今回は週末にあまり時間がないので、海上自衛隊繋がりで海上自衛隊の潜水艦開発史を少し手を入れて再投稿します。
旧日本海軍は、その潜水艦開発に、独自の戦略と技術の方向性を持つユニークな存在でした。用兵面では、その海軍の成立の背景から、あまりに艦隊決戦にこだわったため、潜水艦本来の特性を十二分に活かす事ができませんでしたが、長い航続距離と優れた航洋性を持ち、一部には航空機を搭載するなど独自の発展を遂げたと言っていいと考えています。
大戦末期にはいわゆる「可潜艦」からの脱却を目指し、潜水航行を主眼においた水中高速潜水艦の保有に至っていました。
海上自衛隊の潜水艦開発史は、海上自衛隊発足直後の米海軍からの貸与艦に始まり、上記の技術の上に早い時期に国産艦の建造に着手しました。
海上自衛隊の創立から今日に至るまで、以下に紹介する11級の潜水艦を建造してきました。
今回はその系譜を一覧しておきたいと思います。
**本項は原則1:1250スケールのモデルをご紹介するブログなのですが、潜水艦はモデルが小さいので、あえて今回は異なるスケールのモデルをご紹介しています。
黎明期の貸与潜水艦
潜水艦「くろしお」
(海上自衛隊での再就役:1955-1970 同型艦なし:水中排水量:2452トン、水中8.8ノット・水上20.3ノット、魚雷発射管:艦首6門・艦尾4門)
海上自衛隊の発足直後、日米艦艇貸与協定により米海軍から貸与されました。前身はガトー級潜水艦「ミンゴ」です。
ガトー級潜水艦は米海軍の第二次世界大戦中のベストセラーともいうべき艦級で、都合77隻が建造されました。多くはガピー改装と称する艦齢延長のためを受け近代化されましたが、ミンゴはモスボール艦の状態から貸与艦となったため、そのような改装は受けず、それどころかシュノーケルさえ装備されていませんでした。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「くろしお」(1955)130mm in 1:700)

「くろしお」は、本稿でも何度かご紹介している筆者の幼少期の愛読書「サブマリン707」の初代707のモデルとなっています。同署の中では「どんがめ」の愛称で、その旧式性を謗られ、あるいは親しまれながら、大活躍しています。

(直下の写真は、Takara:世界の艦船シリーズ サブマリン707 1:1000スケール。ちょっと、わかってもらいにくかもしれませんが、懐かしい。涙モノ、なのです。 93mm in 1:1000)

(さらに、Takara:世界の艦船シリーズ サブマリン7072世 1:1000スケール。右下写真に注目!シュノーケルには「ガー(噛み付き)」マーク(小沢さとる先生命名)が再現されています。これも、涙・・・101mm in 1:1000)

併せて「くろしお」は、下記の映画「潜水艦イ57降伏せず」では、日本海軍の潜水艦役で登場しています。
初の国産潜水艦
潜水艦「おやしお(初代)」
(就役:1960-1976 同型艦なし:水中排水量:1424トン、水中19ノット・水上13ノット、魚雷発射管:艦首4門)
日本が戦後初めて建造した初の国産潜水艦です。
「おやしお」は、前出の米海軍からの貸与艦「くろしお」が、第二次世界大戦の中期までの潜水艦の主流であった水上航行を主体としたいわゆる「可潜艦」であるのに対し、旧日本海軍が戦争末期に建造した水中高速潜水艦(潜高型:せんたかがた)伊201級をタイプシップとして、水中を高速で航行する水中高速潜水艦の系列に属するシュノーケルを装備した潜水航行を通常とする「潜水艦」でした。
機関は米国から貸与された「くろしお」を範にとりデーゼル・エレクトリック方式とし、二軸推進でした。いわゆる通常動力型潜水艦は、現在でもこの形式を基本的には継承しています。この形式を少し説明しておくと、水上航行時にはディーゼルエンジンで推力を得るわけですが、同時に発電機を回し電力を蓄電池に充電しておきます。潜水時には外から空気を取り込めないのでエンジンが回せません。そこで充電しておいた電力でモーターを回し推進力を得る、非常に簡単にいうと形式です。この方式では潜水時間が電池の容量で制限されますので、潜望鏡深度でエンジンを回せるように空気取り込みを可能にするシュノーケルが発明され、潜水艦の潜水可能時間が延長され「可潜艦」から「潜水艦」へと発展してゆきます。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「おやしお」(1960)110mm in 1:700)

本格的国産潜水艦の登場
「はやしお級」潜水艦
(就役:1962-1979 同型艦2隻:水中排水量:930トン、水中14ノット、水上11ノット、魚雷発射管:艦首3門)
1950年台後半に閣議了承された第1次防衛力整備計画で建造された局地防衛用の対潜水艦戦用潜水艦です。
セイル前方と艦首には索敵用パッシブ・ソナーを配置し、攻撃用のアクティブ・ソナーを艦底に装備していました。
機関は前出のディーゼル・エレクトリック方式を採用し、二軸推進でした。海中での運動性には優れていましたが、小型の船体ゆえ荒天下でのシュノーケル運用に課題があり、水上航行にも問題を抱えていたと言われています。さらに小型艦ゆえの劣悪な居住性に悩まされました。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「はやしお」級(1962)85mm in 1:700)

「なつしお級」潜水艦
(就役:1963-1980 同型艦2隻:水中排水量:1000トン、水中15ノット、水上11ノット、魚雷発射管:艦首3門)
前級「はやしお」級の発展形として2隻建造されました。「はやしお」級同様、局地防衛用の対潜戦用潜水艦でした。船型をやや拡大し、大型のアクティブ・ソナーを船体下方に昇降式で装備し、探知能力を向上させていました。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「なつしお」級(1963)88mm in 1:700)


(直上の写真は、「なつしお」級の外観的な特徴である昇降式のアクティブ・ソナードーム)
潜水艦「おおしお」
(就役:1965-1982 同型艦なし:水中排水量:2208トン、水中18ノット、水上14ノット、魚雷発射管:艦首6門、艦尾2門)
米海軍からの貸与艦「くろしお」の代替艦として、建造されました。
前出の「はやしお」級、「なつしお」級はいずれも船型が小型で、運動性には優れるものの、荒天下でのシュノーケル運用、あるいは水上航行性能等、性能的には限界があったことを踏まえ「くろしお」の代艦は、ほぼ「くろしお」に等しい大型の船型で建造されました。
推進方式はこれまで同様、ディーゼル・エレクトリック方式で、二軸推進でした。
パッシブ・ソナーは艦首下部とセイル前端に装備し、アクティブ・ソナーは「なつしお」級と同様に艦底、発令所下部当たりに吊り下げ式で装備していました。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「おおしお」(1965)126mm in 1:700)


(直上の写真は、おおしおの外観的な特徴である吊り下げ式のアクティブ・ソナードーム)
「あさしお級」潜水艦
(就役:1966-1986 同型艦4隻:水中排水量:2250トン、水中18ノット、水上14ノット、魚雷発射管:艦首6門、艦尾2門)
基本的に「おおしお」をタイプシップとした強化改良型と言っていいでしょう。
機関はデーゼル・エレクトリック形式を踏襲していますが、騒音軽減のための防振・防音対策に注意が払われたとされています。二軸推進である点は変わりません。
前級との大きな相違点は艦首形状が水上航行を意識した形状に変わり、併せて艦底に吊り下げ式で装備されたアクティブ・ソナードームは、艦首下部に移動されました。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「あさしお」級(1966)126mm in 1:700)


(直上の写真は、あさしおの外観的な特徴である艦首の吊り下げ式のアクティブ・ソナードーム。艦首の形状が前級の「おおしお」とは異なることがわかるかと思います)
涙滴型潜水艦の建造
「うずしお級」潜水艦
(就役:1971-1996 同型艦7隻:水中排水量:2450トン、水中20ノット、水上12ノット、魚雷発射管:艦首部6門)
本級から、海上自衛隊の潜水艦形状は水中性能をより重視した涙滴型の艦型に移行します。機関はディーゼル・エレクトリック形式を踏襲していますが、これまでの二軸推進から一軸推進へと改められました。これにより20ノットに水中速力は向上し、形状から苦手と見られた水上でも12ノットで航行ができました。
これまでパッシブ、アクティブの二系統に分かれ分散装備されていたソナーを統合ソナーとして艦首のドームに配置し、全方位の同時監視を実現しています。艦首部に大きなソナードームが配置された事で、魚雷発射管は艦首部よりもやや後ろに片舷3門づつ、やや斜め、艦中心線から外側に10度の角度を持って配置されることとなりました。
操舵装置に初めてジョイスティックを採用し、それまで船体(艦首部)に装備されていた潜舵はセイルに移動されました。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「うずしお」級(1971)103mm in 1:700)


(本級から、ソナーが統合ソナーとして艦首部に装備されました。これに伴い、魚雷発射管は、艦首より少し後方に中心線から少し角度をつけて配置されています)
「ゆうしお級」潜水艦
(就役:1980-2008 同型艦10隻:水中排水量:2900トン、水中20ノット、水上12ノット、魚雷発射管:艦首部6門)
「うずしお」級の改良発展形であり、涙滴型潜水艦としては第二世代にあたります。
船体を大型化し、武器・操縦システムの強化、さらにスクリューの形状改良、防振・防音対策の充実などから、静粛性の向上が図られました。
ソナー等は基本「うずしお」級の形式を踏襲していますが、デジタル化等が図られ、性能は向上しています。4番艦「おきしお」ではさらに曳航ソナーが装備され、探知能力が格段に受実しています。その装備にともない、セイル後方から艦尾に曳航ソナー周用のための鞘が装備されました。
この装備は、順次他艦にも追加装備されていくことにまりました。
5番艦「なだしお」以降の艦では、艦首部の魚雷発射管から対艦ミサイル「ハープーン」の水中発射が発射可能となりました。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「ゆうしお」級・「せとしお」(1980)105mm in 1:700)


(「せとしお」を反対舷から撮影したもの。4番艦「おきしお」以降、順次装備された曳航ソナーの収納鞘が見えています:ちょっとわかりにくいですが、セイルの付け根から艦尾にかけて長く伸びている膨らみが、それです)
「はるしお級」潜水艦
(就役:1990-2017 同型艦7隻:水中排水量:3200トン、水中20ノット、水上12ノット、魚雷発射管:艦首部6門)
海上自衛隊の涙滴型一軸推進潜水艦の第三世代であり、7隻が建造されました。
雑音低減対策が最優先して実行され、「ソノブイが視界に入る距離に近づくまでは、シュノーケル航行しても探知されない」静粛性を獲得したと言われるほど、徹底化した水中放射雑音低減が図られています。
本級で日本の潜水艦の静粛性は世界レベルで見ても最高水準に達したと言われています。
装備面での特徴はソナー等のデジタル化および国産化が挙げられます。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「はるしお」級・「はやしお」(1990)110mm in 1:700)


(「はるしお」級の曳航ソナーの収納鞘の形状。前出の「ゆうしお」級の長い収納さや形状と比較して小型化しており、この辺りにも水中放出雑音対策の一環がうかがえます)
7番艦「あさしお」の改装
同級の7番艦「あさしお」は練習潜水艦籍への移行後、先進潜水艦技術のテストヘッドとしての役割が与えられ、多くの改装が施されました。
最も大きな改装は、試験運用のためのスターリング式AIP(非大気依存推進機関)追加搭載のために、艦中央部に区画を追加し9メートル船体が長くなったことです。これにより基準排水量は2900トンとなりました。
本艦で、2003年からスターリング式AIPのテスト運用が行われ、その結果、後述の「そうりゅう」級潜水艦への搭載が決定されました。
(船体を延長した「あさしお」Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「はるしお」級2隻の船体を結合して仕上げてものです。 123mm in 1:700)

(直上の写真は、「はるしお」級と「あさしお」の艦型比較)
涙滴型一軸推進(SSS)潜水艦 の艦型比較
(直下の写真は、海上自衛隊が建造した涙滴型一軸推進潜水艦の関係を比較したもの。
左から「うずしお」級、「ゆうしお」級、「はるしお」級の順。艦の大型化の推移がよくわかります)

涙滴型から葉巻型へ
側面アレイ・ソナーの導入の要請から、海上自衛隊の潜水艦の船型は従来の涙滴型から葉巻型へと移行しました。
「おやしお級」潜水艦
(就役:1998-就役中 同型艦11隻:水中排水量:3500トン、水中20ノット、水上12ノット、魚雷発射管:艦首6門)
ja.wikipedia.org
水中吸音材と側面アレイ・ソナーの二つの新開発装備導入による静粛性の向上と高い探知能力の獲得を主目的として本級は建造されました。
側面アレイ・ソナーの装着には高い精度が要求され、この目的のためには耐圧殻への設置が望ましいとされました。併せて、魚雷発射管は艦首へ移動し、艦首部ソナーとの関係から魚雷発射管を上部に、ソナーを下部に設置する配置となりました。
これらの経緯から、本級では、これまでの涙滴型一軸推進から、葉巻型一軸推進へと、艦型が変化しました。
今一つの特徴が、ステルス性の追求でした。1980年代以降、ソナー関連技術の発展はめざましく、水中放出雑音の低減では対応しきれない状況に至っていました。一方で、艦型も大型化し、このため本級では新開発の水中吸音材が導入されました。これは発振された音に対し逆位相の音を発することでこれを打ち消すというパッシブ・ノイズキャンセラーとして機能する吸音材でした。
(Takara 1:700 世界の艦船 海上自衛隊潜水艦史「おやしお」級・「なるしお」(1998)117mm in 1:700)

(直下の写真は、「おやしお」級の最大の特徴である側面アレイ・ソナー。


(直上の写真は、側面アレイ・ソナーの導入により艦首に設置された魚雷発射管。上部2基、下部4基の配置となっており、さらにその下部にはソナーが装備されています)
AIP(非大気依存推進)潜水艦の登場
「そうりゅう級」潜水艦
(就役:2009-就役中 同型艦12隻:水中排水量:4200トン、水中20ノット、水上13ノット、魚雷発射管:艦首6門)
海上自衛隊では1950年代以降、通常動力潜水艦(非原子力潜水艦というほどの意味です)の水中活動の持続性を高める推進システムとしてAIP(非大気依存推進:Air-Independent Propulsion) の研究を進めてきました。
AIPの詳述は例によって他の優れた解説に譲りたいと考えますが、前出の「あさしお」での試験運用の実績を経て、本級の建造に至り、スターリング式AIPの実装が行われた。
同級はAIP推進の利点を導入しながらも、低出力などの課題を補うためにディーゼルエンジンと電動機の組み合わせも併載しており、11番艦以降ではAIP推進の搭載を見合わせ、リチウムイオン蓄電池技術を大幅に導入したディーゼル・エレクトロニック方式の推進機関に戻しています。
機関以外の部分は、基本的に前級「おやしお」級の発展形で、システムのアップグレード、効率化などが図られより高性能な潜水艦に仕上がっているそうです。外観的な特徴としては、X字型の艦尾舵を採用したことで、この採用により、水中での運動性を高める効果があ流と言われています。
一方で、全長11メートルに及ぶスタリング式AIPユニットを「おやしお」級よりも2メートルだけ長い艦体に搭載したため、居住スペースは大きな圧迫を受けました。
武装は「おやしお」級に準じ、艦首の6門の魚雷発射管から、魚雷と対艦ミサイル「ハープーン」を発射できます。
(PitRoad 1:700 海上自衛隊潜水艦史「そうりゅう」級(2009)120mm in 1:700 )

(「そうりゅう」級の外観的特徴の一つであるX字型艦尾舵)

「たいげい級」潜水艦
(就役:2022-就役中 同型艦8隻(2025年時点で4隻が就役):水中排水量:4500トン?、水中20ノット?、水上13ノット、魚雷発射管:艦首6門)
(残念ながら、同級の模型は未保有です)
同級は海上自衛隊の現時点での最新式の潜水艦です。
最大の特徴は前級「そうりゅう級」で導入されたAIP推進方式を見直し、従来のディーゼル・エレクトリック方式の推進方式に戻したところでしょう。
大気に依存しないAIP推進では長期間の潜航行動が可能になり、水中での作戦行動に革新を与えるとの期待があったわけですが、一方で出力が低く高速での行動には課題がありました。
海上自衛隊では並行して充電効率が良く短時間での充電が可能なリチウムイオン蓄電池を用いた従来型のディーゼル・エレクトリック推進についても研究を進めており、一定の成果が確認できたとして「そうりゅう級」の11番艦、12番艦から、AIPからリチウムイオン蓄電池式への変更を始めていました。
「たいげい級」ではリチウムイオン蓄電池式に合わせた新型のディーゼル機関の開発とそれに適合した船体設計が行われています。しかし新型の機関については蓄電池以外の技術的な課題があり、搭載は4番艦「らいげい」から、となりました。
外寸等の外観については特徴的な艦尾のX字型艦尾舵も踏襲され「そうりゅう級」と大差はありませんが、ソナーシステムへの光ファイバーの導入など、探知能力向上が図られています。
そうだ、思い出した。AIP推進といえば・・・
前出の筆者幼少期の愛読書小沢さとる先生の「サブマリン707」には、姉妹シリーズ(などという、いい加減極まりない紹介をしてもいいものでしょうか?)「青の6号」があります。
この青の6号が所属する国際海洋組織の敵役が秘密結社マックスなのですが、その主力潜水艦が「ムスカ」です。
この「ムスカ」、なんとAIP推進(ワルター機関)という設定です。
ワルター機関(ヴァルター機関)とは、高濃度の過酸化水素を電気分解した際に発生する酸素を用いて推力を得ようとする機関で、実際に第二次世界大戦中にドイツで試作艦の建造にまでこぎつけていました。その後、原子力推進の発展などでこの方式は研究がそれ以上進められることはありませんでしたが(多分?)、秘密結社マックスがこれに目をつけ実用化した、というお話の展開になっているのです。
秘密結社マックスの潜水艦「ムスカ」
実は筆者は、この「ムスカ」が、論理性はさておき、デザインとしてはこれまでに見た最も美しい潜水艦だと思っているのです。
「ムスカ」と言っても、「青の6号」が少年サンデーに連載されたのが1967年からですので、例の高名な「ムスカ大佐」の登場する映画の約20年前に筆者はこの名前に触れていたことになるのです。まあ、あまりたいした意味はありませんが。
(Takara 世界の艦船シリーズ in 1:700)

(直下の写真は、ムスカ66号。この艦は、セイル後尾に装着したコントローラーで、なんと「赤ハゲ」なる巨大な海獣(怪獣?写真右下)を操ることができるのです)

いい機会なので、主役の「青の6号」
海洋の安全を守る国際機関「青」に参加している日本の潜水艦「くろしお」が背負っている艦番号が「6」です。このコミックの主人公で、それでタイトルが「青の6号」というわけです。
元々は通常動力潜水艦だったのですが原子炉を搭載し原潜に改装、つまりここでも「どんがめ」的なやや旧式艦というような評価です。模型でわかるように、一軸推進ながらもやや古風な推進器配置になっています。性能は腕でカバー、というような設定で、大活躍します。セイル後ろに「フリッパー」という名前の潜航艇を搭載しています。旧日本海軍も甲標的ややがては回天など、潜航艇を多く運用していましたね。その名残かも?
(Takara:世界の艦船シリーズ 112mm in 1:1000)

もう一隻「青の1号」
「青」に参加しているアメリカの潜水艦「コーバック」。艦番号が「1」で「青の1号」。圧倒的な高性能艦として活躍します。が、初代は、前出の海獣「赤ハゲ」に翻弄されて、岩壁に衝突する、という最後を迎えます。でも、そこはアメリカ海軍、すぐに二代目を就役させるのですが。
(Takara:世界の艦船シリーズ 112mm in 1:1000)

「青」の本局ドームを守るガードロボットの「ノボ」
「青」の水中本局ドームは太平洋のほぼ中央の海底火山のカルデラ内に設置されています。「ノボ」はこれを守るガードロボットです。本局ドームの前に鎮座して、接近する潜水艦を誰何します。世界の潜水艦の推進器の音をデータベースに持ち、音紋から敵味方を判断し、味方であれば愛嬌のある挨拶を返し、正体不明艦に対しては、警告を発した後、必要であれば肩口部分のスロットから「スクリューパンチ」なる対潜ロケットを発射して相手を行動不能にします。
(Takara:世界の艦船シリーズ 54mm hight in 1:1000?)

・・・ということで、ここまま放っておくとどんどん「青の6号」ワールドに迷い込んでしまいそうですので、この辺りにしておきましょう。
ということで今回はこの辺で。
次回は、この流れで行くと残されている主に地方隊むけの小型護衛艦の系譜のご紹介、あるいは少し新着モデルがあるので、そちらのご紹介でも、などと考えています。一応、何度かご紹介している「偽装商船」のお話も控えでおいてありますし、まあ、その辺りは本稿の更新にさける時間次第かな、と。
もし、「こんな企画できるか?」のようなアイディアがあれば、是非、お知らせください。
模型に関するご質問等は、いつでも大歓迎です。
特に「if艦」のアイディアなど、大歓迎です。作れるかどうかは保証しませんが。併せて「if艦」については、皆さんのストーリー案などお聞かせいただくと、もしかすると関連する艦船模型なども交えてご紹介できるかも。
もちろん本稿でとりあげた艦船模型以外のことでも、大歓迎です。
お気軽にお問い合わせ、修正情報、追加情報などお知らせください。
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