相州の、ほぼ週刊、1:1250 Scale 艦船模型ブログ

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

ピカード、完結 そして「善き人」という言葉

ピカードが完結してしまった。

「・・・しまった」という言葉を思わず書かずにいられない。

終わるのだなあ。f:id:fw688i:20200126184702g:plain

たまらず、オープニングテーマを再録。

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たかが(お叱りを承知で、言ってしまおう)TV ドラマである。がこの名残惜しさ(では表し切れないのだが)は、何だろう。

ドラマは常に終わる。その中に気に入ったものがあれば、それは「名残惜しい」。

しかし今のこの気持ちは、もっと癒し難い何物かで、敢えて言うと空疎な「喪失感」に近く、日常の「名残惜しさ」の域とは間違いなく異なるものだと言える。

 

ストーリーには、いろいろななところで批判がある。そして、そのどれもがもっともで、 そのいくつかには私も半ば同意する部分がある。「都合のいい展開」「解明しきれない謎」「ロミュランの真の動機は?」「古い仲間うちの物語」「あまりにもスター・トレック的」、いずれも、その通りだと頷いている自分がいるのである。

確かにドラマとしての評価は、手放しで高評価か、と聞かれると、「それほどでも」あるいは「スター・トレック見たことありますか?」と首をかしげ、条件など付けている自分がいる。しかし「今、好きなドラマは?」と聞かれると、迷わずその筆頭にあげることは間違いない。

あるいは「ドラマは?」と聞かれても、頭には浮かばないかも知れない。もっと、密かで大切なもの?

 

これは何だろう?

 

「懐かしいだけで、ピカード が出てきて嬉しいだけで高評価するのは・・・」と、どなたかがどこかで首を傾げていらっしゃったが、これには「まさにこれだ」と膝をたたいた。

そうだ。「面白い」ではなく「嬉しい」なのだ。おそらくこの一文には、本質への手掛かりがありそうだ。

つまり「嬉しい」のは何故?

ピカードに触れること?

即ち、「ピカード」 とは、(私にとって)何者なのか?

 

「善き人」という言葉が浮かんでは消える。

決して間違いのない人、という意味ではない。

常により良い「解」を求めて迷う人、というほどの意味だろうか。迷いが物語を紡ぎ、その本質に迷い、そして探す「善き」魂がある。

「成長」という言葉はあまりに教条的かも知れない。では「探索」という言葉ではどうだろう。「私の大切な物、大好きなものの、さらに深層への探索」止む事なくそれを続ける「善き」魂に、私は憧れるのである。

そして、私はそのようでありたい、と。

 

エンドタイトル。

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ともあれこの10週間の、何と豊かだったことか。改めて、この豊かな時間に感謝したい。

ありがとうございました。

しばらくは、「ピカード」のサウンドトラックを聴くのだろうなあ。

 

 

少し艦船模型のブログの素顔に戻って・・・。

下の写真のような船が制作途中です。「ああ、これは・・・」「おやおや、またマニアックな」と思われた方、いずれはお目見えしますので、楽しみに。

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