上陸を試みるロシア連邦軍と、当然これを阻止しようとする自衛隊の間で海空戦が展開されています。「空母いぶき」の第5護衛隊群はこの上陸戦支援に出撃してきたウラジオストク艦隊と交戦に入ります。

と、まあお話はまだまだ続くのですが、5月末に10巻が発売されますので、それも含めていずれまたご紹介します。

 

ロシア連邦海軍の登場艦艇

まずはこの物語が本来は温暖化が進み解氷によって資源地域としてこれまで以上に脚光を浴びることになった北極海を実効支配しようとするロシア連邦の主戦力とも言うべき北方艦隊から。

北方艦隊旗艦「ピョートル・ヴェーリキー」

同艦はロシア連邦北極海を実効支配目指す際に、その先頭に立つ北方艦隊の旗艦で、「キーロフ級」ミサイル巡洋艦の4番艦です。

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(「キーロフ級」ミサイル巡洋艦の概観:203mm in 1:1250 by Amature Wargame Figures in Shapeways :塗装は筆者オリジナルです。VLSのハッチがこんなに目立った塗装をしているはずがない。そこは模型の世界で、わかりやすく、と言う観点優先です。ご容赦を)
キーロフ級」ミサイル巡洋艦第二次世界大戦後設計された航空母艦を除き世界最大の水上戦闘艦艇です。20000トンを超える現用艦としては破格の大きさの船体と、搭載する強力な兵装から、西側諸国(NATO諸国と言うべきでしょうか)からは「巡洋戦艦」と呼ばれることもあります。ソ連ロシア連邦海軍の正式名称は「1144級重原子力ミサイル巡洋艦」です。

その呼称の通り原子炉2基と蒸気タービン2基を主機として搭載し31ノットの速力を発揮できます。

 

搭載する兵装は、対艦兵器としてSSM(対艦巡航ミサイル)のVLS(垂直発射筒)20基と130ミリ連装速射砲、対空兵器として艦隊防空用のSAM(対空ミサイル)8連装VLS12基、個艦防御用として短SAM8連装VLS8基とCIWS6基、対潜兵器として対潜ミサイル発射可能な5連装魚雷発射管2基、10連装対潜ロケット発射基1基、6連装大戦ロケット発射基2基、さらにヘリコプター3基の搭載と運用が可能です。f:id:fw688i:20230528110116p:image

(「キーロフ級」ミサイル巡洋艦の主要な兵装配置:(左上)10連装対潜ロケット発射基1基、6連装大戦ロケット発射基2基 (右上)同級の最大戦闘力: 艦隊防空用のSAM(対空ミサイル)8連装VLS12基と SSM(対艦巡航ミサイル)のVLS(垂直発射筒)20基(艦橋よりの一段高い甲板に装備されています) 両舷側にCIWSが見えています (左下)艦中央部のCIWS4基 (右下)ヘリコプター甲板と130ミリ連装速射砲、ヘリ甲板の両側に個艦防御用として短SAM8連装VLS8基を装備しています)

同級は4隻が建造されましたが、現時点で現役に残っているのは4番艦の「ピョートル・ヴェーリキー」のみで、3番艦「アドミラル・ナヒーモフ」は近代化改修が行われていると言われていますが、再就役は数度にわたり遅延しています。

 

アドミラル・ゴルシコフ級フリゲート

「Great Game」では北方艦隊旗艦「ピョートル・ヴェーリキー」に4隻が随伴しています。さらにウラジオストク、カムチャツカに展開する太平洋艦隊の主要構成艦として第5護衛隊群と直接交戦する相手としても登場します。

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(「アドミラル・ゴルシコフ級フリゲートの概観:108mm in 1:1250 by Decapod Models in Shapeways :Super Fine Detail Prasticで出力されたもので、大変ディテイルの整ったモデルです)

同級は現時点ではロシア連邦海軍の最新鋭のフリゲート艦です。ロシア連邦海軍の正式名称は「22350級フリゲート」です。

5400トンの船体にガスタービンディーゼルを搭載し、いわゆるCODAG方式の機関を搭載し29ノットの速力を発揮できるとされています。またロシア海軍としては初めて本格的にステルス性を意識した設計となっています。

搭載兵装は32セルSAM(対空ミサイル)VLS1基と16セル多用途 (対艦ミサイル・対潜ミサイル)VLSを主要兵器として、130ミリ単装速射砲1基、対潜ミサイル発射可能な4連装魚雷発射管2基、ガトリング砲と短SAMを組み合わせた近接防空システム2基を搭載しています。f:id:fw688i:20230528110509p:image

(「アドミラル・ゴルシコフ級フリゲートの兵装:(上段)130ミリ単装砲と32セルSAM(対空ミサイル)VLS1基と16セル多用途 (対艦ミサイル・対潜ミサイル)VLS (中段)同級の特徴的なアクティブ・フューズドアレイアンテナを収納した六角推型の統合マストと、煙突両脇にあるのがガトリング砲と短SAMを組み合わせた近接防空システム(?) (下段)艦後部のヘリ甲板とバンカー)

(近接防空システムについては下記を。「ゴルシコフ級」フリゲートは「パラシ」を搭載しています)

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計画では15隻が建造される予定です。

 

「ステレグシュチイ級」フリゲート

同級は前述の「ゴルシコフ級」フリゲートと並び、「Great Game」では今の所、太平洋艦隊の中核戦力として登場してきています。

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(「ステレグシュチイ級」フリゲートの概観:83mm in 1:1250 by Highworth Model(多分)メタル製の大変端正なモデルです:以下に改めて記述しますが艦橋前に複合CIWSを搭載しているので、このモデルは1隻だけ建造された一番艦「ステレグシュチイ」を再現したものだと思います)

同級は「ゴルシコフ級」フリゲートと同じく、ステルス性を意識した設計となっています。「ゴルシコフ級」よりも一回り小さな2300トン級の船体を持つ警備任務の遂行に重点を置いた汎用フリゲートです。ロシア連邦海軍での正式名称は「20380級フリゲート」ですが、派生系の20381級、発展型の20385級なども含めてNATO側では「ステレグシュテイ級」とまとめられることもあるようです。諸形式をまとめて20隻が建造される計画です。

ディーゼルを主機として26ノットの速力を発揮する設計です。

兵装は形式によって異なり、100ミリ単走速射砲1基、30ミリCIWS2基、4連装魚雷発射管2基は共通ですが、20380級(同級の一番艦のみ)は複合CIWS(ガトリング砲と対空ミサイルの組み合わせ)を艦首部に搭載しているのに対し、対空戦闘力の不足に対する懸念から20381級(計画では12隻)はこれが対空ミサイル用の12セルVLSに置換されています。この両形式は対艦ミサイルの4連装発射基2基を搭載していますが、20385級ではこれが艦首部のVLSに移動し、艦尾部に対空ミサイルのVLSが装備されています。

艦尾部のハンガーでヘリコプター1機の搭載。運用が可能です。

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(「ステレグシュチイ級」フリゲートの兵装:(上段)100ミリ単装砲と複合CIWS:複合CIWSを装備したのは一番艦のみで、やや対空装備としては弱いとみられ二番艦以降はここにSAMのVLSを装備していました (下段)艦橋直後には対艦ミサイルの4連装発射基2基を搭載しているのがわかります。さらに煙突両脇に30ミリCIWSを搭載しています。艦尾部はヘリ甲板とハンガーが装備されています)

 

9巻までに登場するロシア海軍水上戦闘艦艇は今のところこんな感じです(水上戦闘艦艇、つまりこれ以外にも潜水艦、空母が登場しています)。

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(「Great Game]のこれまでのところ登場した水上戦闘艦の一覧:奥から「キーロフ級」ミサイル巡洋艦、「アドミラル・ゴルシコフ級フリゲート、「ステレグシュチイ級」フリゲートの順:やはり「キーロフ級」がいかに破格に大きいか、わかっていただけるかと)

 

と言うことで今回の本論はここまでですが、以下、少し既存モデルのアップデートがありましたので、そちらのご紹介を。

「もがみ級」多機能護衛艦モデルのアップデート

「Great Game」には第5護衛隊群の構成艦として海上自衛隊の新鋭艦「くまの」が登場します。本稿の以前の投稿でも下記のように紹介しています。(以下、2023年4月30日投稿より引用)

 

多機能護衛艦「くまの」(FFM-2 :「もがみ級」)

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(多機能護衛艦「くまの」の概観:103mm in 1:1250 by FSpace RPG:3Dprinting model)

「くまの」は「もがみ級」多機能護衛艦の2番艦です。

それまでの海上自衛隊護衛艦に見られたシステム化と高性能化に伴う大型化の傾向と一線を画し、任務の多様化を踏まえた多機能化とコンパクト化を両立した設計となっています。それを反映して艦分類記号もDD(駆逐艦)よりは小型のイメージを持つFF(フリゲート)に”Multi-purpose"の頭文字のMを加えたFFMとされています。

ちなみにこれまで海上自衛隊フリゲートという呼称で艦種分類記号が付与されたのは、その草創期の米海軍からの貸与艦「くす級護衛艦」(1950−60年代)以来です。

3900トン級の船体にCODAG方式の機関を搭載し、30ノットの速力を発揮することができます。曝露部の通路を廃止した設計の傾斜平面を多用した船体せっけいに加え、艦橋部とその上部に設置された複合空中線およびその下部のセンサーが概観上、これまでの海上自衛隊護衛艦とは大きな差異を示しています。f:id:fw688i:20230430135222p:image

(多機能護衛艦「くまの」の細部:左上:同級の大きな概観的な特徴となっている環境庁部に設置された複合空中線 /右上:5インチ砲、魚雷発射管室ドア:Mk 41VLS:計画ではこのVLSに垂直発射型の魚雷投射ロケットを搭載することになっているようです(未実装?)/左下:17式対艦ミサイルのランチャー/右下:哨戒ヘリのハンガーと発着甲板。ヘリハンガー上にSeeRAM近接防空ミサイルシステムを搭載しています)

兵装等は対空戦闘にはSeeRAM近接防空ミサイルシステムを搭載し、大水上戦闘には5インチ砲、遠隔操作型の50口径機銃架を備えています。対艦兵器としては17式艦対艦誘導弾の4連装発射筒を2基搭載しています。艦種部には16セルのMk.41 VLSを設置する設計になっていますが、ここから発射される垂直発射式魚雷投射ロケット(現時点では計画のみ?)と舷側に装備された三連装魚雷発射管が対戦装備ということになります。

同級の多機能対応を象徴するのが機雷戦装備で、簡易型の機雷敷設装備を搭載し、機雷敷設任務にも対応でき、かつ水陸両用戦に対応すべく対機雷戦ソナーシステムを搭載し、無人機による機雷捜索や機雷除去の装備を搭載しています。

併せて艦尾部にはヘリハンガーを設置し、哨戒ヘリ1機を搭載しています。

 

上掲の投稿ではFSpace RPG製の3D printing modelをご紹介しているのですが、新たに3D Ships製のモデルを手に入れましたので、それをご紹介しておきます。

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(今回入手した3D Ships製の「もがみ級」多機能護衛艦の概観:107mm in 1:1250 by 3D Ships in Shapeways:実艦の全長が133mですので、1:1250スケール計算すると106.4mmと言うことになります。以前ご紹介したFSpace RPG製のモデルが103mmでしたので、3D Shios製の方が近いですね)

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(「もがみ級」多機能護衛艦 3D Shipsモデルの細部:左上:5インチ砲とMk 41VLS :計画ではこのVLSに垂直発射型の魚雷投射ロケットを搭載することになっているようです(未実装?)。FSpace RPGでは再現されていた魚雷発射管室のドアはこのモデルでは再現されていません/右上:同級の大きな概観的な特徴となっている艦橋頂部に設置された複合空中線 //左下:17式対艦ミサイルのランチャー/右下:哨戒ヘリのハンガーと発着甲板。ヘリハンガー上にSeeRAM近接防空ミサイルシステムを搭載しています)

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(上掲の写真はFSace RPGモデル(奥)と3D Shipsモデルを比較したもの。両者ともShapewaysで入手できるのですが、後発のアドヴァンテージでしょうか、フォルムが優れているような気がします。最大の印象は、多分、上部構造物の傾斜の再現が大変うまくいっているんじゃないかと。あくまで筆者の印象ですが。かつディテイルの再現が上手)

冒頭に述べたように筆者のコレクションは現用艦船が手薄ですので、これからお世話になる機会が増えそうです。こう言うものコレクターにとっては嬉しい発見です。

 

と言うことで今回はこの辺りで。

次回は今回の流れで、「空母いぶき」の第一シリーズに登場した中国海軍艦艇のご紹介でも、あるいは、こちらも今回の流れでソ連ロシア海軍フリゲート駆逐艦の系譜のご紹介でも、と考えています。

もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。

 

模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。

特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。

もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。

お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。

 

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