2025年の年の瀬です。そして今回は2025年最後の投稿になるかと思います。
2018年9月からスタートして7年4ヶ月、最初は数が増えてきたコレクションの整理程度の思いで、せいぜい10回程度続けば、という軽い気持ちで始めたのですが、投稿を続けるうちに興味の範囲、深度が増すままに、いつの間にか今回で366回目を迎えました。
ここまで続けてこれたのも、コンスタントな皆さんのアクセスのおかげです。改めて感謝いたします。
このところ海上自衛隊の護衛艦コレクションの充実が筆者にとって大きな関心事になっており、護衛艦の艦番号、ヘリ発着甲板のマーキングのデカール転写を中心に、すでに何度か投稿させていただいています。
さて、デカールの転写は個艦のディテイル・アップをめざすものですが、今回はコレクション充実のもう一つのテーマ、同型艦いかに揃えてゆくか、という視点での「充実」についての取り組みをご紹介します。
Ebayでの「はつゆき級」護衛艦(Hai製)と「あぶくま級」護衛艦(Hai製)の落札
海上自衛隊の護衛艦の場合、F-toys 製モデルについては費用的にも手順的にも比較的容易に同型艦の数を揃えてゆくことができるのですが、1:1250スケールモデルの本流であるダイキャストモデルの場合、Ebay等で1隻づつ発見し落札(あるいは購入)することになります。
今回入手したのは「はつゆき級」護衛艦と「あぶくま級」護衛艦、それぞれ1隻で、英国の同じ出品者からの落札でした。

(今回落札した2隻のEbay出品時の写真:上が「はつゆき級」護衛艦、下が「あぶくま級」(いずれもHai製))
筆者のコレクションではそれぞれ7隻目の「はつゆき級」(同型艦12隻)、3隻目の「あぶくま級」(同型艦6隻)ということになります。
前述のように2隻とも同じ出品者からの落札でしたので同梱ができたので、送料を含め6000円程度と、比較的良い買い物に出来たと満足しています。
落札が12月11日、届いたのが12月22日でしたので、配送も大変スムーズだったと言って良いと思います、
しかし写真で見る限りでもマスト周りの破損や武装パーツの欠損など、いくつか手直しが必要そうなモデルでもあります。今回はその手直し工程などをご紹介したいと思います。
「はつゆき級」護衛艦
(就役期間:1982-2021 同型艦 12隻:DD122-DD133)

上の写真は今回到着した「はつゆき級」護衛艦モデル(Hai製)の概観です。出品者は英国在住の方で、ヨーロッパのコレクターの所蔵品コレクションからの放出品だと思います。ヨーロッパのコレクションでは時折あるのですが、大変重厚な塗装をされているように見受けます。
加えて下の写真のように艦首の3インチ速射砲の砲身(上段左)、マスト上部(上段右)などが欠落しており、艦尾部のシースパロー発射機は「はつゆき級」に搭載されたものとタイプが異なるものになっているようです(写真下段)。更に艦橋上部にCIWSを設置したいと思っています。

モデルに手を入れて下の写真のような形態を目指します。

「あぶくま級」護衛艦
(就役:1989-就役中:同型艦6隻 DE-229〜234)
上の写真は今回到着した「あぶくま級」護衛艦モデル(Hai製)の概観です。前述の「はつゆき級」のモデルと同じ出品元ではありますが、こちらは標準的な塗装状態のようです。
しかし下の写真にあるように、艦首部の3インチ速射砲の砲身(上段左)、マスト上部(上段右)、後部マストの欠落とCIWSの上部欠損(いずれも下段写真)などに手直しが必要です

そして下の写真のような形態を目指します。

欠損等の修復
ストックパーツなどでそれぞれのモデルに手を入れてゆきます。
「はつゆき級」の修復
まずは3インチ速射砲の移植(上段左)とマストの形状修復(上段右)。マストはモデルのものからの形状修正を諦め、ストックパーツの護衛艦の標準的なトラス構造のマストを移植しました。そして艦後部ではシースパロー・ランチャーを「はつゆき級」の搭載している形状のものに換装しています。その際に、やや盛り上がり気味のモデルの塗料を少し剥がし、新たな塗装に向けての準備も施しています。併せて塗料にほとんど埋まり形状の定かでない突起物になっていた対艦ミサイル「ハープーン」の発射筒も除去して、一旦塗装後に再度ストックパーツから装備することとします(下段)。

下の写真は上記の手入れを行なった「はつゆき級」の概観。
塗装を剥がした箇所に隙間が現れてしまいました。少し気になるのでパテで埋めてから塗装に入ることにします。この後パテ埋め作業をし、乾燥させるので、今回は「はつゆき級」のモデルについての作業は、ここまでの紹介になりそうです。
「あぶくま級」の修復
3インチ速射砲の砲塔を筆者のストックパーツのものに換装し(上段左)、ディテイルの失われていたマストの上部をストックパーツに入れ替えています(上段右)。更にモデルでは失われていた後部マストを追加し、欠損のあったCIWSをストックパーツのものに換装しています(下段写真)。

そして上記の作業後の外観が下の写真です。

この後、塗装に入ります。
基本塗装の完了:これから細部に少し手を入れるかもしれませんが
両モデルの基本塗装が完了しました。(間に合わないだろうと思っていた「はつゆき級」も間に合ったので、こちらも併せてご紹介します)
「はつゆき級」護衛艦の基本塗装完了後の概観

「はつゆき級」護衛艦(Hai製)の筆者コレクションの7隻目の塗装後の概観です。
最終的には煙突両脇に対艦ミサイルの発射筒とその架設台を付け加えました。そして筆者の定めている海自護衛艦の標準色で塗装しています。
下の写真では、到着時のモデル(上段)との比較を示しています。手を入れた箇所を再掲しておくと、砲身の破損していた3インチ速射砲の換装、欠損しているマストの補修(結果的には筆者のF-toys 製ストックパーツに換装しています)、対艦ミサイル発射筒周りの改修(こちらもストックパーツに換装)、シースパロー発射機の換装等を実施しました。

そして下の写真では、筆者コレクションの同型艦(写真奥が「まつゆき:DD-130」)との比較をご覧いただけます。ややマスト周りが重くなった感もありますが、なんとか仲間入りは果たせそうです。こうやって比較すると、今回のモデルの舷側に現れている「段差」が少し気になりますね。何か手を施せるか考えてみようと思います。

さて、ではこの艦は「はつゆき級」のどの艦番号を割り当てましょうか?マスト周りの重厚感を考えると、後期型(=就役年次の新しいもの)が良いように思います。すると「やまゆき:DD -129」が良いでしょうか。コレクションがやや後期型偏重になってしまうかもしれませんが、決定です。
「あぶくま級」護衛艦の基本塗装完了後の概観

「あぶくま級」護衛艦(Hai製)の筆者コレクションの3隻目の塗装後の概観です。
塗装は筆者の定めている海自護衛艦の標準色に従って仕上げています。
下の写真では、到着時のモデル(上段)との比較を示しています。手を入れた箇所を再掲しておくと、砲身の破損していた3インチ速射砲の換装、欠損しているマスト上部の補修(結果的には筆者のF-toys 製ストックパーツに換装しています)、欠落している後部マストの再現、欠損が見られたCIWSの筆者ストックパーツへの換装を実施しました。

そして下の写真では、筆者コレクションの同型艦(写真奥が以前からコレクションに加わっていた船)との比較をご覧いただけます。ややマスト周りが重くなった感もありますが、問題なく仲間入りは果たせそうです。

「あぶくま級」護衛艦については、まだ艦番号のデカール転写作業前ですので、このモデルを何番艦にしようかと考える段階ではないのですが、先行して加わっていたモデルを同級ネームシップの「あぶくま:DE-229」と二番艦の「じんつう:DE-230」にするとして、では3隻目は思い切って同級最終艦の「とね:DE-234」にでもしようかなと考えていたのですが、下の写真のようにモデル裏面に「OYODO」と文字が彫り込まれていることに気がつきました。

これはモデルに記されていたHai製モデルの品番の標準標準である「ABUKUMA」の文字の上から彫られていますので、以前のこのモデルのオーナーさんが「OYODO」として保管されていらっしゃったんだろう、と想像できます。その想い(思い出?)を尊重して、このモデルは「おおよど:DE-231」としてデカール仕上げなど行うことにします。
ということで今回はこの辺で。
冒頭にも記述しましたが、2025年はここまでで、本稿の投稿を終了したいと思います。
次回はおそらく新年第二週あたりの投稿になるかと思います。当面は、この流れを汲んで、海上自衛隊の護衛艦のディテイルアップのお題を続けさせていただく予定です。他にも一応、何度かご紹介している「偽装商船」のお話も控えでおいてありますし、まあ、その辺りは筆者の気まぐれで。このお正月にどんな刺激を受けるか次第、かもしれません。
もちろん、もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。
いずれにせよ本稿は2026年も継続する予定ですので、またおつきあいいただければありがたいと考えています。
皆様が良い年末年始をお迎えになられることを、心より祈念しています。
2025年、お付き合いいただき、ありがとうございました。
模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。
特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。
もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。
お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。
ブログランキングに参加しました。クリック していただけると励みになります。

