相州の、1:1250スケール艦船模型ブログ 主力艦の変遷を追って

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

新着モデルのご紹介:久々の日本海軍:八八艦隊計画:加賀級戦艦・最終改装時のご紹介とその周辺

久々の日本海軍の主力艦の新着モデルです。

なんと八八艦隊計画の「加賀級戦艦」の近代化改装(最終改装)時のモデルです。もし「加賀級」が建造されて、太平洋戦争に参加していたら、という想定ですね。

ご承知のように「加賀級」はワシントン軍縮条約により建造中止となりましたので、未成艦です。ですので、最終改装も何もあったものではないのですが、そこは模型ならでは、ということで、なんでもあり、です。

 

八八艦隊計画の概要

八八艦隊計画については、筆者の妄想も含め、本稿以下の回(相当前ですね。我ながら驚きです)でご紹介しています。

読んでもらうのも恐縮なので、少し乱暴にまとめておくと、八八艦隊計画とは、1920年大正9年)就役の「長門級」戦艦を起点として、艦隊決戦用の兵力として16インチ砲装備の戦艦8隻と、その前衛を務める巡洋戦艦8隻を、向こう8年以内に整備するという計画でした。

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具体的に計画された各艦級の要目を示しておきます。

長門級戦艦:33,800t, 26.5knot, 16インチ連装砲塔4基 同型艦2隻(長門陸奥1920年就役。ワシントン条約下でも保有が認められた。

加賀級戦艦:39.979t, 26.5knot, 16インチ連装砲塔5基 同型艦2隻(加賀、土佐)条約締結時点ですでに両艦ともに進水完了。関東大震災で被災し転用が断念された下記の「天城」に変わり「加賀」のみ空母に転用され完成

天城級巡洋戦艦:42,200t, 30knot, 16インチ連装砲塔5基 同型艦4隻(天城、赤城、愛宕、高雄)天城、赤城は条約締結時点で起工済み。「天城」「赤城」は空母に転用されたが、関東大震災で被災し「赤城」のみ完成

紀伊級戦艦:42.600t, 29.5knot, 16インチ連装砲塔5基 同型艦4隻(紀伊尾張、他は未命名3番艦・4番艦については主砲、艦型などについて見直し計画あり。

13号型巡洋戦艦:47.500t, 30knot, 18インチ連装砲塔4基 同型艦4隻(未命名

 

 

上記の回でも、もちろん「加賀級」の竣工時、近代化改装時についてはご紹介しているのですが、最近になって「最終改装時」のモデルが3D printingモデルで上梓され、入手して製作(と言っても塗装だけですが)しました。これをご紹介。

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加賀級戦艦(最終改装時:1938年頃?)

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上述の通り、「加賀級」戦艦は八八艦隊計画の第二陣として設計された戦艦です。基本的には「長門級」の拡大改良型で、特に集中防御方式を強化しています。

下の写真は、「加賀級」の最終改装時を想定したモデルで、「長門級」の近代化改装に準じ、巨大なバルジを両舷に装着し、その為の速度劣化を防ぐために艦首形状や缶の長さを延長したりしています。さらに対空兵装の強化、機関の改良等に併せて、上部構造が一新されています。

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(「加賀級」戦艦最終改装時の概観:193mm in 1:1250 by Tiny Thingamajigs)
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(「加賀級」戦艦最終改装時の細部:「長門級」同様、構造が複雑になった艦橋と艦尾部の主砲塔配置) 

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(「加賀」と「土佐」)

 

就役時(1923年頃?)

就役時「加賀級」は直立型の煙突を装備していましたが、「長門級」でも課題であった艦橋への煤煙の逆流が想定され、二番艦「土佐」では湾曲煙突を装備していました。(筆者が模型を触った言い訳で、史実ではないので、ご注意を)

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(「加賀級」戦艦就役時の概観:185mm in 1:1250 semi-scratched based on C.O.B. Constructs and Miniatures /3D printing model)

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(「加賀級」二番艦「土佐」は湾曲煙突を装備していました:という筆者の妄想モデル。ちょっと曲げ過ぎ?これでは今度は後橋が煤煙まみれに。いずれもう少し調整してみようかな)

 

コラム:使用したモデルについて

同級の就役時のモデルについては、下のリンクのC.O.B. Constracts and Miniature製のモデルをベースに、直立煙突を湾曲煙突に換装したり、艦橋の構造に手を入れたりしています。

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第一次改装時(1933年頃?)

加賀級」は対空兵装の強化、舷側へのバルジ装着などの改装を受けました。艦橋の構造が変更され、煤煙の逆流が課題とされた煙突の構造が変更され、さらにトップにキャップが装着されました。

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(「加賀級」一次改装時の概観:「土佐」の湾曲煙突は廃止され、「加賀」「土佐」ほぼ同様の外観となりました) 

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(近代化改装時に構造が変更された環境と煙突、舷側にバルジを装着しています) 

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(「加賀」と「土佐」)

 

コラム:使用したモデルについて

同級の一次改装時のモデルについては、下のリンクのC.O.B. Constracts and Miniature製のモデルをベースに、他のモデルから艦橋のストック・パーツを流用しています。

www.shapeways.com

 

加賀級」三態比較

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(奥から、就役時、一次改装時、最終改装時の比較)



ここまで来ると、やはり八八艦隊の起点となり、かつ「加賀級」の原型ともなった「長門級」も紹介しておきましょう。こちらは就役時から順を追って。

長門級戦艦

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就役時(1920年

同級は世界初の16インチ主砲搭載艦として建造されました。ユトランド沖海戦の戦訓を反映した防御装甲をもち、25ノットの速力と合わせて、ポスト・ジュットランド型の画期的な高速戦艦でした。しかも史実ではワシントン条約で新造戦艦の建造が全て中止されたため、世界最大最強の戦艦の一隻として長く「ビッグ・セブン」の名で親しまれました。

就役時には二本の直立型の煙突を装備していましたが、1番煙突から艦橋への煤煙の逆流が課題となり、湾曲煙突への換装が行われました。

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(就役時の「長門級」の概観: 176mm in 1:1250 by semi-scratched based on Hai model:市販されているHai社製のモデルは下の湾曲煙突を装着したタイプですので、筆者が直立煙突に交換する工作を行いました)


改装時(湾曲煙突装備時:1924年

上記の事情で、同級は1番煙突を湾曲型に変更しました。同級は長く世界最大最強の戦艦として国民に日本海軍の象徴として親しまれましたが、湾曲煙突は同級の象徴としてあわせて親しまれました。

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(湾曲煙突装着時の「長門級」の概観: by Hai)

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 (「長門」と「陸奥」:長らく連合艦隊の象徴的存在でした)

 

最終改装時(1936年頃)

1934年(昭和9年)から、同級は最終改装を受けました。機関は重油専焼に換装され、舷側に巨大なバルジを装着しています。速度低下を防ぐために艦型を延長するなどの改修が行われました。対空兵装の強化と艦橋の構造を変更しています。
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 (長門級の最終改装時の概観:180mm in 1:1250 by Neptun :下の写真は最終改装時の細部。特に中段の艦橋の構造と煙突の構造に注目)
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(最終改装時の「長門」と「陸奥」)

 

長門級」三態比較f:id:fw688i:20210703164621j:image

(手前から、就役時、湾曲煙突装着時、最終改装時の比較)

 

紀伊級戦艦

加賀級」の次の「紀伊級」はどうなっていたかというと、実は同級については、米海軍の海軍軍備拡張計画である「ダニエルズ・プラン」で予定されていた「サウスダコタ級(1920)」の要目が「加賀級」を上回ることが明らかとなり、これに対抗する設計への議論等があり起工すらされていません。しかし、この米計画戦艦を上回る兵装の開発には時間がかかりすぎるところから、基本デザインは既に起工済みの「天城級巡洋戦艦に準じた設計として、速力を少し抑える代わりに戦艦としての十分な防御力を保有した設計するということでようやく計画が決定されたところで、ワシントン条約締結により計画中止となりました。従って、艦型は「天城級巡洋戦艦にほぼ同じ、ということになります。

もちろん「紀伊級」も紹介しておきましょう。こちらも就役時から順を追って。

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就役時(1927年頃?)

同級は、設計に紆余曲折がありながらも、最終的には前述の通り「天城級巡洋戦艦の基本設計をベースとして、装甲の強化等が盛り込まれることで設計が決定されました。兵装は前級「加賀級」に準じていますが、巡洋戦艦向けの強力な機関と高速性に留意した艦型で29ノットの速力を発揮する、これまで以上に機動性に優れた強力な高速戦艦となる予定でした。

天城級巡洋戦艦は、人気があるのか、進水までしているので比較的資料が豊富なのか、1:700スケール等でもモデルがあったりするのですが、多くは「長門級」の就役時の様な直立二本煙突、あるいは1番煙突が湾曲している様なモデルが一般的かもしれません。とは言え、直立煙突は、「長門級」「加賀級」を通じて煤煙の艦橋への逆流等、課題が洗い出されていましたので、筆者は集合煙突のスケッチ(実際に残っているのです)案を採用し、モデルに手を入れてみました

コラム:集合煙突について

1:1250スケールの世界は裾野が広いということもあるのか、なんと「天城級」用の集合煙突というパーツが販売されていたりします。(探してみるもんですね)

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(「紀伊級」就役時の概観(集合煙突採用案):202mm in 1:1250 semi-scratched based on Team Blue Games  with funnel by Digital Sprue /3D printing model:下の写真は前述のように同級で採用された集合煙突と、「加賀級」とは異なる艦尾部の主砲配置の拡大 )

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 (「紀伊」と「尾張」就役時)

 

コラム:使用したモデルについて

同級の就役時と一次改装時のモデルについては、下のリンクのTeam Blue Games製のモデルをベースに、直立煙突を集合煙突に換装したり、艦橋や後橋の構造に手を入れたり(一次改装時については、他のモデルからのストック・パーツを流用)しています。

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第一次改装時(1935年頃?)

紀伊級」は対空兵装の強化、航空艤装の刷新、指揮・通信能力の向上などを盛り込んだ艦橋・後橋の改装などを受け、艦容を一新しました。

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(「紀伊級」一次改装時の概観(集合煙突採用案):下の写真は通信能力や指揮能力の向上を目指し構造を改めた艦級と後橋の拡大)

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(一次改装時の「紀伊」と「尾張』)

 

最終改装時(1939年頃?)

太平洋戦争直前に、「紀伊級」は最終改装を受けたという想定です。「長門級」に倣い、機関を重油専焼に換装し、機関の変更に伴い、それまで同級の大きな特徴だった集合煙突から少し後ろに傾斜した煙突に、改ています。指揮系統の充実により、艦橋構造はさらに複雑化しています。
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(「紀伊級」最終改装時の概観:207mm in 1:1250 by Tiny thongamajigs:下の写真は通信能力や指揮能力の向上を目指し構造を改めた艦級と形状が変更された煙突の拡大)

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(最終改装時の「紀伊」と「尾張」)

 

コラム:使用したモデルについて

同級の最終改装時のモデルについては、今回の冒頭でご紹介した「加賀級」と同様、下のリンクのTiny Thingamajigs製のモデルをそのまま塗装して使用しています。

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Tiny Thingamajigs社は、WW2関連のモデルのラインナップが充実しています。本稿前回でご紹介した「サウスダコタ級(1920)」や、「レキシントン級」などについては就役時と最終改装時のモデルを準備してあったり、日本海軍関連では「超甲巡」や「超大和級:A 150」などのモデルもあったりしています。もちろんディテイルも素晴らしく、WW2関連の艦船モデルを比較的安価で探したいときには、大変重宝します。

筆者のコレクションでも、上記以外にも重巡「青葉」や5500トン級軽巡洋艦のヴァリエーションなどは、同社のモデルに多く頼っています。

ちょっと残念なことは、同社のラインナップは欲しいモデルをセレクトしてスケールを設定する方式での発注が主流なのですが(例えば「天城級」をセレクトすると、出力素材とスケールを聞いてくる、という感じです)、このスケールのラインナップに1:1250が設定されていないことが多いのです。1:1800あるいはもう少し小さいスケールが主流でしょうか?

そこで「1:1250にコンバートしてよ」というお願いをするわけですが、以前は気楽に「いいよ」としかも比較的短時間で(例えば翌日、とか)対応してもらえていたのですが、最近は返事をもらえないことが多くなってきました。ちょっとしつこく頼みすぎたかな、とか、スケールアップ(あれ、スケールダウン?つまり 1:1800から1:1250への変更)はディテイルの再現などの調整が結構難しいのかな(以前筆者がお願いしたモデルは、何の問題もありませんでしたが)とか、「分かってるよ、順番にやるから、いちいちせっつくな」ということかな、など、いろいろと考えるのですが・・・。しかし、モデルのラインナップは本当に素晴らしい。筆者としては1番最後のケースだといいなあ、と思っているのですが。

 

紀伊級」三態比較f:id:fw688i:20210703164617j:image

(手前から、就役時、一次改装時、最終改装時の比較)


相模級戦艦:改紀伊級戦艦(参考:十三号型巡洋戦艦

(注意:ここからは史実とはかなり異なります。筆者の妄想の類ですので、ご容赦ください。ほとんど架空戦記ものだと思って付き合ってください。兵装の年式呼称なんか調べても、どこにもありませんからね)

当初、「紀伊級」戦艦は4隻が建造される予定でしたが、既述の様に米海軍の「ダニエルズ・プラン」で計画された「サウスダコタ級戦艦(1920)」が16インチ砲12門装備艦で、こと砲力では「加賀級」、さらに従来の「紀伊級」の設計を大きく凌駕していることがわかり、大きな不安要素となりました。

このような背景から、「紀伊級」はその設計時点から、この「サウスダコタ級(1920)」の情報に振り回された形で設計案の議論が再開します。結局は建造の大幅な遅れを避けるために、「天城級巡洋戦艦の基本設計の手直しという結論に至り建造が認可されたという経緯をへることとなった訳です。

これらの事情により、当初4隻の同型艦での建造を予定していた同級は、「紀伊級=改天城級」の設計での建造は2隻にとどめ、同級3番艦・4番艦は、「改紀伊級」と呼称されながらも、実際には全く別の設計となりました。

まず「サウスダコタ級(1920)」に対応できる砲力(16インチ砲12門以上装備)が検討されるのですが、16インチ3連装砲塔、4連装砲塔、あるいは連装砲塔との混載など、種々の案が検討の俎上に挙げられます。が、当時の日本には3連装砲塔、4連装砲塔の製造実績がなく(特に砲塔の駆動系等)、開発には時間がかかるところから、八八艦隊計画にあった「十三号型巡洋戦艦」向けに開発されていた「2年式55口径41センチ砲」の搭載が現実的な解決案として採用されました。この砲は機密保持の視点から呼称こそ「41センチ砲=16インチ砲」でしたが、実際には18インチ砲であり、射程と口径で、「サウスダコタ級(1920)」を圧倒する、という設計でした。

船体の設計も「十三号型巡洋戦艦」がベースとして用いられ、戦艦としての防御強化等の設計変更が行われました。

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 就役時(1930年頃?)

同級は18インチ砲搭載艦として建造されました。18インチという類を見ない巨砲を搭載しこれの射撃プラットフォームとなるために船体は「紀伊級」よりも大型化しています。これに強力な機関を搭載し「紀伊級」並の29ノットを発揮する設計でした。

紀伊級」と同様の集合煙突を採用していました。

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(「相模級」就役時の概観:219mm in 1:1250 semi-scratched based onTeam Blue Games with funnel by Digital Sprue /3D printing model:下の写真は「紀伊級」の流れを受け継いだ艦橋と集合煙突と、艦尾部の18インチ連装砲の拡大)

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 (就役時の「相模」と「近江」)

 

コラム:使用したモデルについて

同級の就役時のモデルについては、下のリンクのTeam Blue Games製のモデルをベースに、直立煙突を集合煙突に換装したり、艦橋の構造に手を入れたりしています。 

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 近代化改装時(1940年頃?)

太平洋戦争直前に、同級は大規模な改装を受けました。両舷に大型のバルジを装着し、対空兵装の強化、航空艤装の強化に加え、当時建造が始まっていた「大和級」戦艦向けに試作された塔構造の艦橋が試験的に搭載されています。このため遠景は大和級に類似するものとなりました。機関は重油専焼に換装されましたが、特徴であった集合煙突はそのまま残されました。全般的な装備増、重量増により、速力は27ノットに低下しています。「大和級」と行動を共にすることが勘案され、この速力をあえて容認したとも(架空艦の話なので、鵜呑みにしないでください)。

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(「相模級」近代化改装時の概観:219mm in 1:1250 semi-scratched based onTeam Blue Games with funnel by Digital Sprue /3D printing model:下の写真は試験的に搭載された「大和級」向け試作艦橋と、残された集合煙突。さらに下段では艦中央部に設けられた水上偵察機整備甲板の拡大)

 

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(近代化改装時の「相模」と「近江」)

 

コラム:使用したモデルについて

同級の近代化改装時のモデルについては、下のリンクのC.O.B. Constracts and Miniature製のモデルをベースに、直立煙突を集合煙突に換装したり、艦橋や後橋の構造に手を入れたりしています(ストックパーツから転用)。 

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「相模級」二態比較

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(手前から、就役時と近代化l改装時)

 

八八艦隊計画:戦艦群の推移(最終形態)

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( 今回ご紹介した八八艦隊計画の戦艦群の一覧。下から、「長門級」「加賀級」「紀伊級」「相模級」の順。艦型が巨大化していることがよくわかります。「長門級」「加賀級」「紀伊級」は16インチ砲装備艦ですが、「相模級」は「50口径41センチ砲」と称しながら、実は18インチ砲装備艦でした)

 

八八艦隊計画ではなかったのか?

筆者の模型の世界では、「八八艦隊計画と言いながら、結局、計画に従い建造されたのは8隻の戦艦でした」という話なのですが、実は8隻の巡洋戦艦については(もう。巡洋戦艦という概念ではなく、空母機動部隊、夜戦等で前哨戦を実施する巡洋艦部隊に帯同できる「高機動戦艦」という概念になるのですが)「金剛級」の近代化改装による「高速戦艦化」(史実と同じ)と、「金剛代艦計画」で生まれた16インチ砲装備の高速戦艦により、少し時期を遅らせて実現する、というお話を、本稿下記の回で準備しています。興味のある方は是非。

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ということで、今回はワシントン・ロンドン体制で幻となった八八艦隊計画の一角「加賀級」戦艦の最終改装時のモデルに端を発し、八八艦隊のうち8隻の戦艦について、まとめてみました、

この仮想世界での日本海軍は、この後、主力艦として「大和級」にまつわる幾つかの戦艦の艦級を建造し、やがて対米戦争に突入していくことになるのですが、それはよろしければ、上記の回の続きを訪れてみてください。

 

ということで、今回はここまで。

前回もそうだったんですが、やはり未成艦、架空艦などをお話しするのは、模型ならではということもあり、とても楽しい。特に「八八艦隊計画」周りのモデルのご紹介などは、特に楽しいのです。そもそもこのブログを始めたきっかけが、「ああ、とりあえず八八艦隊、揃っちゃったよ」でしたので。重要なのは、聞いている方も楽しいのかどうかなんですが、どうでしょうか?楽しんで貰えてるんじゃないか、と信じて。

 

 次回は、ロイヤル・ネイヴィーの駆逐艦に戻りましょうかね。あるいは新着モデルのご紹介を。

これら以外に、もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、いつでも大歓迎です。是非、お知らせください。

 

併せて模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。

特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。

もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。

お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。

 

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