相州の、1:1250スケール艦船模型ブログ 主力艦の変遷を追って

1:1250スケールの艦船模型コレクションをご紹介。実在艦から未成艦、架空艦まで、系統的な紹介を目指します。

(補遺9)引き続き、後続艦到着 ドイツ海軍の仮装巡洋艦など

年が明けて、続々と後続感が到着し始めた。

 

本編の方が少し滞っているので、本編に近いところから、ご紹介する。

第一次大戦ドイツ帝国海軍の通商破壊艦

第一次大戦ドイツ帝国海軍は、英国相手の通商破壊戦に、多くの仮装巡洋艦を投入した。仮装巡洋艦武装を隠蔽し、中立国の商船などに偽装して、敵国の商船に接近して、不意をついて拿捕、撃沈などするために、未だ、レーダー等の電探技術がなく、通信技術、航空機が未発達のこの時期、一定の効果があった。

第一次大戦が、それまでの正面装備同士の対決で勝敗を決する戦争と異なり、総力戦の様相を呈した段階で、Uボートによる航路封鎖と共に、投入された兵力に比べ、非常に大きな効果をあげた。

 

ゼーアドラー (帆船) - Wikipedia

SMS Seeadler (1888) - Wikipedia

(1,571t, 64mm in 1:1250)

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ゼーアドラーUボートによって拿捕されたアメリカ船籍の三本マストのスクーナーを改造した船である。10.5センチ速射砲2門等を偽装して搭載し、ディーゼルを補助機関として搭載していた。

当時、商船の乗組員には帆船時代に対するノスタルジーが色濃く残っており、帆船の外観だけで、相手の興味を引くことが出来、比較的容易に標的に接近できたとされている。約7カ月あまりの戦闘航海で、15隻を拿捕(うち撃沈14隻、37,254t)という戦績を残した。

 

ゼーアドラー以外にも、ドイツ帝国海軍は多くの偽装商船を通商破壊艦として運用した。

メーヴェ (仮装巡洋艦) - Wikipedia

SMS Möwe (1914) - Wikipedia

(4,788t, 13.4knot, 105mm in 1:1250)

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15センチ速射砲4門、10センチ砲1門、魚雷発射管2基登載。2回の戦闘航海で、40隻約20万トンの連合国側商船を拿捕、あるいは撃沈する戦果を挙げた。

 

ヴォルフ (仮装巡洋艦・2代) - Wikipedia

SMS Wolf (1913) - Wikipedia

(5.809t, 13.5knot, 99mm in 1:1250)

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15センチ速射砲6門、魚雷発射管4、水上機1機登載。35隻約10万トンの戦果を挙げた。

  

ロシア戦艦 ポチョムキン、マリーヤ到着 

ポチョムキン=タヴリーチェスキー公 (戦艦) - Wikipedia

Russian battleship Potemkin - Wikipedia

(1903-, 12480t, 16knot, 12in *2*2, 91mm in 1:1250)

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黒海艦隊の主力艦として建造された。ロシア革命の先駆的な反乱を起こした感として非常に有名である。

 

インペラトリッツァ・マリーヤ級戦艦 - Wikipedia

Imperatritsa Mariya-class battleship - Wikipedia

(1915-, 22,600t, 21knot, 12in *3*4, 3 ships, 135mm in 1:1250) 

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ロシア海軍黒海向けに建造した弩級戦艦。前述のガングート級の改良型である。改良点としては、速力をやや抑え、防御力を高めている。

 

フランス 装甲巡洋艦 ポテュオ到着

ポテュオ (装甲巡洋艦) - Wikipedia

French cruiser Pothuau - Wikipedia

(1897, 5,374t, 19knot, 7.6in*2, 93mm in 1:1250)

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フランス海軍の3クラス目の装甲巡洋艦である。フランス艦の象徴ともいうべきタンブルホーム船体を採用した最後の装甲巡洋艦である。 

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上の写真は装甲巡洋艦の嚆矢と言われるデュピュイ・ド・ロームとの並列である。この間に、アミラル・シャルネ級があるが、この優美なタンブルホームが、以降、姿を消すのは、実に残念である。

 

そして、いよいよ、シャルル・マルテル準級の製作開始

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以前、本稿号外 Vol.1カタログのフランス海軍の前弩級戦艦の項でご紹介したシャルル・マルテル準級5隻のうち、4隻が到着した。

左から、シャルル・マルテル、ジョーレギベリ、マッセナ、ブーヴェの順である。排水量(11,500t ±)、搭載砲(30.5cm * 2+27cm *2)、速力(17.5 knot ±)などのスペックを与え、一種の競争試作のような様相で建造されたグループである。もう1隻、カーノウを加え5隻で準級を構成している。(タンブルホーム全盛、という感じです。なんか嬉しい)


全てWTJ(War Time Journal) の3Dプリンティングによるモデルである。グレーの樹脂製の船体で、ディテイルもしっかり作られている、上の写真はバリなどをざっと取った段階。(湯口が残ってますね)


これにマスト等を加え、グレーのサーフェサーを塗布した状態が下の写真。

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 シャルル・マルテル(左上)、ジョーレギベリ(右上)、マッセナ(左下)、ブーヴェ(右下)

あとは、もう少しマストの上部に手を入れたりして、さて、どんな塗装で仕上げようか?

 

さらに・・・

さらに、同じくWTJから、前弩級戦艦シュフラン、装甲巡洋艦アミラル・オーブ級、装甲巡洋艦デュプレクス級が到着した。

上記のシャルル・マルテル準級と同様、グレーの樹脂製でディテイルまでしっかり作られている。(ああ、装甲巡洋艦、もうタンブルホームではない。なんか残念!)

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戦艦シュフラン(上段)、アミラル・オーブ級(左下)、デュプレクス級(右下)

下の写真は、マストなどを足し、グレーのサーフェサーを塗布した状態。

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戦艦シュフラン(上段)、アミラル・オーブ級(左下)、デュプレクス級(右下)

さて、タンブルホームへの思いを横に置き、気を取り直して、こちらももう少し手を入れて、少し明るめに仕上げていこう。

 

おそらく次回は、上記のフランス艦特集になるのでは?

ああ、本編の「ユトランド沖海戦」が遠い!

 

 

これまで本稿に登場した各艦の情報を下記に国別にまとめました。

fw688i.hatenadiary.jp

内容は当ブログの内容と同様ですが、詳しい情報をご覧になりたい時などに、辞書がわりに使っていただければ幸いです。