この週末、法要等で、実家に帰省中ということもあって、艦船模型のご紹介は一休みさせていただきます。今回は模型のお話は全く出てきません。ごめんなさい。
近況から
実は、ついに先日、Iphoneを更新。ずっとIphone8を使っていたのですが、もう電池が2時間ほどしか保たず、とうとう我慢できなくなって更新しました。
同時にヘッドフォンをワイヤレスに。ノイズ・キャンセラーの凄さに感動する毎日です。まさか電車の中でクラシックが聴ける日がくるとは。もっと早く更新しておけばよかった。携帯ショップで過ごす2時間と、更新した際のPWの更新やなんやかやが面倒に思えて、先延ばしにしてきたのですが、こんなに快適になるなら、もっと早く機種変をすべきでした。(「だから、早く機種変しなさいとずーっと言っているでしょうが」と娘に呆れられています)
併せて、昨年の秋頃から、週に2日程、オフィスに出社するようにし始めました。すると、いわゆる通勤時間、という「余白」の時間が復活。往復で2時間半、週に5時間ほどですが、この「余白」時間をどう使おうか、と少し楽しみが増えることも発見。携帯の電池問題があったため、大半を読書に当ててきたのですが、今回の機種変で、読書から音楽鑑賞、映画・ドラマなど幅が広がっています。
今週から、Amazon Primeで「スター・トレック ピカード 」を再度見直しているところです。今回は、今からちょうど2年前、2020年1月末ごろに当ブログでご紹介した一連の投稿があるので、それを再録しておきたいと思います。(結構ネタバレも含みますので、もしなまだ見てない、これからみようと思っている、という方は、あくまで自己責任でお願いします)
ということで、まずは2020年1月26日の投稿から。
スター・トレック ピカード エンゲージ!(2020-1-26)
いよいよ、首を長〜くして待っていた(・・・えっ、私だけ?)「スター・トレック ピカード」がAmazon Primeで配信開始、です。金曜日が来るのが、いつもに増して、一層、楽しみになりそうです。艦船模型とは全く関係ないけど、今回はそんな話です。
実は我が家の二台の車のナンバーは、代々、いずれも「1701」です。これで、私がどれほど楽しみに待っていたか、どうかお察しを。これでピンと来ない方は、それほど大した話ではないので、引っかからずに読み飛ばしてください。
スター・トレックの話をすると、「最も好きなシリーズは?」という質問をよく受けます。「1701」は出てきませんが、実は「DS9」です。クワークが大好きです。
金儲けの秘訣 | Memory Alpha | Fandom
もちろん「敢えて一つを選べと言われたら」という条件付きではありますが。
・・・とここまで書いて、艦船模型とは関係ない、と言いながら、「艦番号」の話になってきつつあります。やっぱりどこかで関連してるのかも。
「実は、」という話をもう一つ。
今回の新シリーズに先立ち、こちらはNetflixで配信された「スター・トレック ディスカバリー」は、実は、ちょっと馴染めませんでした。少し悲しい。
なんだろう、と考えると、その理由は多分、二つほど。
一つは、クリンゴンの特殊メイクと、何もあそこまでクリンゴン語を突き詰めなくてもよかったんじゃないか、と。
最初のクリンゴンの特殊メイクの変遷は、私の大好きなDS9の本編エピソード中でも、クリンゴン人であるウォーフが周りから「なんか、お前たち変わりすぎじゃないの?」的ないじられ方をするほど、オリジナルとその後のシリーズで特殊メイク技術の差異がはっきり出ていたのですが(優生ウィルスによる遺伝子改造、とかなんとか、よく解ったような解らないような、解説があったように記憶します)、時代がオリジナルシリーズ以前に遡ったにも関わらず、一層クリンゴン化(と言うか、非人類化)が進行しているようで、どうなっちゃたの、と言う感じです。
クリンゴン人の容姿変遷:上段;ディスカバリー時代、下段左;オリジナルシリーズ時代、下段右;ネクスト・ジェネレーション以降の姿。 優生ウイルスの影響で、「人類化」し、その後、その影響が消えつつある、と言うことでしょうか???
もう一つは、これは歴史的な流れなので仕方がない、と言うことなのかもしれませんが、「連邦」の価値観(「宇宙艦隊」の価値観、と言うべきかも)が、ディスカバリーの時代には、ちょっとギラギラしすぎているような気がするところでしょうか?
これは、その後の様々な経験を経て洗練されていくのだ、と思えば、違和感とは言えず、単に「あまり好きな時代ではない」と言うだけかもしれません。
第一話では、クリンゴンは表立っては出てきませんでしたが、主人公はあの洗練された艦隊士官をそのまま具現化したようなピカードですので、二番目の点は、安心です。
実はこのシリーズについては、あまり予備情報を持っていません。
予告編をいくつか観たのと、第一話を観た限りでは、ピカードが艦隊を離れるきっかけとなった事件を発端として、データへの回顧と深い愛情を縦糸に、懐かしいメンバーとの再会や思い出を横糸に張り巡らせて、やがては事件の背後の(或いはそこから生じた)謎の解明と、もしかすると素晴らしい奇跡へと導いてくれる美しい物語を期待してしまったのでした。
Something wonderful の予感満載の第一話。
一点、気になることといえば、ロミュランが出てくるのですが、特殊メイクが少しこれまでよりも濃厚なような。耳の感じって、ヴァルカン人と同じじゃなかったっけ?(気にしすぎ?)
ともかく、金曜日が待ち遠しい。
もちろん、主演のパトリック・スチュアートは素晴らしい。ピカードそのもの、です。
そしてその次の回(2020年2月3日)にはこんなお題で。(音楽は、すみませんがYoutubeで見る に飛んで鑑賞してください。何箇所か少し追加や修復しています)
スター・トレック ピカード テーマ曲雑感(2020-2-3)
ああ、はまってしまった。
前回に引き続き、ピカード話題です。今回は音楽の話。(また、模型はでてきません。ごめんなさい)
既にご覧になった方もいらっしゃると思いますが、ストーリーは、私の期待をもちろん遥かに超えて、素晴らしいの一言です。
ストーリーももちろんなのですが、音楽がまた素晴らしい。
いかがです。いいでしょう?
作曲はJeff Russo。ひとつ前のシリーズである「スター・トレック ディスカバリー」と同じ作曲家です。
ちなみに「スター・トレック ディスカバリー」のオープニングタイトルはこちら。
ピカードの円熟か、マイケルの若さか、と言う感じの二曲、とご紹介しておきます。いずれも僅か1分40秒の小曲ですが、モチーフを忠実に継承しながら、奥深さを感じさせる仕上がりになっています。
このシーンと関係あるのかな?
この曲、ちゃんと聴きたい方は、こちらを。
モチーフが似ているだけ?
ところで、このシリーズ、ドラマシリーズはこれまで7作。そのどれもがドラマそのものはもちろん、テーマも本当に名曲揃いです。
Star Trek: The Original Series (宇宙大作戦)なんと、スポックのあの有名なコメント付き!
Star Trek: The Next Generation (新スター・トレック)www.youtube.com
Star Trek: Deep Space Nine(スター・トレック ディープ・スペース・ナイン)
Star Trek: Voyager(スター・トレック ヴォイジャー)
Star Trek: Enterprise(スター・トレック エンタープライズ)
そして
Star Trek: Discovery(スター・トレック ディスカバリー)
Star Trek: Picard(スター・トレック ピカード)
と続きます。
個人的には前回も述べましたが、Deep Space Nineが大好きですが、テーマ曲も深みが一層増してきた、と言うか、完成度が上がった、と言うか。贔屓目、ですが。
また、第一シリーズのテーマはAlexander Courageにより作曲されたものですが、あの有名なフレーズはその後の各シリーズに、モチーフとして継承されているのです。
Youtubeにはそれぞれのオープニング動画付きのテーマ曲も公開されていますので、そちらも楽しんでみては?
ところで、いろいろと攫っているうちに「スター・トレック ピカード」のCello Coverを発見。これは凄い!ぜひお聞きになってみてください。
Celloという楽器は時に凄いことをやってのけます。
私のお気に入りを何曲か。
巨匠の演奏を今に伝える・・・。
そしてCelloと言えばこの曲。
私の大好きな名曲。Villa-Lobos /ブラジル風バッハ第一番。なんという奥行き!
ちょっと変わったところで、タンゴの巨匠(?)Piazzollaの珍しい曲。これも生で聞いてみたいなあ。
ということで、今回は音楽尽の回でした。
でも言いたいのは、「スター・トレック ピカード」を皆んなで見よう、ということです。
そして3月8日の投稿では、前半に新着艦船模型を紹介したのち(日本海軍の防護巡洋艦「須磨」級と「笠置」級、駆逐艦「海風」級の「海風」「山風」、さらに「磯風」級駆逐艦、の計5隻)、こんなことを書いてます。
艦船模型が気になるかたはこちらをどうぞ。
号外:艦船模型サイトの復活?(でも、「ピカード」も少しだけ) - 相州の、1:1250スケール艦船模型ブログ 主力艦の変遷を追って
この回、こんな始まり方をしています。
このところ、艦船模型に関係のない話ばかりが続いています。
「いろいろあって時間が無い」とか、言い訳ばっかりしている様な気もしているので(確かに、「スター・トレック ピカード」の放送開始も含め、やや感心事が膨らんで、自分自身でもややその振れ幅を持て余している、そんな感覚もあるのは事実です)、ここで少し、自分への気持ちの引き締めも兼ねて、艦船模型がらみのアップデートです。(何をやっても、言い訳めいてきます。とほほ)
この書き始めが、この回の最後につながっていくので、一応、再録しておきます。筆者以外にはそれほど重要では無いような気がしますが
みんな、観てますか?観てますよね。(ネタバレは絶対嫌、と言う人は、ここまでで、撤退してください!)
***********(撤退ライン)************
Amazon Primeの誤配信騒動などもあって(あんなことって、ある?:実はピカード の第6話配信の際に、誤って第7話が先行されて配信されてしまったのです。そごいことが起きたんだなあ )、先週は、私も皆さん同様「金曜日、返してくれ」と喚いていた一派だったのですが、一転して、Episode 7がもう嬉しくて、ネタバレも気にせず、「下の写真を投稿」、です。
もう観た人はもちろん、まだ観てない人(でも、ここまで読んじゃった人)も、説明は要らないと思います。
しかしDiana Troiに再会した際に"I'm fine....., really"と言った際のPicardの表情は・・・。
金曜日は、吹替版と字幕版で、至福の2時間を過ごしています。殊に、この週末の2時間は・・・。
もう一回、オープニング・テーマを聞いちゃおう。
こっちも併せて。
こんなのも、見つけちゃった。(この動画、是非、最後まで聞いてください。小さな奇跡が。ちょっと大げさかな?)
ああ、少し内省的に分析すると、こう言うのが、前述の「私の最近の関心事の振れ幅」の一つの具現化、ですね。・・・でも、なんだか、豊か、だなあ。
そして最終回を迎えた3月28日の投稿では。
ピカード、完結 そして「善き人」という言葉(2020-3-28)
ピカードが完結してしまった。
「・・・しまった」という言葉を思わず書かずにいられない。
終わるのだなあ。
たまらず、オープニングテーマを再録。
たかが(お叱りを承知で、言ってしまおう)TV ドラマである。がこの名残惜しさ(では表し切れないのだが)は、何だろう。
ドラマは常に終わる。その中に気に入ったものがあれば、それは「名残惜しい」。
しかし今のこの気持ちは、もっと癒し難い何物かで、敢えて言うと空疎な「喪失感」に近く、日常の「名残惜しさ」の域とは間違いなく異なるものだと言える。
ストーリーには、いろいろななところで批判がある。そして、そのどれもがもっともで、 そのいくつかには私も半ば同意する部分がある。「都合のいい展開」「解明しきれない謎」「ロミュランの真の動機は?」「古い仲間うちの物語」「あまりにもスター・トレック的」、いずれも、その通りだと頷いている自分がいるのである。
確かにドラマとしての評価は、手放しで高評価か、と聞かれると、「それほどでも」あるいは「スター・トレック見たことありますか?」と首をかしげ、条件など付けている自分がいる。しかし「今、好きなドラマは?」と聞かれると、迷わずその筆頭にあげることは間違いない。
あるいは「ドラマは?」と聞かれても、頭には浮かばないかも知れない。もっと、密かで大切なもの?
これは何だろう?
「懐かしいだけで、ピカード が出てきて嬉しいだけで高評価するのは・・・」と、どなたかがどこかで首を傾げていらっしゃったが、これには「まさにこれだ」と膝をたたいた。
そうだ。「面白い」ではなく「嬉しい」なのだ。おそらくこの一文には、本質への手掛かりがありそうだ。
つまり「嬉しい」のは何故?
ピカードに触れること?
即ち、「ピカード」 とは、(私にとって)何者なのか?
「善き人」という言葉が浮かんでは消える。
決して間違いのない人、という意味ではない。
常により良い「解」を求めて迷う人、というほどの意味だろうか。迷いが物語を紡ぎ、その本質に迷い、そして探す「善き」魂がある。
「成長」という言葉はあまりに教条的かも知れない。では「探索」という言葉ではどうだろう。「私の大切な物、大好きなものの、さらに深層への探索」。止む事なくそれを続ける「善き」魂に、私は憧れるのである。
そして、私はそのようでありたい、と。
エンドタイトル。
ともあれこの10週間の、何と豊かだったことか。改めて、この豊かな時間に感謝したい。
ありがとうございました。
しばらくは、「ピカード」のサウンドトラックを聴くのだろうなあ。
****ここまで****
この回をこんなふうに結んでいます。
実はこの後、2年間、見直すことはしなかったのです。したくなかった、に近いかな?静かに浸るべき時間、というか。ノイズ・キャンセラーが背中を押してくれたのかも。
誰にでもお薦めできるプログラムでは無い、と思います。あるいは背景を知らずに見た方の感想は是非伺ってみたい、とも思います。どんな風景が見えるんだろうか、とも。
もしいらっしゃたら、教えて下さい。
ということで、今回は模型でもなく、新しいお話でもなく。
次回は、ミッドウェー敗戦後の日本海軍空母機動部隊の立て直し策のお話など。
ということで、今回はこの辺りでおしまい。
もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。
模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。
特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。
もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。
お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。
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